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京太郎「はぁ……」トボトボ
京太郎「夏休みも明けて1か月になるけど……」
京太郎「相変わらずのぼっちかぁ」ポツーン
泉(はぁ……)
泉(どうしていつも同じクラスの人とか、麻雀部員とかこっちにいないんやろか)
泉(相変わらずのぼっちやなぁ……)
京泉「「……寂しいな」」
その望み、叶えてやるだわさ!
行けっ!遠隔操作型イレカワール!
京泉「「……今、なんか聞こえたような?」」
ビビビビビッ!
京太郎(泉)「気のせいやな」トボトボ
泉(京太郎)「気のせいか」トボトボ
京太郎「……あれ、道変わってへん?それに心なしか視点も高いような……」
泉「いつの間にこんなところに来たんだ?それになんだか体中すーすーするような……まあいっか」
【side-泉】
京太郎「急に風が無くなったな……ん?」ペタッ
京太郎「ん?ん?ん?」ペタッペタッペタッ
京太郎「私の体ってこないにゴツかったやろか……そもそも服が……?」コカンチラッ
チョッピリモッコリ
京太郎「……は?」
【side-京太郎-】
泉「すっげーすーすーしてんのに全然寒くないな、俺の体おかしくなってんのか?」テヲミル
泉「手が小さく見えるな……っておい!」ペタッペタッペタッ
泉「袖がねえって思ったら、体が小さくなってる?」コカンチラッ
ヒラヒラー
泉「…………」モイチドチラッ
ヒラヒラー
泉「…………」サワサワ フニッ
泉「あんっ」
泉「どんな声出してんだよ!……って」
泉「何じゃこりゃああああああ!」
prrr prrr prrr
泉「えーっと、携帯さんどこですかー」
泉「あったあった……【須賀京太郎】?どーなってんだ」ピッ
泉「もしもし、どなたで『京太郎くんですか!?』」キィーーン
泉「そうだけど、あんたは?」
泉(この声聞き覚えがあるような……)
京太郎『二条泉です!』
京太郎『今スカート穿いてますよね!?』
泉「ん……どうしてかわかんねえけど」
泉「ちょっと待て、その声俺の声と似てないか?」
京太郎『はい、えっとですね』
京太郎『どうやら、入れ替わってしまったみたいです』
泉「入れ替わった?何が」
京太郎『私たちの身体が、ですよ』
泉「は!?」
【side-泉-at教室】
ワイワイガヤガヤ
京太郎(どうして京太郎くんと入れ替わりなんて……)
咏「京太郎ー」
京太郎(これじゃあお手洗にも行けひんやないか……)
咏「京太郎ー」フリフリ
京太郎(それにあのことまで……!)
咏「おーい」フリフリ
京太郎(それはダメや!)ガタッ
咏「京太郎って呼んでんだろ!」
京太郎「へ?」
咏「呼ばれたらすぐ返事しろってんだよなー」フンス
京太郎(せやった、私は今は須賀京太郎なんや)
京太郎(京太郎くんに迷惑はかけられへん)グッ
咏「おーい、聞いてんのかー?」
京太郎(確か京太郎くんはいつも……)
京太郎「ごめんごめん、咏に見蕩れてたんだ」
咏「はっ?」カァァ
京太郎「咏はいつも通り可愛いな」ナデナデアンドイケメンスマイル
咏「う、うぅ……か、からかうんじゃねー!///」プシュー
京太郎(そうそうこんな感じやったな)
【side-京太郎-at教室】
泉(これが女子の身体か……)ゴクリ
泉(ここを触って……)サワッ
泉(トイレが楽しみだなー)
泉「おっと、ここが泉の教室か」
ガララ
ワイワイガヤガヤ
泉(泉は挨拶をちゃんとしてるから……)
泉「みんな、おはよー!」
シーン
泉「あ、あれ?」
……ワイワイ……ガヤガヤ
泉(どうなっているんだ……?)
