バーク以降の保守主義を学び、これに共鳴する人々を【保守原理主義者】などと呼び、批判もしくは非難の対象とした日記やコメント等を何度か見かけたことがあるが、まことに奇妙なことを言うと首をかしげたのをふと思い出した。
原理主義者…この言葉は地球規模でテロが蔓延するようになって以降、「ドグマティックな信仰・イデオロギーを狂信する排他独善的な集団」的な意味も付加され一般化しているが、発言者がそのような意味で使用しているとすれば、保守主義を貶めるための意図的なレッテル貼りか、さもなくば保守主義をまったく理解していない無知による誤解であろう。
もっとも、広義ではなにがしかの信念体系をブレることなく貫く人を風刺的に指す目的で使われる場合もあるので、そのような意味で用いるのであればわからぬこともない。真正保守主義に共感する人々なら誰しも絶対に妥協できぬ一点、すなわち「全体主義は絶対に拒否する!!」を共有しているからである。
最近、『保守主義の哲学』を読み返していて、このことに関して基本的な要点を述べた一節が目にとまったので、ちょっと長くなるがメモ代わりも兼ねて同書より引用させていただく。
『保守主義の哲学』(中川八洋著 PHP)より
全体主義体制(国家)は、大きなものに限れば、歴史的には三つある。二十世紀のレーニンのソヴィエト共産体制(ロシア)、ヒットラーのナチズム体制(ドイツ)、そしてその源流たる十八世紀のジャコバン党独裁体制(フランス)である。これに加えて、準全体主義体制が20世紀のムッソリーニのファシズム体制(イタリア)である。
(中略)ところで保守主義とは、フランス革命に反撃するエドマンド・バークのごとく、全体主義に対してそれを絶対に許容しない。僅かも寛容であることができない思想である。この意味で、フランス革命やジャコバン全体主義と同時代にあって、それらと直接的に闘ったバークは、「保守主義の父」となった。フランス革命を研究・考察してその再発性を防止するための知見を後世に遺さんとしたトクヴィルやアクトンは、バーク保守主義思想の忠実な継承者となった。
また、ナチズムやコミュニズムの全体主義に対して「第二のバーク」的な役割を演じたのがハイエクの『隷従への道』であった。また、ハイデガーやヤスパースなどの実存主義の系譜にある上に最愛の夫が元共産党員の共産主義シンパであることにおいても決して保守主義者とはいえないが、全体主義体制の解剖に画期的な貢献をなしたハンナ・アーレントの『全体主義の起源』も忘れてはなるまい。このように、保守主義(もしくはその周辺の哲学)は、全体主義との戦いにおいて構成された思想であって、それ自体で思弁的に作られた思想ではない。このため、保守主義思想を研究する場合には、それが「敵」とした全体主義の研究を決して欠くことができない。
ところが、日本では全体主義に対する批判的研究がはなはだしく少なく、これといった作品が少ない。これはまた、日本で保守主義思想の研究者がほとんどいない事実に符合する。
2011年
04月09日
07:13
1: コメント返信ボタン
0 いいね!
原理主義といえば、日本の陰謀論者や左翼学者が、キリスト教原理主義=ネオコンといういわば、かつて共産主義者が『帝国主義』と呼んだ、右翼に対するネガキャンと同じニュアンスで使われている場合が多いようです。
保守SNS外部の陰謀論者や左翼が、ブッシュや共和党をユダヤ資本とだぶらせて悪く言う時、『原理主義』と言っているようですが、このことから、my日本内の保守を『原理主義』と言っている人たちは、むしろ自分たちが、保守のふりをした劣悪な左翼であると自己証明している、と言っていいでしょう。
なぜなら彼ら偽装保守は、保守思想支持者が、それぞれの価値観や世界観を突詰めた結果、左翼思想が人を堕落させるものであること、反共産主義や反全体主義の哲学が、人間の精神を高める哲学の系譜と一致することを知ったから保守哲学を支持していることがまったく理解できず、自己投影的に教条主義者のようにみているにすぎないわけですから。
2011年
04月09日
11:30
3: コメント返信ボタン
0 いいね!
保守主義(=リベラル左翼的に歪曲された意味ではない本来の意味での自由主義)は、「寛容な価値多元主義」ですが、決して「価値相対主義」ではありません。
ポパーの『開かれた社会とその敵』を読めば、はっきりと分かりますが、真正の自由主義は、
(1)多様な価値観を基本的に肯定します(=「開かれた社会」の称揚)が、
(2)検証の結果、明らかに有害であることが判明した思想・価値観は激しく排撃します(=「開かれた社会の敵」の排撃)。
この有害思想・間違った価値観を検証する姿勢をポパーは「批判的合理主義」と名付けています。
しかしながら、マイ日本内でもそうですが、
価値多元主義(多様な価値観を批判的に検証しつつ、基本的には肯定しようとする考え方)と、
価値相対主義(あらゆる価値観は相対的な物である、とする考え方)
の区別が出来ていない考えの浅い人、または、自分の邪説を押し通すためにわざと両者を混用している人がいますね。
2011年
04月09日
11:42
4: コメント返信ボタン
0 いいね!
