咲×京太郎 咲×京太郎 小ネタ ID:vDI7N54o
第4局>>14


   「あ、あっ、もう――」 

   京太郎が切羽つまった状況を伝えると、咲は手の動きをとめ、きょとんと首をかしげた。 

   「どうしたの、京ちゃん?」 
   「あの、もう、出るから……」 
   「あ、精液が出そうなんだね」 

   にぱっと笑みをこぼし、咲は手筒の上下運動を再開させた。 

   「いいよ、出して」 

   射精間近と知って、咲の手コキがリズミカルになる。 
   もはや我慢も限界。 
   下半身が気怠く痺れ、京太郎の腰が自然にうねりはじめた。 

   「あ、いく」 

   一瞬目の前が真っ白になり、腰椎が蕩ける。 
   そして尿道を熱い滾りが貫いた。 

   びゅくんッ!! 

   しゃくりあげたペニスから、濃厚な白濁液が糸を引いてほとばしる。 

   「わッ!」 

   驚いて悲鳴をあげた咲が、パッと手を離した。 

   「あ、そんな――」 

   これからというところなのに、このままでは快感が立ち消えになる。 
   せっかくのオルガスムスを無駄にしてなるものか。 
   もっともっとと脈打つ肉根を、京太郎は自ら握り、猛然としごいた。 
   快美が背骨を走り、呼吸がとまる。 

   とぴュッ、びゅるッ、だくンッ――。 

   青臭く粘っこいものは、これまで経験がないほど多量に噴出した。 
   ほとんどはすぐ前にいる咲にかかり、全開になった胸もとをヌメヌメと彩る。 

   「あ、すごい」 

   射精の様子を、咲は驚嘆の面持ちで観察した。 

   「はぁ、はぁ……」 

   息が荒ぶる。 
   疲労を伴った快感の名残にひたり、京太郎は肩を大きく上下させた。 

   「へえ、これが精液なんだ。すごく飛ぶんだね」 

   特に嫌悪は感じていないらしく、咲は自身の肌を汚したものを指ですくい、しげしげと観察した。
最終更新:2012年01月09日 02:24