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実は、私の場合、開業というと少しニュアンスが違うのです。
獣医学科生は、
日本一平均偏差値の高い学科の入試を
突破して夢一杯入学したてのオリエンテーションの時点でいきなり
諸先生方から
「臨床獣医はみんな辞める、恵まれていないし
大変だ、大していい仕事でもない」
みたいなことを言われます。笑
これは、今思えば、一刻も早く現実に目覚め
それに立ち向かうのか、別の選択枝を取るのか
考え直しなさいという、愛だったのだなと思うのですが
当時は入学したてで浮かれているので頭の片隅くらいにしかありません。
ところが、学年が進むにつれ、
どんどん情報は入ってくるわけです。
長時間労働、低賃金、プレッシャーとの戦い、
家族を守れずに転職・離婚、臨床獣医のうつ病、自殺率は日本一?
職場の環境が悪いので人間関係も劣悪、気付けば自分も
劣悪な環境の一要因のような人間性に成り下がっている。。。
負が負を呼ぶ地獄絵図
(もちろんそうじゃない病院もたくさんではないけれど
ありますが)
まさかそんな、大げさな、と思いつつ
実習で現場に魅せられ、臨床に行ってはみたものの
「現実」に押しつぶされ
企業や公務員に転職していく人は後を絶ちません。
だから、在学中からずっと
「人間として雇用され続ける獣医師」
を実現しようと、
きちんと一から人間を育て、
育った人間の生活を守り、育った人間が残ってまた
次を育て、組織も人間と一緒に育っていくような
そんな病院を作りたいね、と
同級生たちと、たくさん、たくさん語り合ってきました。
でも、すぐにはできないから
それぞれが「得意な何か」を身につけて
また集まろうね、と。
同級生が、里帰りのように、
最後の就職先として安心して働ける環境を作るべく、
「場作り」を、私は始めます。
こんなことを言おうものなら
「若造が生意気な!キレイゴトばっかり言いやがって!!」
となります。
もちろん。
大人一人(付随してくる家族)の生活を支えてやるのは
大変なことです。
ものすごい努力が、責任者として必要になります
経営者なんて、響きはかっこいいですが
動物病院規模の事業の経営者なんて
ものすごい多くの命を両肩にぶら下げ、
なんでもこなさなければならない雑用係。
プレッシャーもありますが、最初の一歩を。
カテゴリ: [
獣医師の未来のために] - &trackback() - 2007年03月03日 13:11:15
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最終更新:2007年03月03日 13:37