左翼の特徴は、本当は価値一元主義(世界を社会主義その他の唯一の思想・価値観で統一してやろうとする考え方で、価値多元主義の真逆)であるのに、自分の邪説を押し通すために、価値相対主義を声高に唱えることです。
すなわち、あらゆる価値観は相対的な物であり、左翼思想を間違っていると批判する者は不寛容だ、と。
明らかにこれは欺瞞であり詭弁です。
2011年
04月09日
12:12
6: コメント返信ボタン
0 いいね!
コメントなどは遠慮していますが、jkl_furukawaさんや、SR400さん、あるいは向風剛さんといったマイ日本を引っ張っていくべき方々も、この価値多元主義と価値相対主義の区別・違いが分かっていないように思います。
分かっていないから、今では笑い話になりましたが、一年程前にマイ日本のトップページに怪しい陰謀論の洗脳動画が掲示されていた時に、彼らはそれを止めようとしなかったし、私などが大変に不味いと思って必死に止めさせようとしているのに左翼側の「価値相対主義」に迎合して逆に妨害するような発言までしたのです。
そういう意味で、私が敢えて上に挙げた三名の方々は、もう少し考えて欲しい所です。
まあ、彼らは、この日記を読まれないでしょうけどね。
2011年
04月09日
12:14
7: コメント返信ボタン
0 いいね!
5 you-meさん
一々無意味なコメントするな!邪魔だ。
2011年
04月09日
12:39
8: コメント返信ボタン
0 いいね!
BHNさんには既知ですが、
<理論派保守を目指そう!トピック> 保守主義とは何か①~保守主義の概念定義
保守主義とは何かについて上に簡潔にまとめてあります。
この辺りの知識を貪欲に吸収してくれるマイ日本参加者が何人かいればいいんですけどね。
2011年
04月09日
15:36
10: コメント返信ボタン
0 いいね!
BHNさんはやはりご存知かと思いますが、「理論派保守を目指そう!」ページをリンクしていただいている下のサイト様や関連サイト様もお薦めです。
2011年
04月09日
15:58
11: コメント返信ボタン
0 いいね!
ただ、敢えて中川八洋氏の不満を言えば、バーク・ハイエクやハミルトン・ポパーに代表される西洋保守主義思想=真正自由主義は非常に明晰に分析し、整理して読者に分かり易く提示しておられる反面で、昭和初期~戦後にかけて日本を襲ったマルクス主義やルソー革命思想の脅威、あるいは国民社会主義という全体主義の脅威に抗して日本の国体を懸命に護持しようと激しく闘った日本の保守主義者(=昭和期の日本主義者)については、中川氏は全く無視している点です。
そして、中川氏を称揚するほぼ全てのサイトも、残念ながら、この点は同様です。
「昭和期の日本主義」は反マルクス主義・反全体主義であり、多くの人が誤解しているような民族主義では決してない(民族主義は「明治期の日本主義」であり、こちらはむしろ戦後の左翼ジャーナリズムに繋がる)のですが、これもなかなか理解されない点だと思います。
2011年
04月09日
16:08
12: コメント返信ボタン
0 いいね!
中川八洋氏ベースの西洋保守主義をきちんと理解することは、勿論必要ですが、結局、それだけでは不足で、日本人の心を掴むには、やはり日本自生の保守主義が必要であり、かつ、それは実際にある(しかも素晴らしい物がある)。私達は、それを両方ながらに理解する必要がある、というのが私の基本的な主張です。
2011年
04月09日
17:20
14: BHNコメント返信ボタン
0 いいね!
1 ヒオキさん
自己投影的に教条主義者のようにみているにすぎない
そういう部分はあるでしょうね。実際、虚構と詭弁で構築された左翼思想を盲信する連中からだけは言われたくないし、「お前が言うな」ってやつですよねw
それともう一つ、原理主義者などという言葉を左派が投げつけてくる場合、左派が論理的反駁が一切できずに、もはやレッテル貼りしかできぬということの表れでしかない、ということでもありましょう。
私は、左派から保守を唸らせるような気の利いた(保守主義に対する)反論はないものかと、ある種の期待をもって観察してきましたが、少なくとも私が見てきた限りでは何一つまともな反論はなく、あるのはただ感情的な罵倒や当てこすり程度で、「敗北宣伝乙」という感想しか湧かないですからね…。
2011年
04月09日
17:25
15: BHNコメント返信ボタン
0 いいね!
