安彦良和

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<p><br> <br></p> <h3><font color="#000000" size="6">安彦 良和 【やすひこ よしかず】</font></h3> <br> <br> <p><font size="2"><font color= "#000000">アニメーター、キャラクターデザイナー、演出家、漫画家。神戸芸術工科大学メディア表現学科教授としての肩書きも持つ。<br> <br> 弘前大学人文学部西洋史学科に入学するが、学生運動を積極的に行い除籍される。虫プロに入社した後創映社(後のサンライズ)へ移籍、ロボットアニメのキャラクターデザインや作画を行う。<br> <br> 富野監督のデビュー作『勇者ライディーン』のキャラクターデザインで注目され、再び富野監督と組んだ『機動戦士ガンダム』で人気を不動のものとする。<br> アニメージュ年間グランプリにアニメーター部門が存在した1979年~1983年の間、安彦は常にぶっちぎりの1位であった。<br> アニメ界でも有数の魅力を持つキャラクターデザイン、並外れた流麗な線による感情表現豊かで的確な作画力に特徴がある。演出志向も強く、『宇宙戦艦ヤマト』シリーズで絵コンテを担当、自らの原作による『巨神ゴーグ』『アリオン』『ヴィナス戦記』などで監督を務める。だが『さらば宇宙戦艦ヤマト』で担当したコンテが勝手にバラバラに改変され(湖川友謙談)るなどコンテ、演出の力量の評価は必ずしも高くない。<br> <br> 特に宮崎駿監督の『ナウシカ』『ラピュタ』を観て太刀打ちできないと悟り、監督としての作品作りに限界を感じたためか、『ヴィナス戦記』以降はアニメ制作の現場を離れ、漫画家の仕事に専念している。<br> <br> 1stガンダムでは当時まだ珍しかったレイアウトシステムを部分的に採用し、安彦自ら第一原画に近いものを描いていた。また、単にキャラクター修正するだけの立場ではないとの考えから「アニメーションディレクター」の肩書きで制作に当たった。 ガンダム制作中に病気で倒れ、過労死の多い業界にあってこの時は「やってしまった、死んだ」と思ったそうである。病床でもガンダムの放送を見ながら「修正したい、制作に加わりたい」との情熱は絶えなかった。だが「妻も子もいる身ではこれ以上無理できないから現場に戻るのは難しい」との気持ちも漏らす。ガンダム映画化の際には「自分に再びチャンスを与えるため映画化された」と考え、再編集の部分的新作画ではあったが渾身の作画を見せた。<br> <br> 現在は漫画『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』を連載中。<br> <br> <br> <br> <font color="#CC3333"><b>■さすらいの太陽 作画設定</b></font><br> <br> <br> <font color="#CC3333"><b>■科学忍者隊ガッチャマン(1972-1974) 原画</b></font><br> <br> <br> <font color="#CC3333"><b>■哀しみのベラドンナ(1973) 動画</b></font><br> <br> <br> <font color="#CC3333"><b>■ワンサくん 原画 11話</b></font><br> <br> <br> <font color="#CC3333"><b>■ゼロテスター 作監 54話 56話 61話 65話</b></font><br> <br> <br> <font color= "#CC3333"><b>■宇宙戦艦ヤマト 絵コンテ 8話 9話 11話 12話 14話 16話 18話 20話 21話 23話 24話 25話</b></font><br> <br> <br> <font color="#CC3333"><b>■さらば宇宙戦艦ヤマト 絵コンテ</b></font><br> <br> <br> <font color="#CC3333"><b>■宇宙戦艦ヤマト 新たなる旅立ち 絵コンテ</b></font><br> <br> <br> <font color= "#CC3333"><b>■勇者ライディーン キャラクターデザイン 作監 1~15話 42話 44話 49話</b></font><br> <br> <br> <font color="#CC3333"><b>■わんぱく大昔クムクム キャラクターデザイン 脚本 作監</b></font><br> <br> <br> <font color="#CC3333"><b>■超電磁ロボ コンバトラーV キャラクターデザイン 作監 9話 16話</b></font><br> <br> <br> <font color="#CC3333"><b>■無敵超人ザンボット3 