アットウィキロゴ

菫、押しかけ女房始めました

.



菫「ここがあの照のハウスか……」

菫「駅から結構歩くんだな……あー服がびちょびちょだ」

菫「最近の夏は暑すぎるんだ、まったく」

菫「うっ……意識が……」グニャッ

菫「私としたことが……っ!」グニャァ



菫「ん……ここは……」

菫「どこだ!?」バサッ

菫「部屋、それも随分と汚い……少しイカの臭いがするな」

バタム

京太郎「ただいまですよー」

菫「お、お前は須賀!どうしてここに!?」

京太郎「まあ、ここ俺の部屋ですからね」

菫「ま、まさかお前、私を襲う気なのか!?」

京太郎「一々オーバーですよ……そんなわけないじゃないですか」

京太郎「弘世さんが外で倒れてたんで介抱していたのに……」

菫「そ、そうなのか、それはすまなかった」

京太郎「わかってくれればいいんです。ハーゲンダッツ要ります?」

菫「もらうよ、ありがとう」

京太郎「それで、どうして大阪まで?」

菫「照のことが気になってな、やえには黙って来たんだ」

京太郎「じゃあ今日中には帰るんですか?」

菫「いや……実は親と喧嘩をしてしまってな」

京太郎「家出ですか!?」

菫「だから数日ここに滞在するつもりなんだ」

京太郎「照の観察もしつつ家出も続けよう、と」

菫「まさに一石二鳥だろ?」

京太郎「照なら今咲とアメリカに行ってますよ」

菫「えっ」

菫「いやいやまさか、冗談だろ?」

京太郎「本当です」

菫「じゃあ私はどこに泊まればいいんだ!」

京太郎「こことか?」

菫「…………」

京太郎「いや、冗談ですよ?そんな考えなくても」

菫「それでいいか」

京太郎「え?」

菫「見たところお前の生活態度は悪そうだからな、私が正してやろう!」

京太郎「えぇぇ……」




【数日後】


菫「それはすまないと言って……なんだと!だから父さんは嫌なんだ!母さんも!」

菫「くそっ!」プチッ



菫「……またお世話になります」

京太郎「また、ってもうすぐ夏休み終わりますよ」

菫「そのことは大丈夫だ、気にしなくていい」

菫「私もここに引っ越すことにした」

京太郎「は?」

菫「三箇牧に転校することにしたんだ」

京太郎「いや、ちょっと待って」

菫「私も自立しようと思ったんだ、インターハイも終わったし、大阪の大学から声がかかっていてな」

菫「要は大学生活の事前準備なんだが親が許可してくれなくってさ」

菫「今日の電話で一応許可は貰ったんだが援助は無し、と言われたんだ」

京太郎「それじゃあ住むところは?」

菫「無い、だからここに引っ越すんだ」

京太郎「そこがおかしいんですよ、どうして照の部屋に行かないんですか?」

菫「もうこの部屋に慣れてしまったからな」

菫「というわけで、これからお世話になります」

京太郎「……は?」

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2013年10月16日 13:42