3-XXX氏 無題(18禁)

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「なんでこんなに温かいの? それに……」 「そ、それ以上、言わないで下さい……」 「恥ずかしい、和?」 「………はい…」 頷いた私の耳朶を軽く噛んでから、宮永さんが息を吹きかけるように呟きました。 「ふふ、恥ずかしいから、やってるんだよ?」 (……そんな……) そして彼女は、私の両足に差し込んでいる膝を動かして、“温かい”その場所に微妙な刺激を送り始めました。 思わず小さく震えてしまった私を、宮永さんが楽しそうに見詰めます。 「感じてるんだね?」 (……違います……) 必死に首を振るのを見届けてから、彼女は私を背後の木に刺し留めていた膝を離しました。 拘束をしていたものが無くなり、やっと自由になった。そう思ったのも束の間、私は自分の体が尚も捕われたままでいることに気付かされました。途切れてしまった妖しい快感が、恋しくなってしまったからです。 そんな私の心を見透かしたように、宮永さんは再び耳朶を噛みました。 「どうしたの、和?」 (……知ってるのに、酷いです。宮永さん……) “温かい”その場所が寂しくなって、自分から“膝”を迎えに行こうとしましたが、しかし宮永さんによって私の体は抱き止められました。 「感じてないんでしょ?」 (……知っててそんなことを言うなんて酷いです。宮永さん……) 私が首を振ると、彼女は脇の下に手を差し込んで、腰を下ろせないようにしつつ、 「和は強情だね。可愛いよ?」 火照りの中心からは隔たった太ももを、足でさすり始めました。スラックスの布地に肌が粟立って、益々“温かい場所”が寂しくなって、ついに私は取り繕うことが出来なくなってしまいました。 「……み、宮永さん」 「何?」 「その、いじるのを止めないで下さい……」 私の言葉を聞いて、宮永さんが微笑みました。 「そんなにすぐ素直になったら、つまらないよ?」 (そ、そんな………) 彼女は私の腰を抱いて動けないように固定したまま、“温かい”場所に“ただ”膝をあてがいました。 寂しさを慰めてくれないばかりか、それを掻き立てるような仕打ちに 「もう許して下さい」 そう言おうとした私の口を、宮永さんの唇が塞ぎました。 そして僅かに開いていた隙間から舌を差し込んで、口蓋を蹂躙し始めました。 思わず逃げようとした私の頭を押して背後の木に押し付けると、彼女はあの魅惑的な微笑を浮かべたまま、暫くその行為に熱中しました。 息をつくことも出来ず、ただ絡め取られるままに遊ばれて、もはや私が動けなくなってからようやく唇を離すと、彼女は唇と唇の間で糸を引いていた唾を舐め取り、囁きました。 「まだこっちが残っていたね」 (………こっちって?) 意識の焦点が合わなくなっていた私ですが、体を貫いた強い刺激によって、すぐに“こっち”の場所を思い知らされました。 宮永さんが私の胸の頂を指で強く押したのです。 「和は大きいよね。優希ちゃんがわがままおっぱいって言うのも当然かな」 そんなことを言いながら、円を描くように撫でさすりながら、頂に向ってどんどんその輪を小さくしていきます。 (……誰が……わがまま…おっぱい……です……) 「か!!?」 十二分に刺激で囲い込まれた上で、その頂を摘まれた私は、大きな声を出してしまいました。 「みんなに聞こえちゃうよ、和?」 それを見た宮永さんがからかうように声を掛けましたが、私は言葉を返すことが出来ませんでした。 彼女の遥か後ろに、揺らめくキャンプファイヤーの炎が見えて、何だか日常が遠くに行ってしまったように感じられます。 その後も、優しい手付きで執拗に胸の上に円を描いては、集まった刺激を刈り取るように摘み上げ、私が仰け反るのを見逃さず、露になった首筋に歯を立てる宮永さん。 私の腰はもう意識することなく彼女目掛けて“温かい”場所をこすりつけようとしますが、固く抱え込んでその動きを許してくれません。 興奮からか、宮永さんの呼吸は浅く早いものになり、それにつれて手付きも荒々しくなっていきます。 最初は羞恥によって、そして彼女に「みんな」を意識させられてからは恐れによって声をかみ殺していた私ですが、もう押さえ込むことが出来ない程“温かい”場所が切なくなって来ました。 「宮永さん!」 とうとう黙っていられなくなり、その手付きによって引きずり出されるまま声を上げた私に、彼女が痛いくらいに体を寄せて来ました。 渇きを癒そうと動く腰を、爪が食い込むほど強い力で抑え込み、メイド服をたくし上げて露になった右胸の頂を舌先で転がしては、疼きを形作るかのように左胸を捏ね上げて……… 「酷いです! もう許して下さい!」 思わずそう叫んだ時、寂しさを慰めて貰おうと外へ外へと動いていた“温かい”場所の内側から、何かがやって来る気配を感じました。 「何かが、出てしまいそう! 恐い、宮永さん!!」 救いを求めるように見詰めた時、初めて彼女はそのほっそりとした指を私の“温かい”場所に突き入れました。 あれ程寂しさだけを刻み付けてきたというのに、宮永さんは私が大きな気配を感じて腰を引こうとすると、今度は自分の方へと引き寄せて指を突き入れ、そして“何か”を引きずり出そうとするように“温かい”場所をこすり始めました。 「ど、どうしてそんなことをするのですか!?」 尋ねた私に向って、宮永さんが言いました。 「和の気持ちいい顔が見たいからだよ」 (嫌、宮永さん) 逃れようとした拍子に体勢が崩れて、草の上に横倒しになった私達。 でも、彼女の指は刺さったままになっていて、私は相変わらず引きずり出される恐怖に捕われたまま。 瞬間的に身を翻そうとしましたが、覆いかぶさって来た宮永さんに唇を奪われて、胸の頂をきつく摘み上げられて、 「聴牌ったみたいだね、和」 そんな言葉と共に刺さっていた指を一際激しく動かされて……。 (もう、駄目です。何も考えられません。 気持ち良くて……。 嫌!恐い!!本当に何か出てしまいそう!!! でも、熱くて……駄目!!!!) 「宮永さん!!」 その言葉を聞いて抱きしめてくれた彼女の手の中で、私は空中に投げ出されたような、滞っていた鬱血が破裂したような、形容し難い感覚に包まれました。 「大丈夫、原村さん?」 私の手の中で震える原村さんに声を掛けると、彼女は目尻に涙を溜めながら、私を見詰めた。 「止めて下さいと何度も言ったのに、酷いですよ、宮永さん」 「ご、ごめんね。可愛かったから、つい」 「私も、宮永さんの気持ちいい顔を見たいです。 独り占めなんて、させません」 静かな中に強い意志を感じさせる口調でそう言った原村さんの顔は、彼女が麻雀で一番力を発揮する時のように赤く火照っていて、 「今日は寝かせて貰えないかも……」 そんなことを思った。

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