新古今和歌集 恋歌より
- 風ふけばむろの屋島の夕煙心の空に立ちにけるかな
- 来ぬ人を秋の景色やふけぬらむ恨みに弱る松虫の声
- 我が恋はまきのしたばにもるしぐれぬるとも袖の色に出でめや
- たのめおきしあさぢが露に秋かけて木の葉降りしく宿の通い路
- 野辺のつゆ浦和の波をかこちても行方も知らぬ袖の月影
以上 五首 平林美貴かく (2015福山市美展 奨励賞)
「山水も夕暮ふかし秋の声」
室町時代の連歌師、宗祇の句を
平林美貴かく
かな書展2015(ふくやま美術館にて) 平林美貴
かな書展2015(ふくやま美術館にて) 平林美貴
最終更新:2022年11月19日 09:48