「ねえねえ雲雀さん」
「何?」
「サンタさんって信じます?」
「ん・・・・・・・・君は信じる?」
「質問を質問で返さないでくださいよ・・・・」
「知らないよ。・・・で、信じる?」
「信じません」
「わお、即答」
「あ、でも!居たらいいなとは、思いますよ」
「ふうん・・・・僕は信じてるよ」
「え!?意外です!!」
「そうかい?でも、けっこう身近にいるものだよ」
「身近・・・に?」
「うん。ああ、でも」
「はい」
「そのサンタクロースは、クリスマスじゃなくてもプレゼントをくれるんだけどね」
「? ??」
「だって、いっつも僕の傍に居てくれるでしょう?ほら、いまだって・・・・」
「・・・え、あれ・・・」
君をくれるっていってくれたら、僕はとても嬉しいけどね
さあ、もう少し。
君が気付くまであと三秒。
(紛れもない、君だってこと)