キャラクターデザイン</b></font><br> <br> <br> <font color= "#CC3333"><b>■機動戦士ガンダム キャラクターデザイン 作監 1話 2話 3話 6話 7話 9話 10話 13話 17話 19話 22話 24話 26話 29話 31話 (34話)</b></font><br> <br> <br> <font color="#CC3333"><b>■白い牙 ホワイトファング物語 キャラクターデザイン</b></font><br> <br> <br> <font color="#CC3333"><b>■クラッシャージョウ 監督 キャラクターデザイン 作監</b></font><br> <br> <br> <font color= "#CC3333"><b>■巨神ゴーグ 原作 監督 キャラクターデザイン 作監 1話~26話(15、21、23話除く)</b></font><br> <br> <br> <font color="#CC3333"><b>■アリオン 原作 監督 キャラクターデザイン 作監</b></font><br> <br> <br> <font color="#CC3333"><b>■ヴィナス戦記 原作 監督 キャラクターデザイン</b></font><br> <br> <br> <font color="#CC3333"><b>■機動戦士Zガンダム キャラクターデザイン</b></font><br> <br> <br> <font color="#CC3333"><b>■機動戦士ガンダムF91 キャラクターデザイン</b></font><br> <br> <br> <br> <br></font></font></p>
<p> </p> <h1><font color="#000000" size="6">安彦 良和 【やすひこ よしかず】</font></h1> <p><br /> <font color="#000000" size="2">1947年12月9日生まれ。アニメーター、キャラクターデザイナー、演出家、漫画家。神戸芸術工科大学メディア表現学科教授としての肩書きも持つ。<br /> <br /> 弘前大学人文学部西洋史学科に入学するが、学生運動を積極的に行い除籍される。虫プロに入社した後、創映社(後のサンライズ)へ移籍、ロボットアニメのキャラクターデザインや作画を行う。<br /> <br /> 富野喜幸(由悠季)の監督デビュー作『勇者ライディーン』のキャラクターデザインで注目され、再び富野監督と組んだ『無敵超人ザンボット3』、『機動戦士ガンダム』で人気を不動のものとする。アニメージュ年間グランプリにアニメーター部門が存在した1979年~1983年の間、安彦は常にぶっちぎりの1位であった。ただし、この人気は作画面よりキャラクターデザインによるものが大きいと考えられる。<br /> <br /> アニメ界でも有数の魅力を持つキャラクターデザイン、並外れた流麗な線による感情表現豊かで的確な作画力に特徴がある。演出志向も強く、『ゼロテスター』で初コンテを申し出るがいきなり脚本を改変してしまい脚本家の鈴木良武(五武冬史)にこっぴどく叱られ、高橋良輔に仲裁してもらう。また『宇宙戦艦ヤマト』シリーズで絵コンテを担当、自らの原作による『巨神ゴーグ』『アリオン』『ヴィナス戦記』などで監督を務める。だが『さらば宇宙戦艦ヤマト』で担当したコンテが勝手にバラバラに改変され(湖川友謙談)るなどコンテ、演出の力量の評価は必ずしも高くない。<br /> <br /> 特に宮崎駿監督の『ナウシカ』『ラピュタ』、そして押井守監督『うる星やつら』を観て太刀打ちできないと悟り、監督としての作品作りに限界を感じたためか、『ヴィナス戦記』以降はアニメ制作の現場を離れ、漫画家の仕事に専念している。漫画家としての評価は高く、第19回日本漫画家協会賞優秀賞、第4回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞している。<br /> <br /> 1stガンダムでは当時まだ珍しかったレイアウトシステムを部分的に採用し、安彦自ら第一原画に近いものを描いていた。また、単にキャラクター修正するだけの立場ではないとの考えから「アニメーションディレクター」の肩書きで制作に当たった。 ガンダム制作中に病気で倒れ、過労死の多い業界にあってこの時は「やってしまった、死んだ」と思ったそうである。病床でもガンダムの放送を見ながら「修正したい、制作に加わりたい」との情熱は絶えなかった。だが「妻も子もいる身ではこれ以上無理できないから現場に戻るのは難しい」との気持ちも漏らす。ガンダム映画化の際には「自分に再びチャンスを与えるため映画化された」と考え、再編集の部分的新作画ではあったが渾身の作画を見せた。