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 大好きな貴方の為に、心を込めて造ったチョコレート菓子。
 勿論。受け取ってくれるよね?

 国光さん?

 ・・・・・・・・・・

 国光さんの部屋。
 とても綺麗な部屋で、
 全体から国光さんに包まれているような…


 「どうした?」


 少し笑っていたから訊いてきたのかな?
 なら、こう答えてあげるしかない。


 「幸せだから」 


 そう言ったら国光さんは、何だか照れてた。


 「今日が日曜で良かったね」

 「何故だ?」

 「だって、平日だったらチョコレートいっぱいだよ?」

 「…嫉妬か?」

 「…解らない」


 本当に解らない。
 困ったように笑えば、国光さんは俺を抱き締めてくれた。


 「平日でも、お前以外からは貰わないつもりだった」

 「彩菜さんのは?」

 「其れは…」


 今度は国光さんが困った表情をした。


 「彩菜さんなら良いんじゃない?お母さんだし」

 「そうか」

 「俺からのチョコレート…欲しい?」

 「あぁ」

 「じゃあ、ちょっと待って」


 首に絡まった腕を解いていく。
 少し寂しい気持ちになった。

 ガサガサと鞄の中を探っていく。
 お目当てのものは、案外すんなりと見つかった。


 「はい。コレ」


 国光さんに向き直って、渡す。


 「あ、有り難う」

 「どう致しまして」

 「ね。開けてみて」


 ピンクのリボンをスルスルと解いていく指。
 ただ四角い箱に巻きつけただけのリボンだけれど。


 「これは…ブラウニー?」

 「うん。甘いのが好きじゃない国光さんのために、
  ちゃんと考えて焼いたんだから」


 国光さんの事を想って造ったもの。
 まぁ、想わなかった時は無いけれど… 


 「お前が造ったのか?」

 「うん!凄いでしょ?
  俺、料理もお菓子も造れるんだから」

 「じゃあ俺と一緒でも平気だな」  

 「ふぇ?」

 「俺は、料理が造れないからな」

 「…!く、国光さん!」

 「何だ?造ってくれないのか?」

 「つ、造るからぁ……早く其れ食べてよ…」

 「あぁ、そうだな」


 国光さんは、時々、いや、しょっちゅう?
 俺の心臓が壊れるんじゃないかって、思う事を
 さらりと言ってしまう。

 あぁ、顔が熱い。

 手の平が冷たくて心地良い。


 「美味しい?」

 「あぁ。あまり甘くなくて丁度いい。有り難う」

 「良かったぁ…」


 へたりと国光さんに寄りかかる。


 「お前も食べるか?」

 「え?あ。うん」


 そう答えたのに、国光さんはブラウニーを食べてしまった。


 「ちょッ!……ん!…ぁふ……」


 何してんの?って言おうとしたら、
 キスされてブラウニーを食べさせられた。


 「んぁ………何してんの!」

 「嫌だったか?」

 「そういう問題じゃなくて……もう、何でもないよぉ…」


 言ってる途中から恥ずかしくなって、国光さんの胸に顔をうずめる。


 「可愛いな」

 「うぅー…国光さん、好きぃ」

 「俺もリョーマを愛してる」





 【pink ribbon】
 (お返し期待してるから…)





 なんだコレ^p^
 2010.02.14.志花久遠.





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最終更新:2010年02月14日 14:05