生徒A「二条ーお前先週のゴミ捨て忘れとったやろ、今から行ってこい」
泉「今から、ですか?」
泉(始業まであと5分しかねえじゃねえか)
生徒A「はよせんと先生に殴られるでー」
生徒B「せやせや」ケラケラ
泉(まあ泉はちゃんとしてるように見えて意外なところでおっちょこちょいだからな)
泉(ぱぱっとやるか)
泉「わかりました、行ってきます」
泉「えーっと、この辺りだっけなー」
生徒C「あーそこ危ないでー」
泉「へっ?」
ガタッ ドサドサ
泉「いつつ……まさかゴミが上から降ってくるなんてなー」
泉「まあいっか、ほいほいっと」
泉「あと2分なら間に合うな」タッタッ
【side-泉-at授業】
京太郎(京太郎くん、大丈夫やろか)
京太郎(大丈夫やろな、きっと)
「須賀ァ!てめえが答えるんだよ!」
京太郎「ひっ!」
クスクス
京太郎「すみません……」シュン
【side-京太郎-at授業】
「ほな二条、お前この問題解いてみろや、式は黒板に書いてええで」
泉「チョークはええです、それはx=2,-3ですがx>0よりx=-3は不適、したがってx=2となります」
「おお、上出来や、座ってええで」
泉「はい」ドヤッ
シーン
「次は……生徒D!」
生徒D「これはx=10,5ですが、x>6よりx=5は不適、x=10となります」
「あーそれはどっかで符号間違えたな、x<6によりx=10は不適、x=5が答えや」
生徒D「えぇ……」
ドッ ワハハハ ドンマーイ キニセントイテー
泉(あれ、あれ……あれ?)
【side-泉-at昼休み】
咏「京太郎ー、屋上行こうぜー」
京太郎「ああ、ちょっと待ってな……」
京太郎(なんでお弁当が二つもあるんやろ……?)
京太郎「咏ー弁当持ってるよなー?」
咏「もちろんだけど、どうしたんだ?」
京太郎「いや、何でもねえ、待たせて悪かったな、お詫びだ」ニギッ
咏「おわっおもおお、おまっ!なに手ぇ握ってんだよ!」カァァ
京太郎「あー、悪かったな」サワヤカスマイル
咏「う……別にいいよ……ったく」
咏「来たぞー」
京太郎「どうもー」
霞「二人とも遅かったわね」
咏「京太郎がゆっくりしてたからなー」ジトッ
照「何してたの……」
憩「ゆっくり……シてた……!」ビビクン!
郁乃「遅れてごめんな~」
良子「ソーリーです」
エイスリン「イクノ!ヨシコ!オソイ!」
京太郎(な、なんで戒能プロがおるんや!?)
京太郎(それに郁乃って、赤阪さんは郁代やなかったっけ?)
郁乃「ん~どうしたんや京太郎くん?」
京太郎「いやっ、なんでも?」
霞「どうして疑問符?」
京太郎(えっと、宮永さん、荒川さん、エイスリンさん、赤阪さんと石戸先生も弁当持ちやんな)
京太郎(そうすると……)
京太郎「あ、戒能プロ、これどうぞ」
良子「……センキュー」シュン
京太郎(なんか落ち込んどる!?)
京太郎(何や、何が悪かったんや!?)
京太郎(……そっか、京太郎くんのことや)
京太郎「落ち込んでると、その可愛い顔が台無しだぞ、良子」サワヤカスマイル
良子「よ……し……こ?ワッツ?ヨシコ?ヨッシィコォ?」
京太郎「どうしたんですか!?」
良子「ああいや、なんでもない、ノープロブレム、ノーウェイノーウェイ」
良子「京太郎が私のことを良子なんて呼ぶわけ」
京太郎「良子?」
良子「はうっ」プシュー
【side-京太郎-at昼食】
泉「お、これは泉のお母さんが作った弁当かな」
泉「いただきまーす「に・じょ・う・さーん」」
泉「はい?」
生徒B「先生がさっき呼んでたで、用事があるとか」
泉「わかりました、おおきに」
生徒C「ええってええって、ほら早く」
泉「はい、では」
泉(今の声……ゴミ捨て場で聞こえた声とそっくりだったな)
生徒ABCD「「「「……くすっ」」」」
「用事?そんなん無いけどー、どうしたんや?」
泉「え?」
「ま、ええわ、二条最近大丈夫か?」
泉「何がですか?」
「最近お前クラスでハブられとるように見えるんやけど」
泉「見えますか?」