<br /> <br /> 近年はガンダムエース誌上において『機動戦士ガンダム』をコミカライズした『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』を2001年6月号から2011年8月号まで連載。<br /> 同作のアニメ化の際には自ら総監督を務め、久々にアニメ作品にメインスタッフとして携わった。</font><br /> <br /> <br /> <br /> <font color="#CC3333"><b>■さすらいの太陽(1971) 作画設定 13~26話 作画監督補(NC) 動画(NC)<br /> <br /> <br /> ■(新)ムーミン(1972) 原画 OP 2話 6話 10話 15話 19話</b></font><br /> OP:「冒頭のペン描きされたムーミンがピョンと逆立ちすると色が付くという部分は僕のパートですね。これが、初の「原画」仕事になります。~ベテランさんが1人と、僕と、そしてやはり新人原画だった川尻善昭くんの3人でやりました。」(<a href="https://otocoto.jp/special/furukawa-yasuhiko-03/">インタビュー</a>より)<br /> <br /> <font color="#CC3333"><b>■Festival of Family Classics(1972~1973) 原画<br /> <br /> <br /> ■Mad, Mad, Mad Monsters(1972) 原画 レイアウト</b></font><br /> 「The Saturday Superstar Movie」枠で放送<br /> <br /> <font color="#CC3333"><b>■科学忍者隊ガッチャマン(1972~1974) 原画<br /> <br /> <br /> ■哀しみのベラドンナ(1973) 動画<br /> <br /> <br /> ■ワンサくん(1973) 原画 11話<br /> <br /> <br /> ■ゼロテスター(1973~1974) 脚本 54話 コンテ 21話 25話 26話 30話 33話 36話 41話 45話 63話 コンテ・演出 46話 50話 コンテ・演出・作画監督 54話 56話 61話 65話 原画 16話 21話 26話 29話 34話 36話 39話 44話<br /> <br /> <br /> ■小さなバイキングビッケ(1974~1975) 原画<br /> <br /> <br /> ■宇宙戦艦ヤマト(1974~1975) 絵コンテ 8話 9話 11話 12話 14話 16話 18話 20話 21話 23話 24話 25話<br /> <br /> <br /> ■勇者ライディーン(1975~1976) キャラクターデザイン 絵コンテ 2話 26話 27話 49話 作画監督 1~15話 42話 44話 49話<br /> <br /> <br /> ■わんぱく大昔クムクム(1975~1976) 原作・キャラクターデザイン 脚本 コンテ 作画監督 作画</b></font><br /> 12:一人作画<br /> <br /> <font color="#CC3333"><b>■超電磁ロボ コン・バトラーV(1976~1977) キャラクターデザイン 絵コンテ 9話 17話 23話 作画監督 9話(共同) 16話(共同) 作画 1話 23話 OP ED 合体BANK</b></font><br /> OP、EDと合体BANK(DN)の作画は氏が担当している。(『安彦良和アニメーション原画集「機動戦士ガンダム」』での庵野秀明氏の発言および「今だから語れる70年代アニメ秘話~テレビまんがの時代~」より)<br /> <br /> <font color="#CC3333"><b>■ろぼっ子ビートン(1976~1977) キャラクターデザイン 絵コンテ 作画監督</b></font><br /> 途中から只野安彦名義<br /> <br /> <font color="#CC3333"><b>■無敵超人ザンボット3(1977~1978) キャラクターデザイン 作画監督・原画 OP ED<br /> <br /> <br /> ■<a href="https://www.youtube.com/watch?v=-B0jrlMCnYg">火事と子馬</a>(教育映画/1978) キャラクターデザイン・絵コンテ・原画<br /> <br /> <br /> ■闘将ダイモス(1978~1979) 絵コンテ 1話 3話 20話 25話 31話 42話<br /> <br /> <br /> ■星の王子さま プチ★プランス(1978~1979) 演出 1話 2話 絵コンテ 18話<br /> <br /> <br /> ■さらば宇宙戦艦ヤマト(劇場/1978) 絵コンテ 原画</b></font><br /> 古代がヤマトで特攻する辺り、ラスト80カットの原画を担当。