夜。
 手塚とリョーマは二人の家に居た。


 「ねぇ。くにみつさんはぁ…俺の事好きぃ?」

 「…あぁ。大好きだ」

 「えへへ。俺もぉ!くにみつさんの事好きぃー」


 ガバッという擬音が付きそうな程、勢い良く、リョーマは手塚に抱きついた。
 手塚は、それを難なく受け止め、リョーマを抱き返した。


 「…で、リョーマ…何処で、酒を飲んできた?」

 「ふぇ?飲んでなんか無いよぉー」

 「…じゃあ、お前が部活終えた後、どこかに寄ったか?」

 「んー…不二せんぱいのお家!」

 「何か飲んだか?」

 「甘いの飲んだ!りんごジュースの甘いの!」


 ハァ…と手塚は溜息を吐いた。

 リョーマはハードな部活を終えた後に、不二に捕まり、
 ジュースと称して、酒を飲まされたのだ。


 「不二せんぱいがぁ…何だっけ?
  りんごジュースとぉ…トロピカルフルーツのジュースだよって…」

 「リョーマは…知っている奴とはいえ、
  のこのこと不二に着いて行ったのか?」

 「ふぇ?…くにみつさん?」

 「お仕置きだな」


 このときの手塚は至極、妖艶な笑みを浮かべていたという。



 ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─



 「ふぁ…も、いやぁ…そこ…ばっか……あぁッ!」

 「ここが良いくせに…」


 リョーマは、胸の可愛らしい飾りへの、執拗な愛撫に耐えていた。

 最初は、指で捏ねられ、引っ張られる。
 その後は、舌でねっとりと舐められ、吸われ、
 時折、歯を立てられた。

 それだけで、達してしまいそうなリョーマだったが、
 手塚の手が、リョーマの陰茎の根元を押さえているために、
 達することが出来なかった。


 「リョーマは、昔から感じやすかったが…
  酒が入ると、もっと感じやすくなるのか?」

 「あぁん!…言っちゃいやぁ……も、いら…ないぃ!
  …くに、みつさんの欲しいッ!」

 「リョーマ…そうか。
  じゃあ、此処まで耐えたご褒美として、挿れてやろうな」


 そう言うと、手塚は胸の飾りを弄るのを止め、
 リョーマの蜜口に指を挿し込んだ。
 入れただけでもリョーマには強い快感だったのか、
 ビクッと身体を跳ねさせた。

 その間もリョーマの陰茎は、手塚の手に阻まれ、
 ダラダラと蜜を垂れるだけだった。


 「はぅん…ぁ、は…も、大丈夫だから…」


 そういうリョーマは、手塚の首に腕を回し、誘った。


 「っ!…リョーマ…途中で止めたりできないからな」


 手塚は、リョーマの蜜口に、
 自身の猛った陰茎の先をすり付け、挿れた。


 「はッ!…ぁ、今日の、くにみつさんの…おっきい!
  …壊れちゃう!…んんーッ!」

 「ッ!…リョーマ、力を抜け」

 「むりぃ…できないぃ…」


 手塚は、そう言ったリョーマの陰茎を指で遊ばせ、
 リョーマの力が抜けた瞬間に最奥めがけ、突いた。


 「ッあ!…はいったぁ…?」

 「あぁ…全部、お前の中に入ったよ」

 「はう。…動いて良いよ?」

 「…解った」


 そう言われた手塚は、
 ゆっくりと動き始め、徐々に動きを速めていった。


 「あ!も、いっちゃうー!やっあっ、一緒に!」

 「あぁ…一緒にな」


 手塚は最後と言わんばかりに、リョーマの最奥を抉った。


 「あ…あぁぁぁあぁぁぁぁぁ!」

 「くっ!」


 手塚はリョーマの締め付けにより、最奥に放った。


 「あ…いっぱい…あちゅい…」


 リョーマはそう言い、意識を手放した。




 ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─




 後始末を終えた手塚は、リョーマを抱いて、横になっていた。


 「…お前が好きなんだ。リョーマ…俺は、嫉妬深いんだ。
  あまり妬かせると…どうなるか解らないぞ?」


 一人、呟いた言葉に、微笑んだ姿があった。







 【チャールストンアップル。】
 (俺も…国光さんのこと、誰よりも、大好きだよ?)










 ・─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─・
 よしこ様リク遅くなって申し訳ありません!
 何だかリクに添えてない感が、漂いまくりですが、
 好かったら貰ってやってください><

 チャールストンアップル・・・リンゴとトロピカルフルーツの甘いお酒。

 2010.06.06.志花久遠.


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最終更新:2010年06月06日 09:47