「・・・あの、咲さん」
「うん」
「読書もいいんですが・・・ほら、今日は天気もいいですし」
「うん」
「(何より私がつまらないし・・・せっかく2人きりなのに)
どこか散歩にでも行きませんか?買い物とか」
「うん」
「あ・・・! じゃ、じゃあどこがいいですか?」
「うん」
「え?・・・咲さん?」
「うん」
「・・・。今日は何曜日ですか?」
「うん」
「・・・・・もう・・・」
「・・・♪」
「(・・・。ちょっと、試してみましょうか・・・)」
≪ピロン≫←ケータイ録音スタート!
「・・・う・・・あ、あの、咲さんっ」
「うん?」
「わ、私のことっ、す、すす好きですか?」
「・・・・・」
「あら・・・?(もう1回・・・!)
私のこと、・・・好きですか?」
「・・・す、好きだよ?」
「え・・・ええぇっ!?」≪ピロン≫←衝撃により録音終了!
「さっ咲さん!?どうして・・・!」
「どうしてって・・・き、聞かれたから・・・
っていうか和ちゃん、もしかして今の録音してたの?」
「~~~!!
さっ・・・咲さんが悪いんですよ!本なんかに夢中になってしまうんですからーー!」
「えっ、和ちゃん?どこ行くの!?ちょ、ちょっと待ってってば~!
(私いったい何しちゃったんだろう!?)」
――和の敗因・・・録音開始直後の緊張による声の勢い。
最終更新:2010年04月23日 17:41