テレサは湖川友謙氏の作画。<br /> (WEBアニメスタイル animator interview 湖川友謙、および「アニメ様365日」第8回より)<br /> <br /> <font color="#CC3333"><b>■宇宙戦艦ヤマト2(1978~1979) 絵コンテ 2話 3話 5話 6話 12話 15話 16話 17話 19話 22話 23話 24話 26話<br /> <br /> <br /> ■無敵鋼人ダイターン3(1978~1979) 絵コンテ・作画監督 33話</b></font><br /> 只野泰彦名義<br /> <br /> <font color="#CC3333"><b>■宇宙戦艦ヤマト 新たなる旅立ち(TVSP/1979) 絵コンテ<br /> <br /> <br /> ■機動戦士ガンダム(1979~1980) キャラクターデザイン アニメーションディレクター 作画監督 1話 2話 3話 6話 7話 9話 10話 13話 17話 19話 22話 24話 26話 29話 31話 (34話)<br /> <br /> <br /> ■機動戦士ガンダムIII めぐりあい宇宙編(劇場/1982) キャラクターデザイン アニメーションディレクター 作画監督 レイアウト 第一原画<br /> <br /> <br /> ■白い牙 ホワイトファング物語(TVSP/1982) キャラクターデザイン<br /> <br /> <br /> ■クラッシャージョウ(劇場/1983) 監督 脚本(共同) 絵コンテ キャラクターデザイン 作画監督 全レイアウト 全第一原画</b></font><br /> 全てのカットのレイアウトと第一原画を一人で担当。他の原画マンは第二原画である。<br /> <br /> <font color="#CC3333"><b>■巨神ゴーグ(1984) 原作 監督 キャラクターデザイン 絵コンテ 1話 4話 作画監督 1話~26話(15、21、23話除く) レイアウト 全話 第一原画 全話</b></font><br /> 全話・全カットのレイアウトと第一原画を一人で担当。<br /> <br /> <font color="#CC3333"><b>■機動戦士Zガンダム(1985~1986) キャラクターデザイン<br /> <br /> <br /> ■アリオン(劇場/1986) 原作 監督 脚本(共同) キャラクターデザイン 作画監督<br /> <br /> <br /> ■風と木の詩(OVA/1987) 監督 絵コンテ<br /> <br /> <br /> ■クラッシャージョウ 氷結監獄の罠(OVA/1989) キャラクターデザイン<br /> <br /> <br /> ■ヴィナス戦記(劇場/1989) 原作 監督 脚本(共同) キャラクターデザイン 原画(NC)</b></font><br /> 100カットの原画を担当<br /> <br /> <font color="#CC3333"><b>■クラッシャージョウ 最終兵器アッシュ(OVA/1989) キャラクターデザイン<br /> <br /> <br /> ■機動戦士ガンダムF91(劇場/1991) キャラクターデザイン<br /> <br /> <br /> ■新海底軍艦(OVA/1995~1996) キャラクターデザイン<br /> <br /> <br /> ■俗・さよなら絶望先生(TV/2008) エンドカード 6話<br /> <br /> <br /> ■ストレンジ・プラス(TV/2014) エンドカードイラスト 8話<br /> <br /> <br /> ■機動戦士ガンダム THE ORIGIN(劇場/2015~2018) 総監督 漫画原作 アニメーションキャラクターデザイン(共同) 絵コンテ 1話(共同) 2話(共同) 3話(共同) 4話 5話(共同) 6話(共同) 原画 6話</b></font><br /> コンテ絵を拡大してレイアウトにも使用(アニメ!アニメ!『百日紅~Miss HOKUSAI~』原 恵一×『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』安彦良和スペシャル対談より)。<br /> <br /> <font color="#CC3333"><b>■機動戦士ガンダムUC RE:0096(TV/2016) キャラクター原案<br /> <br /> <br /> ■機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島(劇場/2022) 監督 キャラクターデザイン(共同) 絵コンテ(共同) 原画</b></font><br /></p>

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