2 you-meさん
my日本は保守SNSではないですよ。
得意のフレーズが出ましたねw
そうですね、としか言いようがないですが…
ところで、この日記とそのご指摘にどのような因果関係があるのかまったく理解できないのですが。
2011年
04月09日
17:31
16: BHNコメント返信ボタン
0 いいね!
4 敬神愛国◆my日本健全さを守る有志の会さん
すなわち、あらゆる価値観は相対的な物であり、左翼思想を間違っていると批判する者は不寛容だ、と。
明らかにこれは欺瞞であり詭弁です。
本当におっしゃる通りだと思います。
日記で挙げた原理主義云々という非難も、それが左翼からなされたものならばブラック・ジョークとして苦笑で済ませることもできますが、反日勢力から日本を守らねばならぬと考えている人々の中にも、同様の発言をするような人が時に見受けられるのは、重要な問題を含んでいると思います。
そのような人たちが原理主義という批判を通して何を言いたいのかはおおよそ察しがつきます。反日勢力は単に左翼思想を悪用しているだけであり、本来の左翼思想そのものに罪はない、したがって左右協力して反日と戦うべきを、頑迷固陋で狭量な一部の保守派どもは反共イデオロギーに拘泥して真の敵を見失っている…と、おそらくはそう言いたいのでしょう。そして、このような考えの人たちは往々にして、有志の会さんが指摘しておられる価値相対主義を安易に受け入れているように見受けられます。
今、何はさておき民主党政権打倒が急務のとき、同じベクトルを目指す者同士で争いたくはありませんが、そのような人たちに言いたいことを以下に述べさせていただくならば…
特アはまあ別として、反日勢力の、日本人でありながら日本を壊そうなどという狂気がどこから生じてくるのか、また、既存の思想とは何の因果関係もないそれ自体自己完結した「反日思想」などというものが果たしてあるものかどうかを含め、「日本を壊そうとしているものたち」をもっともっと凝視していただきたい、ということです。
その根源を見極めようという過程の中で、我々保守の徒がかくも左翼思想批判を行う理由と、日本を蝕んでいる真の病根が見えてくるかもしれません。この死に至る病いには特別なワクチン(真正自由主義)が必要であること、またそのワクチンなくしては、たとえ民主党が解体されたとしても、名前を変えただけの第2第3の民主党は何度でもゾンビのごとく甦るだけだ、ということも含めて。
真正保守主義に対して批判をするのは自由ですが、望むらくは原理主義などという印象批判をする前に、まず20世紀の偉大な賢哲たちが、20世紀の悲惨な歴史から学んだ全体主義の脅威やその派生のメカニズムなどについて、多少なりとも耳を傾けてほしいと願うのみです。
2011年
04月09日
18:02
17: BHNコメント返信ボタン
0 いいね!
12 敬神愛国◆my日本健全さを守る有志の会さん
日本人の心を掴むには、やはり日本自生の保守主義が必要であり、かつ、それは実際にある(しかも素晴らしい物がある)。私達は、それを両方ながらに理解する必要がある、というのが私の基本的な主張です。
そうですね。マグナ・カルタ以降形成された英国のコモン・ローがジャコバン全体主義を排撃したように、(日本が明治以降立憲君主政体を選択してきた歴史がある以上)バークやハミルトンの叡智に代表される英米保守思想は、今後日本が美徳ある自由社会を守り左翼全体主義に呑み込まれていくことを防ぐためにも必要不可欠ですが、マグナ・カルタなどと言われても英国人と歴史を共有していない日本人の精神DNAはあまり奮起も共鳴もしませんものねw
「日本のコモン・ロー」については、私なりに漠然としたイメージはありますが、それが果たして正しい認識であるかどうかも含めて、有志の会さんが推薦されている書籍等を参考に少しずつ学んでいきたいと考えていますので、今後ともご指導のほどよろしくお願いいたしますm(_ _)m
2011年
04月09日
19:08
18: コメント返信ボタン
0 いいね!
2 you-meさん
『やおよろずの森』か何かの対談で、my日本の管理人さんが「保守SNS』と明言されているので、ここは、れっきとした保守SNSです。
誤解されるようなことをTOPページに書いてあるからといって、you-meさんの都合のいいようにとって自分のカンチガイを宣伝しないでくださいね。
2011年
04月09日
19:18
19: コメント返信ボタン
0 いいね!
4 敬神愛国◆my日本健全さを守る有志の会さん
左翼の特徴は、本当は価値一元主義(世界を社会主義その他の唯一の思想・価値観で統一してやろうとする考え方で、価値多元主義の真逆)であるのに、自分の邪説を押し通すために、価値相対主義を声高に唱えることです。
その通りだと思います。まったく同感。
まぁ、この場で有志の会さんが言っている『価値相対主義』と『本来の意味での自由主義における「寛容な価値多元主義」』の差が解る人が少ないことが、my日本が実態としてSNSになれない原因でもあるのでしょう。
2011年
04月09日
19:56
20: BHNコメント返信ボタン
0 いいね!
