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5-580 【咲、読書に夢中】

「・・・あの、咲さん」
「うん」

「読書もいいんですが・・・ほら、今日は天気もいいですし」
「うん」

「(何より私がつまらないし・・・せっかく2人きりなのに)
 どこか散歩にでも行きませんか?買い物とか」
「うん」

「あ・・・! じゃ、じゃあどこがいいですか?」
「うん」

「え?・・・咲さん?」
「うん」

「・・・。今日は何曜日ですか?」
「うん」

「・・・・・もう・・・」
「・・・♪」

「(・・・。ちょっと、試してみましょうか・・・)」


≪ピロン≫←ケータイ録音スタート!


「・・・う・・・あ、あの、咲さんっ」
「うん?」

「わ、私のことっ、す、すす好きですか?」
「・・・・・」

「あら・・・?(もう1回・・・!)
 私のこと、・・・好きですか?」
「・・・す、好きだよ?」


「え・・・ええぇっ!?」≪ピロン≫←衝撃により録音終了!


「さっ咲さん!?どうして・・・!」
「どうしてって・・・き、聞かれたから・・・
 っていうか和ちゃん、もしかして今の録音してたの?」

「~~~!!
 さっ・・・咲さんが悪いんですよ!本なんかに夢中になってしまうんですからーー!」
「えっ、和ちゃん?どこ行くの!?ちょ、ちょっと待ってってば~!
(私いったい何しちゃったんだろう!?)」


――和の敗因・・・録音開始直後の緊張による声の勢い。
最終更新:2010年04月23日 17:41
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