2009年 2月 1日 大峰山系 ワサビ谷 アイスクライミング 参加者5名 ★写真を見る
大台ケ原ハイウェイ道路手前の国道169号線沿い、伯母谷(オバダニ)に午前9:00に待ち合わせる。
大阪から約2時間で着く。厳冬期にもかかわらず、2~3日前の大雨で伯母谷入り口付近は雪の
ひとかけらも無い。
4年前に来たときは道路一面が真っ白に雪が着いていて大変に寒かったのに今回は少し暖かい。
8:40ごろ偶然にも、昨年サフラン会を退会されたN氏が一人車でやってこられ、驚いて挨拶をかわ
すと、氷具合を下見に来たとのこと。暖かいコーヒーをご馳走して一人先に出かけられる。我々は
身支度をして、9:00出発。ここは標高600mくらいの地点。伯母川上流がワサビ谷で地獄谷と
覗谷に分かれているが我々は地獄谷に入り、右岸沢沿いの林道から尾根に登り、中腹のそま道
のような林の中を抜け板梯子を三度ほど渡り、柵のあるワサビ田の中を通るとようやく、雪景色に
なってきた。9:40ほどなく進むと氷の塊がゴロゴロと落ちていて、左手の急勾配の木立斜面100
m先にアイスゲレンデの氷瀑が見えた。しかし、昨夜からの雨のせいか氷柱が折れたようだ。
小さなツララはいく筋も張っていたが地肌が丸見えで、とてもアイスクライミングができそうな状態
でない。4年前はあたり一面が深雪でバッチリと氷柱が張っていて地肌は全く見えず大勢のアイス
クライマーで賑わっていたのに、今回は全く様子が違う。

仕方なく、もっと、上流のシェークスピア演舞場を目指す。だれが名づけたか ここにはブライダル
ベールとかいろんな名前がつけられている。赤テープを頼りに進み、沢に降り、川を渡ると細い古
いフィックスロープが張られてある。
10:15偽の右俣を越すとまた、沢を左岸から右岸へ渡り急勾配の斜面を登ると2本のフィックス
ロープが張られてありここでアイゼンと登攀具を装着する。先行は2パーティーが入っているようだ。
二俣に出ると右の水量の少ないほうが右俣で左の本流は小滝になっている。急な沢を詰めて行く
と滝があるので左へ逃げて高巻きをする。尾根をまたぎ左俣の谷に入る手前で右俣方向へ進み
大岩の下を潜って右俣の右岸沿いの尾根筋を詰めて行くと前方に大きなシェークスピア氷柱群
が現れる。11:50圧巻である。左からハムレットⅤマイナス 35m 中央リア王Ⅴ+40m 右端
マクベスⅣ+35mがあるが真ん中と右端は氷が解けていてとても登れる状態ではない。
最上段から水滴がピチャピチャと落ちてくる。本来なら中央リア王は裏側に岩の無い氷柱だけが
一直線にバーチカルに伸びているはずだが上部と基部だけが残り後は解けている。
全幅30mくらいあるだろうか?しばし見とれていた。先行パーティーのリーダーが丁度ハムレット
に取り付いていたところだ。ダブルアックスを一発で決め アイスアイゼンも滑り落ちることなくすべ
て一発で決めて行きバーチカルの氷壁に順番に3本のアイススクリューをねじ込んでいきランニ
ングビレーをとる。中段15Mくらいをそつなく登攀する。その上のバーチカルの氷壁は氷の状態
が悪いらしくそれ以上に進まず中段にてアンカーをとる。ダブルアックスをフィフィ代わりに利用
してハーネスに体重をかける。かなり慣れている様子だ。我々はここしかアイスクライミングでき
る場所が見当たらないのでハムレットの左側の裏側の壁に練習用の氷柱がないか探したが結局、
良い氷柱が見当たらずもとのシェークスピアにもどると先ほどのパーティーが「わしら今から昼飯
を食うからその間にワシらのザイルを使って登ってもええで」と言ってくれたので早速、よかさん
にお願いをして登っていただき、右隣にサフラン会のザイルを張らせていただく。よかさんもさす
が一発でダブルアックスを決め、アイスアイゼンをぶち込み 登攀に卒が無い。中段のアンカー
もしっかりと3本のアイススクリューで固定し3点に平均に加重がかかるようにセットしていただく。
登攀の基礎をしっかりとした「ええ仕事をしてくださった。」我々も昼食を食べ、一人ずつバーチ
カルのアイスクライミングを楽しませていただく。基部2~3Mは45度くらいの傾斜で問題ないが
その上は真っ直ぐに90度の氷柱10Mが待ち受けている。よかさんのようになかなかうまく、一発
でバイルが決まらず、氷から剥がれてしまう。アイゼンもアイス用でないために前爪が内側に曲
がっているため中々決まらずそのうちにバテテきてフォールしてしまう。とてもじゃないがトップで
の登攀は生涯無理のようである。チー姉さんも根性で最後まで登りきる。隣のパーティーの女性
は途中、ギブアップした。さすがサフラン会のお局様は筋金入りである。全員が一本ずつ登り
最後によかさんが回収に上がる。隣のリーダーが我々のザイルを左端の立ち木にフィックスして
くれていたのでよかさんは懸垂下降で降りてくる。色々と御世話をしてくださった隣のリーダーに
ブレンドコーヒーをご馳走してあげた。時計を見ると早、15:50 急いで帰らねばまた、ヘッドラン
山行になる。登りは約3時間かかった。下りはもっと早いだろうが雪の沢すじのため慎重に下山
しなくてはまた、骨折しては大変だ。無理をせず、慎重に元来たルートに足を運ぶ。17:50駐車
場着。ヘッドランギリギリセーフだ。最後のコーヒーを飲み18:30ここで解散とする。大阪20;30着。
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