「ティーダ!!今すぐ来てくれ!!」
「クラウド!?・・・わかった!」
クラウドの声に違和感を覚えつつ、駆けつけるティーダだったが。
彼はその後、動けなくなるのだった。
「悪いな・・・・こんなことになって・・・・・・・・」
そう呟くクラウドの声はいつもより2オクターブくらい高く。
周りには彼より一回り二回りも大きい衣装やアクセサリが散らばっていて。
大分サイズの変わった身体にぷにぷにした頬。
色々おかしな点があるが、明るいブロンドの髪や、少しだけ緑がかったブルーの瞳。
それらはこれがクラウドであるという確証をもたらしている。
つまり。
「クラウドが・・・・・・・・・
ちっさくなったぁぁぁぁぁぁあぁぁあああああ!!!!??」
Peeeeeech!
「僕のアナザー服があってよかったよ!」
「ああ、すまない・・・」
「全然!クラウドにだったらいつでも貸すよ!!」
・・・とりあえず。
二人は一旦テントに戻り、いまはオニオンの服を着ることで落ち着いている。
ティーダが見つけたときはズボンは完全に脱げ落ち、セーターはタートルネックの部分が
辛うじて肩に引っかかった状態で視覚的にも色々危ない状態だった。
「なんでこんなことになったんすか??」
クラウドの服をたたんでいたティーダが、顔を上げずに聞く。
「・・・・・アルティミシアと、戦った」
「え、良く無事だったっすね・・・」
「無事じゃないだろこんな姿になった時点で。
・・・・・・・まあ、何とか逃げ出せたことにはいいとするか」
時を操る魔女、アルティミシア。
だが、彼女に小さくされてしまったのは、
虫の居所ががたまたまわるかった。
としかいえなかった。
クラウドと出くわす前、アルティミシアはクジャと壮絶な口げんか(子供か)をしていて、
相当機嫌が悪かった。
だから時間圧縮の力を使おうとしたらつい力がこもり、クラウドの時間を早めてしまった、ということだ。
ティナやオニオンナイトの分析によると、魔力は少しずつ消滅していってるらしく、
元に戻るのも時間の問題らしいが・・・・。
「これから、どうするか・・・・・」
「うーん・・・ま、悩んでても仕方ないし、とりあえずその身体になれとくっすか?」
困ったように呟くクラウドに、ティーダはいつもの調子で言った。