俺だってお前の事が大好きだから・・・
【Even as for me・・・】
今日は非番でいつもの様に喋りながらミシェルと一緒に帰った。
けれどS,M,Sの隊舎に入った瞬間ミシェルに抱き締められた。
「アルト・・・」
「お・・・おい!何考えてるんだ!?こんな場所で・・・
誰か見られでもしたらどうするつもりだ!!」
何がしたいのかいつも解らないが今の状況はもっと解らない。
ミシェルを剥がそうとするけれど悲しいかな・・・力が足らずに上手くいかない。
「・・・俺、アルトから好きとか聞いた事ない・・・
そのさ・・・すごく不安なんだよ。」
ミシェルの顔が俺の肩に掛かっているからよくみえないけれど
声のトーンからして不安は本当だろう。
だが、場所は考えてほしかった。
「ミシェル?」
「其れが全てって訳じゃないけどさ・・・
アルトはそういうの余り言わないから・・・
本当は俺の事なんか「ミシェル!」
ミシェルの言葉は一時中断。
つぎは俺の番だ。
「そんな言葉は言わないで?
俺はそんな風になんか思ってないからさ。
大切だから・・ミシェルのこと。
俺・・・大好きだよ・・・す・・すごく
だから・・・不安にさせて御免ね?」
その場しのぎに謝って許してもらおうとか
そんな事じゃなくて心から謝りたい。
「御免・・アルト。急に変なこと言い出して・・・」
「大丈夫・・・っ!」
その後の言葉はミシェルによって塞がれた。
直ぐに離れる様な幼いキスだった・・・
「あー。お前等なに・・・やってんだ?これは目の錯覚か?
俺も歳なのか?」
オズマ隊長に見られた。
「あ。いや。その・・・」
「目の錯覚なんかじゃありませんよ。
俺たち付き合ってるんです。ね、姫。・・・・・・・・姫?」
「バ・・・バカミシェル!!」
「ぐっ・・・!」
思いっきり殴ってやった。
最悪だ。
見られた。
しかもアイツは何を言っているんだ!?
前言撤回。
ミシェルなんて大嫌いだ。
【俺だって・・・】
(いいじゃん姫。公認だよ?)
(・・・)
(いいんじゃない?アタシが認めるわ~)
((ボビー大尉!?))
あと☆がき
・・・すみません。何か謝っておきます。
ミハアル小説第02弾。
そしてボビーとオズマが初登場です。
少ししか出てきてませんが・・・
まぁ、あとがきが長いのも何ですからここら辺で。
ありがとうございました。
2009.03.06.志花久遠.