根岸柵 (ねぎしさく) | |
所在地 | 喜多方市熱塩加納町(旧耶麻郡熱塩加納村)加納字館ノ腰 |
別称 | 根岸館、十間館 |
築城年 | 弘安年間(1278-88)か |
築城者 | 畠中頼国か |
城主変遷 | 畠山氏… |
廃城年 | |
現状 | 宅地、耕作地 |
根岸柵は福島県喜多方市(旧耶麻郡熱塩加納村)に所在した城館跡である。
弘安年間(1278-88)畠山(畠中か)刑部頼国が拠ったと「日本城郭大系」に記載がある。しかし「福島県の中世城館跡」においては、根岸柵と別掲の十間館の項に類似する記述があり、また「目で見る熱塩加納村の文化財」根岸館の記載には十間館とも称す、とある。
整理すると、「城郭大系」は根岸柵、「福島県の~」は根岸柵と十間館は別、「目で見る~」は同一との記載をしておりややこしいが、何れにしても畠中頼国なる人物が居住したという伝承が残る。
加納小学校北側、根岸の集落辺りが柵跡の様ですが、特に遺構などは確認出来ませんでした。集落中央のナントカセンター?前の道路が不自然に屈曲し、また土塁、堀跡の様なものも見られましたが、何とも決定力に欠けます。それよりも小学校南側、郵便局東側に土塁のある民家があり、そちらの方が気になりました。