18 ヒオキさん
my日本の管理人さんが「保守SNS』と明言されているので
なんと、my日本管理人さんははっきりと明言されていたのですか。
以前my日本管理人さんが「さくらじ」に出演されたとき、けっこう毒舌的に左翼を揶揄するような発言をチラッとされていたので、私は笑いつつも、「えー、立場上そんなこと言っていいのw?」と、ちと案じたのを思い出しましたが、なるほど、管理人さん自身の腹中がそういうことでいらっしゃるなら要らざる心配でしたw
貴重な情報ありがとうございました(^^)/
では、15のコメントは訂正させていただきます。
そうですね、としか言いようがないですが… → ×
ここは保守SNSですよ?wwwwwwwwww → ○
※それはそれとして、この日記になぜあのようなコメントをされたのか不思議でならないので、you-meさんのご返答は続けてお待ちしております。
2011年
04月10日
06:58
21: コメント返信ボタン
0 いいね!
20 BHNさん
しかし、同じ場で管理人さんは「800万人に増やす」というのが目標とも明言されており、このあたりの考えが優先されて「左翼でも反民主ならOK」というおかしな容認路線になっているのではないかと思います。
私的には、大衆主義、民衆至上主義自体、左翼的指向のように思えるので懸念を覚えますが。
(数を増やせば解決する問題でないことは明白なので)
2011年
04月10日
18:59
23: BHNコメント返信ボタン
0 いいね!
21 ヒオキさん
ええ、そうですね。
「価値相対主義」から脱却していかなければ、いずれmy日本の目的そのものの喪失を招きかねないという懸念は払拭できません…
2011年
04月10日
19:19
24: BHNコメント返信ボタン
0 いいね!
正確に表現すると、
『my日本とは、my日本の日記・コミュに書き込んでいる会員の圧倒的多数が反民主党の意見を表明し、かつ民主党支持を表明する会員が皆無か限りなく皆無に近い、という事実を有するSNS』
ですな。
2011年
04月11日
12:49
25: コメント返信ボタン
0 いいね!
24 BHNさん
マスコミの影響で今まで何となく民主党その他を支持してきたボンヤリ左翼(ボン・サヨ)の方々や、これまで受けた教育の影響で自虐的な歴史観・国家観を持ってしまったバリバリの左翼の方々でも、とにかく様々な知識を吸収しようという姿勢があり、自分の現時点での思考を誠実に表明されている方々ならば、例えそれが左翼思想をまだまだ色濃く引きずるものであっても、私はいいと思うんです。
それによってこちらも「この人は、ここで引っ掛かっている」とか「ここの部分は、こちら側の説得力がまだまだ不足していて納得してもらえないらしい」とか気付かせられることが多々ありますから。
そういう意味で、FJみたいに「保守sns」と参加者を限定せずに、サイトの間口を広くとっておく今のマイ日本管理人様の方針は正解だと思います。
言ってみれば、「左翼(や右翼)を、ちゃんとした愛国保守に育てる場となるsns」という位置付けでいいのではないでしょうか。
但しマイ日本管理人様が右翼と保守の違いが分かっているかは疑問ですが。少なくとも私は、そういうsnsとして発展して欲しいと願っています。
どうしても駄目なのは、以前よくいたようなカルト的な陰謀論グループや確信犯的な極左ないし極右グループです。
2011年
04月12日
11:49
26: BHNコメント返信ボタン
0 いいね!
25 敬神愛国◆my日本健全さを守る有志の会さん
「左翼(や右翼)を、ちゃんとした愛国保守に育てる場となるsns」という位置付けでいいのではないでしょうか。
そうですね。私もそれが理想だろうとは思います。もっともそのような言い方をすると、左派や価値相対主義者が「ここは保守のためだけのSNSではない」と噛みついてくるかもしれませんが(笑)
どうしても駄目なのは、以前よくいたようなカルト的な陰謀論グループや確信犯的な極左ないし極右グループです。
確かに病的な自己愛が左翼(右翼)思想と結婚してしまったような人間は最悪で、己の邪心を正当化するための口実として左翼(右翼)思想を振りかざすような輩にとって大事なのは我欲を満たすことだけですから、こういうものごとの真偽や道理などどうでもよい輩の矯正は極めて困難でしょうからね。
※大森勝久氏のように、反日極左の究極進化形態であろう「反日亡国論」などを信奉していた思想的狂人だったような人でさえ、真の保守主義を知って劇的に転向したケースがある、という事実は我々に一筋の光明を見せてくれますが、大森氏の場合、真実を突きつけられれば素直にそれを認める純良さと誠実さを持っていたからこそ可能だった改心でしょうね。
最終更新:2019年08月09日 20:16