眠り姫
「あれ・・・・」
仕事を終わらせ、さぁ帰ろうかと向かい側のソファを見ると、
小さな恋人が息を立てて寝ていた。
小さな身体をソファの上で丸めて薄く口を開いて。可愛い。
まるで、
「お姫様、みたい」
でも,
このままだと風邪を引くので起こさなければ。
「綱吉」
「綱吉、起きて」
「つーなーよーしー」
・・・・・だめだ。全然起きない。
さらに身体をゆすったり頬をつねったりしてみたけど。
起きる気配ゼロ。
びくともしなくて、もしかしたら呪いにでもかかってるんじゃないか。
「こういうときは、どうするんだっけ・・・・」
童話は読まないからあまり知らない。
えぇっと。あ。
キスだ。
「ん、」
綱吉の唇は柔らかくて甘い。きっとお菓子でできてる。
多分、綿菓子あたりだ。
「ん゛ん゛・・・・・・・」
ずっとキスをしてたら綱吉が苦しそうにして。
そっと、薄く目を開く。
「・・・・・・・・?」
あぁ、これ絶対状況わかってないな、と思ってもっと深くキスしてみる。
三秒後。
「~~~~~~~~~~!!!!!」
あ、飛び起きた。
「な、ななななあ・・・・・///////」
何するんですか雲雀さん・・・・
とパクパク口を動かす恋人が愛しくて
ぎゅ、と抱きしめる。
綱吉はまだ何か言いたそうだったけど
いいでしょ?これくらい。
だって君がずっと寝てたから僕は寂しかったんだ。
「お早う、綱吉」
お早う、僕の愛しいお姫様!
+++++跡垣
雲雀様が、雲雀様が・・・・・ものすごくロマンチストだ!!
てゆうか、眠い・・・・・・zzz