元から力の弱いケイコに出来る抵抗は口だけだった。
興奮や緊張などの要素が相まって、ケイコの体も薄っすらと桃色に染まる。
「ふむふむ。ケイコは首筋が弱いみたいだな」
「やっ、ダメェ、やめてぇ~」
図星だったのかどうか、激しく抵抗を見せるケイコ。
「まあそう言うな。本当は気持ち良いんだろ?」
「えっ、やぁ、でもぉ~……」
首筋を左右責められ続け、赤い斑点が出来上がっていた。
「ほらほら、早く本当のことを言わないと止めちゃうぞ~」
焦らすようにつつ~っと舌先で首筋を舐め上げる。
「ああぁぁんっ! カ、カナ~……」
眼鏡越しにケイコの物欲しそうな目。トロンとほだされたような目。
「目は口ほどに物を言う……だっけ? まあいいや。ケイコ、上脱がすぞ」
「ん……」
今まで掴んでいた手を離すが、ケイコは暴れようとしなかった。
カナの手で脱がされていく制服。脱ぐことには慣れているだろうが、
脱がすことには慣れていないはずだ。
なのにすんなりと脱がしていく。
「ケイコ。顔に似合わずあるな。私よりも大きいんじゃないか? しかも細いな」
そう言って普通にブラジャー越しに胸を揉んだり、腰を触れる。
「んっ、あはぁ、ふぅ……」
そういう意味合いで触ったわけではないのだが、敏感になったケイコの体には
十分な刺激だった。
むにむにと胸を揉み続けるカナ。
「やぁん。カナ~……」
焦らしているわけではないのに、ケイコにとっては十分な焦らしとなる。
「ああ。すっかり夢中になってしまった。どれ、邪魔なこいつも……」
背中に手を回し、パッと見では抱き合っているように見える。
プチッという音がし、ブラジャーの締め付けから逃れた胸がプルンと震えた。
柔らかな胸は薄っすらとピンク色に染まり、それよりも濃いピンク色の乳首は、
つんと硬く尖っている。
「どれ」
両胸に両手を当て、片方には口も近づける。
ちゅうっと一吸い。
「ひゃああぁ!」
全身に痺れが走り、ケイコが大きく背を反らせる。
余った方の胸は揉まれていて、人差し指と親指で乳首をこねられていた。
「あっ、ダメッ、ひゃう!」
快感が全身を震えさせる。
カナは胸をたっぷりと時間をかけ愛撫した後、脇腹や腹、へそへと吸い付き始めた。
「この辺は、んちゅ、ちょっとしょっぱいな」
「やぁ、言わないでぇ~」
吸い付き、別の方法では焦らすように舐めた。へその周りは特に敏感で、
ケイコはもじもじと体を動かしていた。
「んんっ、はぁっ、きゅぅ、ひゃうううぅぅっ!」
ビクビクっと体を痙攣させ、ケイコは否が応なく腹に力を入れさせられる。
「おや? イッたのか。あ~あ、スカートがびしょ濡れだな」
見るとスカートは濃く色を変色させていたのだった。
「う~む。普通に可愛いなあケイコ。こう、変な気持ちが高ぶってくるな」
高ぶる前から変なことをしている奴が言っていい言葉ではないような。
カナはケイコのスカートとパンツを下ろした。
「あれ? ケイコ、まさかおまえ……」
つるつるの産毛も生えていない秘所は、しっとりと濡れている。
それを見て、カナはゆっくりと指先を筋に沿ってあてがって見みた。
「あ……」
軽く触れただけケイコは甘い声を漏らす。
何度も指先を上下させる度にクチュクチュといやらしい蜜の音がする。
止まることのない蜜は、割れ目から止めどなく溢れ、床を濡らしていく。
「ここ、硬いな」
カナの指は割れ目の上部にある硬い突起に触れられ、そこはケイコにとって
過敏に反応を見せる部分でもあった。
「きゃふぅっ! ひゃう! シビレッ、ちゃうぅ」
指の腹で擦るだけで喘ぎ声が上がる。
被っていた皮を剥くと大きく膨らんだ突起が現れた。
そしてカナはゆっくりとそこに顔を近づけていく。
「ここも十分に濡らしてやろう」
ちゅううっと吸い付くと、ケイコは大きく背を反らせて反応させた。
割れ目からはピュッピュッと透明な液体が噴く。
「ついでに味見も……」
舌をその十分に濡れた秘所へと伸ばしていく。
ピチャ……。
「んっ!」
指とは違ったはじめての感触がケイコを襲う。
「ちゅ、ん、んく。じゅる、じゅるるっ、ピチョ」
舌が内壁に触れる度に、舌に愛液が絡まる。
軟体物の侵入を拒む動きが、徐々に違う動きを見せた。
「ちゅ、ちゅう……ぷはぁ」
唾液と蜜が混じりあった液体が糸を引く。
カナは口元を拭い、ペロっと唇を舐めた。
「ケイコ……」
「はぁ、はぁ、はぁ、んっ、はぁ、はぁ、はぁ……」
なんかもう答えられないくらい体から力が抜けていた。
「オナニーってしたことある?」
「ん、オナ、ニー?」
初めて聞く単語らしく、うつろな目のまま首を少しだけ傾げた。
「要は今までも行為を自分ひとりでやるということだ」
「な、いよ……」
初めてなのにあの順応性。
「カナ~……」
恥ずかしそうに頬を朱に染め、物欲しそうな声を出す。
「分かっている。優しくしてやるぞ」
「んっ」
カナとケイコはキスをし、カナの指が割れ目にあてがわれる。
そして中指が一本。第一関節まで入った。
「んああっ!」
それだけでもケイコの身体は悦びに震えた。
ツプツプと小さな泡が潰れるような音を立てながら、ケイコの中にカナの
指は呑み込まれていく。
「ああ、あっ、んん、ひゃうっ!」
根元まで呑まれた指を、カナはゆっくりと前後させる。
ジュプジュプといやらしい音がして、それに合わせてケイコも喘ぐ。
カナも体をケイコの隣に持ってくると、胸に吸い付きながら指を動かした。
二箇所からの刺激がさらにケイコの身体がさらに反応する。
「あっ、ダメッ、あっ、あ、ああ、うああぁぁ!」
ケイコは再びの絶頂を迎え、潮を噴いた。
指を抜いたカナは、指にまとわりついた愛液を舐め、不敵に笑った。
「これでテストも頑張れるぞ、きっと。でなかったらまた復習が必要だ」
「はぁ、ん、わか、った……カナ」
後日行われた成績不良者のためのテスト。
これで良い点数を取らないとヤヴァイ上に、今後の成績にも影響が出る。
内容は簡単になっているので、皆はこれに力を入れることになる。
で、ケイコも初めてこのテストをすることになった。
ちなみにカナは常習犯。
「ケイコ! どうだった再テストは?」
返ってきたテストの点数。カナの点数は実に人間らしい数字だった。
一方ケイコはというと、いつぞやと同じ俯き具合。
カナに気付くと振り向く。
表情が心なしか嬉しそうで、顔を桜色に染めていた。
「あのねカナ……」
このあとどうなったのかは……想像にお任せ……。
おまけ。
「ねえカナ」
「どうしたハルカ?」
「最近ケイコちゃんが遊びにくること多くない?」
「そうか? まあ、親睦を深めるのも悪くないだろう」
「そうね。また遊びに来てもらってね。ちゃんとお菓子とかも用意しておくから」
「うむ、分かった。では明日にでも……」
終
最終更新:2008年02月15日 21:48