神戸市立友が丘中学校

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神戸市須磨区友が丘にある公立中学校。元少年Aが通った。

事件発生直後の対応

元少年Aが在学していた当時の校長は岩田信義、教頭は冨士越登。校舎の開門などを行う管理員が5月27日6時42分に土師淳くんの頭部を発見し110番通報。冨士越教頭はその直後に管理員から連絡を受け学校に向かった。管理員は110番通報する際に「作り物には見えません」と言ったという。市教委の山口芳弘課長は岩田校長の電話を受け「人形じゃないのか」と二度聞きした。現場検証は午後9時まで続き、冨士越教頭と管理員はそのまま学校に泊まった。

元少年A逮捕後の対応

警察から元少年A逮捕の報を受け、冨士越教頭が岩田校長に電話した。岩田校長は「あんたは家にいてくれ。」と指示したが、1時間後には冨士越教頭とともに他の中学校の校長らと合流した。岩田校長は「警察が(少年のことを)匿名で発表している以上、うちの学校の生徒と説明するわけにはいかない」と言い、その言葉を市教委も同意した。しかし独自取材で容疑者が同校の生徒と知った報道陣がつめかけた。市教委の職員やPTAの役員も集まったが、岩田校長は姿を見せず、校舎は閉まったままだった。29日夕方、岩田校長が記者会見に応じた。記者会見では犯行声明の「義務教育への復讐」という文言や事件の兆候についての質問が行われたが、岩田校長は「具体的には答えられない」「知らない」などの言葉を繰り返したという。

元少年Aへの「体罰」報道

同級生殴打事件ののち、母親は学校に対して「しばらく休ませます」と言った。登校せずに公園で煙草をくわえながらぼんやりとしていた元少年Aに友人たちが声をかけると「教師に殴られた」と説明した。朝日新聞がこの疑惑を報じたのち、生徒や父母から実態解明を求める声が相次いだ。岩田校長は「体罰はなかった」と会見で否定したが、市教委の調査で少年以外に対する体罰が発覚すると「『ない』と言ったのは少年への体罰のことだった」と釈明。父母の学校への不信感は高まったという。

国会で批判される

参院文教委員会では、「学校の対応が閉鎖的だ」という指摘が相次いだ。文部省(当時)の辻村哲夫局長は「文部省に届く情報の基本は、学校からの情報」「学校には、問題行動を公表すると評価にかかわるので、躊躇する面があると率直に思う」と答弁。文部省は本省に警察庁の出向者を迎える交流人事を行った。

出典

『暗い森』(朝日新聞社 1998年)
最終更新:2019年03月15日 20:34