一緒に食事をしながら会話をしていくうちに藤岡を気に入ったハルカ。
もっと話をしたいけど、洗い物を済ませないといけない。
幸いカナと一緒にテレビを見ているが、それももう少ししたら終わる。
それが終わったら帰ってしまうだろう。
チアキが手伝ってくれてるが、間に合いそうにない。
しかし、チアキを見てハルカは閃いた。

「とっても良い子じゃない、藤岡くんって。」
「そうですね。あれが番長なんて何かの間違いです。」

チアキも好印象のようだ、ハルカにとって都合がいい。

「それに何というか、お父さんに似てるのよね。」
「え?」

チアキの関心も強まったようだ。いい傾向に物事が進む。

「お父さんは、あんな感じですか?」

そうして、藤岡に興味を示したチアキ。後はどうにかして帰るのを止めるだろう。
その間にハルカは洗い物を終え、紅茶の用意をする。

少しして、ハルカが紅茶を持っていくと藤岡に寄りかかったチアキを確認できた。

「あらあら、ごめんなさいね?」

こうして、ハルカは藤岡との談話を楽しむ時間を手に入れた。

「(計画通り!!!)」

このまま夜遅くまで談話を続け、泊めさせようと企むものの、
カナが暴走したせいで失敗に終わった。

最終更新:2008年02月21日 20:55