恋愛ビギナー
夕焼けの下、僕と沢田は並んで歩く。
会話も、二人とも(主に僕)不慣れなせいもあって、
なかなか続かない。
つなごうと学ランの下で曲げ広げしている右手は、
どうしても君に伸ばせなくて。
ふと、甘栗色の髪が消えた気がして
後ろを振り返ると、
幼い矮躯が地面に大の字になっていて。
何やってるの、と右手を差し出せば、
転んじゃいましたと幼く笑い、
僕の手を掴み、立ち上がる。
あ、やっと手がつなげた。
それから少しずつ、会話が続くようになった。
歪んだ笑みしかできない僕が、
心から自然に笑えるようになった。
気がつけば、
僕の世界は君で出来ていた。
「───さん、」
「雲雀さん!」
「・・・何」
「俺の話、聞いてました?」
「当たり前じゃない。
何で数学22点しか取れないんだろう、でしょう?」
「違いますよ!全然聞いてないじゃないですか!!
・・・・もぅ、一体何考えてたんですか?」
「綱吉のこと」
「な!?」
何言ってるんですか雲雀さん、とものすごく顔を赤らめる。
「顔、紅いよ?」
クス、と笑うとさらに顔を赤らめ、ぽそっと呟く。
「雲雀さんが、好きだからじゃないですか・・・・」
「!」
夕焼けの下、僕と綱吉は並んで歩く。
会話は、どんどん長くなっていった。
右手も、自然に差し出せるようになった。
二人とも、相変わらず顔は紅いけど。
(僕らはいつでも、恋愛ビギナー)
+++(久しぶりの)あとがき(という名の懺悔)
今まで中間(テスト)やら期末(テスト)やらばたばたと忙しくてですね、
なかなか更新できませんでしたよ・・・
はい、気付いた人もいたでしょうが、
藍桜、バリバリ学生でございます(しかも義務教育←
ということで久しぶりの小説です。
えぇ、甘かったでssssss(恥
と、ここまで読んでくださった方に、日ごろの感謝を込めて
おまけ 作ってみたのですよ。読んでくれるとうれしいです。
それでは、ここまで読んでくださった皆さん、ありがとうございました!
@おまけ~妄想内十年後
「───相手ファミリーの監視をしてそれから・・・
・・・・綱吉、話聞いてる?」
「ふぃいてまふよ~?(聞いてますよ~?)」
「嘘つき」
「はいふぇいはい!(大正解!)」
「・・・何食べてるの」
「飴です」
「ふぅん・・・」
「いります?」
「いる」
「じゃあそこの瓶に入ってる「違う」
「君のが、欲しい」
「へ?・・・・!ぅん、」
「ん、甘い」
「ちょ、雲雀さ・・・・・/////」
「美味しかったよ、ごちそうさま」
「雲雀さんのバカ・・・」
@End.