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706 名前:名無しさん@秘密の花園[sage] 投稿日:2010/04/07(水) 02:03:09 ID:hVQYHLnN [1/4]
初SSで初投下。某スレで四校合同花見ってあったので、書いてみたっすよ。
時期的には、卒業式から入学式までの間。普通なら桜はまだだと思われるが咲かせた。
オールキャラ、ドタバタ、ニヤニヤ、百合エンドが目標。
取りあえず、前振りで2レスお借りするっす。


707 名前:春のモンブチ杯(カップ)[sage] 投稿日:2010/04/07(水) 02:04:39 ID:hVQYHLnN

―今年は例年にない暖かさで、県内でも三月下旬に桜が見ごろになるところが―
TVの中で地方局のアナウンサーが、地元の開花予想を読み上げているところへ
衣が跳ねるように入ってきた。

「とーかー。今年のお花見には、友達を招きたいのだー。」

場所は龍門渕邸の一室。そこでは龍門渕高校麻雀部の4人が揃ってTVを見ていた。
思いがけない衣の提案にフリーズしかけた4人だが、そこは従妹の透華がフォローを怠らない。

「ま、まぁ、衣。それは素敵な提案ですわ。で、どなたを招待するつもりですの?」
「うん。ハラムラノノカを招きたい。」衣がにっこりとほほ笑みながら応えると、
「は、は、原村和ですって~~~?!」勢いよく透華のアホ毛が回り始めた。

「後、清澄のリンシャン使いも招いて共に花見に興じたいのだ。」
衣は透華の反応に気づかず話を続ける。
「…(原村和、原村和、原村和…)…」衣の声が耳に入らない様子の透華に、
「と、透華?どうしたの?」恐る恐る一が声をかける。

透華が応える前に
「あー、だったらついでにタコスも呼ばねーか?」
「…ワカメも…」
「あ、僕もあの面白い人(って、三年生は卒業しちゃってるから無理かな…)。」
皆が思い思いに口を開く中、何かを思いついた透華が声を張り上げた。

「…そうですわっ!! どうせなら花見の席で、野立てならぬ、野打ちをいたしましょう!!」

「はぁ?? 野点って? つか、野打ちぃ??」間抜けな声をあげる純に続けて、
「…の‐だて【野▽点】野外で、茶をたてること。また、野外で催す茶会。…
…つまり透華は、野打ちとは野外で、麻雀を打つこと。と言いたいのかと…」
冷静に分析する智紀。

「お花見をしながら、ノノカやリンシャン使いと遊べるのか!!すごい、すごい!!」
大はしゃぎする衣。


「そして今度こそ、私と原村和、真のアイドル対決に勝負をつけてみせますわー!」

「なぁ、そっちの勝負はついているとして、うちと清澄だけじゃその野打ちってヤツを
やるにはメンツが足りなくねーか」テンションの上がる透華に突っ込む純。
「…合わせて10人…2人足りない…」
※どうやら京太郎は頭数に入っていないようだ。
「…風越と鶴賀…」智紀がぼそぼそと続けた。

その時、智紀と純の脳裏にはこんな映像が再生されていた。
智紀―合宿でかまされた鶴賀のド素人の緑一色
純―県大会での風越キャプテンの勝ち誇った(様に見えた)ほほ笑み

「そうだよ、透華。人数多い方が楽しそうだし、皆呼ぼうよ。」場の空気を読む一。
「わ、私は…い、いえ。衣は原村和さえいれば…」ちらりと衣に視線を向ける透華。
「ころもも再度、見(まみ)えようと約束したみなと遊びたい…。ダメか、とーか…」

「うう…(私は原村和さえいれば…原村和、原村和…)…」涙目の衣に逡巡する透華。
「ねぇ、透華。ここは透華の心の広さと言うか、懐の深さというか、
龍門渕透華に不可能はないってところを皆にみせつけ…」
我ながら大げさだなと、思いつつ話かける一を遮るように

「おーほっほっほっ!! そんなことは決まり切っていることですわー!!」
「ハギヨシッ」透華が指を鳴らすと、一迅の風のように執事のハギヨシが現れる。
「お呼びですか、透華お嬢様」
「うわっ」その横で純が驚くのはお約束。

「清澄、風越、鶴賀に即刻、招待状を。でも、県大会出場者を強制参加させるには…」
「透華お嬢様、僭越ながら…ひそひそ…」ハギヨシが透華に耳打ちをする。

「…くっ、なるほど、さすがの私もそれはとても魅力的に感じますわ。」
「ありがとうございます。透華お嬢様。」
「では、その旨を記載して招待状を用意なさい。 後は頼みましたよ。」
「はっ、かしこかしこまりましたかしこー」 風とともに去るハギヨシ。

「おーほっほっほっ!! 春のモンブチ杯開催ですわー!!」透華が高らかに宣言し、
「春のモンブチ杯ぅ???」四人が声を合わせて聞き返した。

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最終更新:2010年05月26日 03:57