寒く暗い雨の中、急いで帰宅する。
それでもこんなに元気に歩けるのはリョーマのおかげだ。
「ただいま。リョーマ」
「お帰りなさい!国光さん!」
台所からヒョコッと顔を出し、
パタパタと白のフリル付きエプロンをなびかせ、
こちらに向かって来た。
その動作とリョーマの可愛さは宇宙よりもでかい。
「今日は寒かったね。先にお風呂入る?それともご飯食べる?」
この言葉の中に「それとも俺?」が入ってないのが残念だが
おなか空いているのには変わりない。
「先にご飯を頂こうか」
「はーい!」
リョーマと結婚して3年が経った。
不二にはよく
「いつまで経っても
新婚さんみたいだよね」
と、言われる。
それならそっちはどうなんだと聞くと同じ回答がくる。
他となんら変わらない。
「国光さん出来たよ!」
そうこうしてるうちに出来たらしくリョーマが呼んでいる。
「リョーマも料理のうでが上がったな」
リョーマの料理はおいしい。
「でしょ?頑張ったんだから!」
最初からすべてのことが出来たリョーマだが、
料理が最初よりも凄くなっている。
…和食に限ってだが…
「リョーマに会えて良かった。」
「!…俺も、国光さんに会って…結婚してよかった!」
そう微笑むリョーマはとても可愛かった。
「いい夫婦の日」小説
配布期間は終了しました。
2009.11.22.志花久遠.
最終更新:2010年02月03日 16:35