「そういえば、学校でのあの発言はどういう意味だ?
あの発言のちょっと前は、私に興味がないって言ってたじゃないか」
「え? どう言うことですか」
「お前学校で、藤岡にタイプは私みたいな奴と言っていたじゃないか」
「藤岡? 藤岡ってだれですか?」
「学校であったじゃないか、二人で話している時にお前に声をかけてきた」
「ああ、番町さんのことですか」
「そう、番町だ」
「それなら嘘ですよ」
「嘘ぉ?」
「はい。
番町さん、僕が彼女さんに見とれていて怒っていたじゃないですか。
それでとっさに、カナさんがタイプだと嘘をついてしまいました」
「ちょっーと、待て! 藤岡に彼女なんていたか!?」
「いたじゃないですか。
ほら、綺麗な長髪の」
「なんだと! 藤岡はあいつと付き合っていたのか!?」
「え? 違うんですか?
僕が彼女さんに見とれていたから番町さん怒っていたんですよね」
「そんな……、ではあの告白もすべて私を騙すための嘘……。
やはり藤岡はハルカ達に取り入って、私を孤独にするつもりだったのか!!」
「どうしたんです、カナさん?」
「ありがとうアキラ! お前のおかげで藤岡の陰謀に気付くことができた!」
「はあ……」
このあと、カナが藤岡の前でキラと付き合ってる発言(藤岡と同等(カップル)となるためのハッタリ)
それがなんやかんやで発展し、本当のカップルへ……
最終更新:2008年02月24日 01:08