「この前は泣いとるみたいやったけど、「なんでもない」言うとったやん?」
「ほんまに大丈夫なんか?」
泉「…………」
『二条ーお前先週のゴミ捨て忘れとったやろ、今から行ってこい』
『あーそこ危ないでー』
『シーン』
『先生がさっき呼んでたで、用事があるとか』
泉「…………あー」
泉「大丈夫です」
「そうか?まあキツイ思ったらいつでも相談してくれでええからな」
泉「はい、失礼しました……あ、そうだ」
泉「先生、みんなでパーティーの準備をしてるんでお昼ご飯食べ終わったら来てください」
「ん、了解や、楽しみやなー」
ガララ
泉「……大丈夫だ」
泉(もう、解決するから)
ガララ
生徒B「あ、二条さんお帰りー」ニコニコ
泉「どうもです」チラッ
他の生徒「」ビクッ! ザザッ
泉(やっぱりかぁ)
泉(机)
机「」ビチャア
泉(教科書)
教科書「」グチャビチャア
泉(……弁当)
弁当「」グチャァ
泉「…………っ」グッ
泉「えーっと、生徒Aさん、だったっけ?」
生徒A「何ー?どうかした?」ケラケラ
泉「ちょーっとばかし面貸してくんねえか、そこの三人もな」ニッコリ
生徒B「へぇ、二条ちゃんも偉うなったもんやなー」
生徒C「前まではただ泣いとるだけやったのに」
生徒D「ほんま……生意気やわ」
泉「お前らさぁ、こんなことして何が楽しいんだ?」
泉「やってて空しくならねえの?」
泉「人をよってたかっていじめて、どうやらお前ら四人が主導だったみたいだけど」
泉「見てて気持ち悪かった」
泉「お前ら、この教科書を誰の金で買ったのかわかってんの?この弁当誰が作ったかわかってんの?」
泉「この机が何年間使われて、どんな人に使われてきたかわかってんの?」
泉「物ってのには思いが込められてるんだよ、教科書だって「学校で頑張ってほしいな」とか、弁当だって「この具、あの子食べてくれるかな、あの具を入れたらあの子喜ぶかな」とか」
泉「お前らそんなこと考えたことあんの?」
生徒D「なんやさっきから長ったらしく、うるっさいわ」
生徒B「遊び道具が反抗するなや」
泉「悲しくならねえのかって聞いてんだよ!」バンッ!
泉「その程度のこともわかんねえようなやつが粋がってんじゃねえぞ」
生徒A「ウチらが粋がっとる?ずいぶんおかしなことを言うなぁ」
生徒C「あー腹立ってきたわ、もう蹴ってええ?」
生徒B「ええでーやったれやったれー」
「はい、そこまでや」
「現場はしっかり押さえてもろうたで、他の先生にも来てもろうとる」
「四人とも、生徒指導室に連行や」
夜、俺は泉と話した
クラス内でのいじめは夏休み明けから始まったらしく、泉も相当疲れていたようだ
クラスメイトの人たちの証言から、あの四人は校則違反のみならず、万引きなどの犯罪行為も行っていたらしく、処分が決定するまで停学だそうだ
先生曰く良くて停学、悪くて退学だとか
今日の出来事を全て話し終えると、泉は泣いて、何度も何度も、ありがとう、と言っていた
電話越しに自分の泣き声を聞くってどんな拷問なんだろうか
そして、泉との電話を終えて、風呂に入ろうと思ったその瞬間
ビビビビビビッ!
元に、戻った
えええっ!?神様都合よくない!?やっとこの目、泉の目で泉の……むふふを視れると思ったのに
どうやら入れ替わっていた時間はちょうど12時間だったようだ
……ほんと、タイミング悪いよな
泉とは日曜日に一緒に遊びに行く約束をした、少しでも俺が癒してあげられたらなー、なんて
と、まあそんなこんなで俺と泉の波乱な一日が終わった
そして翌日
照「京、おはようのハグ」
憩「京太郎くん……昨日の……真に受けてええんやな?」カァァ
郁乃「きょ、京太郎くんのアホ!///」プイッ
咏「きょ~たろ~なでなで~」
エイスリン「ネコミミ、ツケテミタ///」
良子「どうして呼び捨てにしてくれないんだ……せっかくカラーまで付けてきたのに……そうか、それが新手のプレイなのか!」ハッハッ
京太郎「……は?」
何しやがった泉……後で覚えておけよ
最終更新:2013年10月13日 14:55