4-652氏 ONE DAY⑪

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某日。

チャーラー チャチャチャチャチャーラー チャーラーラー♪

「ん…もう朝ですか…」

和はいつものアラームで目を覚ます。
横を見るとまだ寝ている咲の姿があり、起こさないようにそっと布団から出る。
そして顔を洗い、身支度をして、4人分の朝食をつくる。
櫻が泊まっていたためだ。
目玉焼き、サラダ、トースト、コーンスープと粗方準備が整うと、咲が起きてくる。

「和ちゃんおはよー」

目をこすりまだ眠そうな様子に和はふわりと微笑む。

「朝ご飯、出来ましたよ。」

「いつもありがとう…運ぶの手伝うよ!」

4人分を運び終えると、櫻が起きてきた。

「おはようございます」

「おはよう!椿はまだ寝てた?」

「はい、ぐっすりです。」

「じゃあ櫻さん、起こしてきてくれませんか?」

「は、はい!」

櫻は緊張しながらも走って寝室へ向かった。
和のささやかなプレゼントである。
その間和と咲はココアとコーヒーを入れ、二人を待つ。

真っ赤な櫻と眠そうな椿がやってきた。
また元気な声が響く。

「「「「いただきます!」」」」



食器を洗い終えると、咲と和は慌ただしく大学への準備をする。

「よし。じゃ、いってきまー…」

「咲さん!襟が変ですよ…」

「あ。ありがとう、和ちゃん!」

「はい、これで完璧です。」

「和ちゃん…」

「咲さん…」

二人の顔がゆっくりと近づいていく。
しかしあるところで和の顔が止まった。
咲はあれ?と、目を開けると、柱の陰から小さい影が。

「つつつ椿!」

「きゃー!見つかった!」

「……」ドキドキ

面白がる椿と煙でも出しそうな櫻に和はがっくりとした。

すると咲は三人に笑いかけた。



「いいんだよ、夫婦なんだから!」





和に口付けた。

きゃー!とはしゃぐ椿と、えへへと照れる咲。しかしそれとは対照的にぼーっとする和と櫻は、全く同じ顔をしていた。

「「(似てる…)」」

「ほら、和ちゃん行こっ!」

「は、はい!
では椿、櫻さん。お腹が空いたら冷蔵庫にプリンがあるので、食べてもいいですよ。お昼はサンドイッチです。」

「やったあ!いってらっしゃーい!」

「いって…らっひゃ…」

まだ櫻はぼーっとしていたが咲と和は玄関を出た。

「(夫婦…咲さんと夫婦…)」

和も上の空だった。




ONE DAY⑪完
最終更新:2010年04月25日 23:26
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