柏木城(喜多方市)

柏木城
(かしわぎじょう)
所在地喜多方市塩川町(旧耶麻郡塩川町)塩川字古町
別称塩川館、(浜崎城か)
築城年長禄年間(1457-60)
築城者七宮盛種
城主変遷蘆名氏[七宮氏]…
廃城年慶長年間(1596-1615)初頭か
現状河川

概要

柏木城は福島県喜多方市(旧耶麻郡塩川町)に所在した城館跡である。

歴史

長禄年間(1457-60)七宮勘解由左衛門盛胤が築城したとされる。

七宮氏は蘆名氏一族であり、藤倉館主藤倉三郎盛義の子(石見守時連?)を祖とし、その子盛胤が七宮氏を称したという。下って十三代盛政の代に栗村を称したとされる。

また柏木城は浜崎城の前身とも考えられる。浜崎城は慶長年間(1598-1601)初頭、若松城主蒲生秀行家臣蒲生主計が城代となった際に改修されて現在地に移されたとされ、それ以前は塩川町古町地内に所在したという。そうなると創建は正平七年(観応三・1352)以前と考えられる。その場合、七宮氏が築城したとする柏木城(塩川館)の所在地は小十郎館の地であろうか。

現状・感想

柏木城(塩川館)の所在する古町は、もともとは塩川町と湯川村浜崎との間を流れる日橋川の中間にあった様です。現在日橋川に架かる南大橋は以前は南北2つの橋で、字古町-字古城-湯川村浜崎と結んでいた様です。昔から頻繁に水害にさらされていた当時の古町は、昭和40年代日橋川の河川改修で姿を消したらしく、柏木城も日橋川の流路及び河川敷となっています。遺構はさすがに無いでしょうな~。

しかしこの柏木城という名前はどこから来ているんでしょう?往時の古町の様子を描いた絵に「柏木屋」という文字が書かれていましたが、何か関係しているのかな…。塩川町史を読みたいが図書館に無いよ~。

関連項目

最終更新:2012年10月05日 17:52
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