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京太郎「やっぱり初詣って混むんでしょうかね?」
郁乃「ん~着かへんことにはわからんわ~」
京太郎「ですよねー」
郁乃「それで、この振袖どや~?」
京太郎「似合ってると思いますよ、可愛いです」
郁乃「それじゃあいつも可愛くないみたいやん」プクーッ
京太郎「可愛いですよ、いつもの可愛さが100だとしたら今の郁乃さんの可愛さは150です」
京太郎「あとその膨らませたほっぺも可愛いので200ですね」
郁乃「そ、そんなに褒めても何も出ないで~」
京太郎「郁乃さんと初詣デートができるだけで十分ですよ」
郁乃「うぅ~……」ドン
郁乃「え?」
男「おいこらそこの嬢ちゃん、なにぶつかっとんねん」
男「嬢ちゃんがぶつかったおかげで右肩の骨外れてもうたわ」
男2「あ~こりゃ金払ってもらわんとな~」
男「せやな、とりあえず頭金として10万くらい貰おか」
郁乃「そ、そないに持っとらん……」
男「現ナマで払えない言うんやったら、体で払ってもらおか?」
郁乃「い、いやや」カタカタ
京太郎(この場面……見覚えが……)
男「ほな早くいこか」ガシッ
郁乃「嫌!嫌や!放して!」
京太郎「そこのおじさん、ちょっと待てよ」
男「あん?なんやこのガキ?」
男2「ひょっとしてこの嬢ちゃんの彼氏とちゃいます?」
京太郎「ああ、その通りだよ」
京太郎「ところでさ、おじさん、どうしてアンタ、郁乃さんを掴めるんだ?」
男「腕はものを掴むためにあるんやで?そないなこともわからんのか?」
京太郎「分かんねえな、だっておじさんさっき右肩の骨外れたって言ってたじゃん」
京太郎「どうしてその右腕で郁乃さんを掴めるんだ?」
男「なっ!」
京太郎「これで郁乃さんを掴む必要はないな、とっとと放してくれないか?」
男2「このガキ、さっきから何を!」
京太郎「俺にちょっかいは出せねえよ」
男「はっ、何を言うて」
ウーウーウー
男「る…ん……や?」
京太郎「薬物取引もしてるヤクザの幹部が、2人で何をしているんだ?」
男2「に、逃げましょう!」
男「憶えとれよ、このガキが!」
京太郎「行った……みたいっすね」
郁乃「こ、恐かった~」ヘナヘナ
京太郎「あのときと同じでしたからね」
郁乃「京太郎くんと初めて逢ったときのこと~?」
京太郎「また郁乃さんを助けられてよかったです」
郁乃「疲れたわ~もう帰らへん?」ブチッ
郁乃「あ、鼻緒が切れてもうた~」
京太郎「帰りましょうか、はい」シャガミ
郁乃「何してるん?」
京太郎「歩きづらいでしょうからおぶろうかと」
郁乃「そういうこと~ほな、お言葉に甘えて~」
京太郎「よ……っと、じゃあ帰りましょうか」
郁乃「ご~!」
最終更新:2013年10月07日 01:02