~名もなきそうげん~
おとこ「やや!!」
おとこ「こんな ところで ひとと あうとは おどろ いたな!」
おとこ「わたしの なまえは 信猛」
信猛「かつては とある国に つかえる ぶし でしたが はばつ あらそい に けんりょく とうそう」
信猛「そんな まいにちに つかれ はて やにくだり りそうの 国と あるじを さがし もとめて」
信猛「さんせん じゅうを たびして いたもの です」
信猛「…… しかし じっさいに いって みたら どこの 国も おなじ ような もの だった」
信猛「どこにも りそうの 国など なかった…」
信猛「だから わたしは きめたの です」
信猛「りそうの くにが ないの なら じぶんの てで おこせば よい!」
信猛「という わけで こうして 国を おこす のに てきした とちを さがして いるわけ ですが…」
信猛「あ!!」
信猛「ははは すみません じぶんの こと ばかりを はなして しまい ましたな」
信猛「あなた がたは いったい どこの どなた さま ですかな ?」
ひょーりみ たちは じぶんの なまえを それぞれ なのった
信猛「…… なんと !!」
信猛「あなた さまの なまえは 八戸のぶなが と もうされる のですか !」
信猛「おどろいたな じつは わたしも……」
※「ぐるる るるる るるる」
信猛「え?」
信猛「うわあ !!」
とつぜん くさむらから まものが あらわれ おそいかかってきた!
★阿斗スライム があらわれた
八戸 のこうげき
八戸 は トリップをかえる のとくぎをつかった
八戸 のトリップが ◆ORWyV99u2Y にへんかした
八戸 のたましいに 狂気 がやどる!!
八戸「俺の名は狂気……」
八戸のぶなが の 狂気 のいちげき!
阿斗スライム に 183 のダメージ!
阿斗スライム はたおれた
ひょーりみ たちは まものとの たたかいに しょうりした
信猛「おおお !!!」
信猛「たすけて くださり ありが とう ござい ます !!」
信猛「八戸のぶなが さま!」
信猛「いまの あなた さまの ゆうし をみて この信猛 けつい いたし ましたぞ!」
信猛「じつは この 信猛の かめいも 八戸と もうします」
信猛「さきほど も おはなし した とおり わたくし は このとちに りそうの 国を おこし たいと おもって おります」
信猛「しかし わたくし には それを ぼうがい しようと おそって くる まもの をたおす うでっぷし も なければ」
信猛「ひとを ひきつけ あつめる カリスマ せいも ない」
信猛「……」
信猛「どう でしょう 八戸のぶなが どの?」
信猛「わたくしと ともに このちに のこり ともに くに づくりを おこ なっては ください ませぬか」
ひょーりみ「……… !!!」
八戸「なんと ?!」
信猛「まものを いとも かんたんに かえり うちに した その つよさ」
信猛「あなた さまが ともに いて くだ されば おそれる ものなど なにも ない」
信猛「それに あなた さまの その おかお」
信猛「ひとを ひき つけて やまない みりょく と ふうかく が ござい ます」
信猛「おおくの 国を たび あるき おおくの 王に はいえつ した わたし には わかる」
信猛「あなた さまは まちがい なく ひとの うえに たつ うつわの かただ !!」
ひょーりみ「…… ……」
信猛「なにより おなじ 八戸 という かめい」
信猛「この ような へきちで おなじ 八戸が であった ことは ぐうぜん ではない」
信猛「うんめい ……… いや てんめい であると 信猛には そう おもえる のです!」
信猛「おねがい もうし あげます 八戸のぶなが どの!」
信猛「この 信猛 とともに ここで ゆーと ぴあを」
信猛「八戸の国 を きずこう では ありま せんか !!」
八戸「 はい
→いいえ」
八戸「ふむ …… たかく かって もらえる のは うれしい でおじゃるが きゅうに そんな ことを いわれても こまるで おじゃる」
信猛「そ、そんな!」
信猛「そんな ことを いわれても あきらめる ことは できませぬ」
信猛「わたくしは あなたに てんめいを かんじた のです のぶながどの!」
信猛「おねがい もうし あげます 八戸のぶなが どの!」
信猛「この 信猛 とともに ここで ゆーとぴあ を!」
信猛「八戸の国 を きずこう では ありませんか !!」
八戸「 はい
→いいえ」
八戸「のう 信猛 よ まろたち には 魔王クマッタ をたおし さんせん をすくう という すうこう なしめい がある のじゃ」
八戸「おぬし とともに 国づくり をしている ひまは ないので おじゃる あきらめて くれい」
信猛「ぬぬぬ」
信猛「そんな ことを いわれも あきらめる ことは できませぬ!」
信猛「なるほど 魔王クマッタ をたおす ことも すうこうな しめい かも しれま せぬ」
信猛「しかし あくせいに くるしむ ひとびと のための りそう きょうを つくる のも また おなじ くらい すうこうな しめい では ありませんか」
信猛「そうは おもい ませぬか のぶなが どの!!」
八戸「むむむ」
信猛「…… ……」
八戸信猛 が たすけを もとめる ように むごんで ひょーりみ を みつめている
信猛 のために なにか いって あげますか ?
ひょーりみ「→はい
いいえ」
ひょーりみ「……おい 八戸」
ひょーりみ「ここまで ひつようと されてん だ」
ひょーりみ「信猛 の ちからに なっちゃれ よー」
八戸「…… むむむ ??」
八戸「しかし で おじゃるな ひょーりみ」
八戸「ロコふるーちぇ が ゆくえ ふめいと なり いま まろが ぬけると こんごの たび が きびしく なるで おじゃるぞ」
ひょーりみ「ちょーし のんな ばーろー」
ひょーりみ「おまえ なんか いなくても 俺が クマッタ なんて ざこ ぼっこぼこ に してやんよ」
ひょーりみ「そんな ことより おまえ なんか このまま たびを つづけて いても どうせ とちゅうで しんじ まうん だから」
ひょーりみ「だったら ここに のこって 王さま なり なんなり に なった ほうが とくじゃ ねーか ちが うんか?」
八戸「…… ……」
八戸「…… ……たしかに いわれて みれば その とおり かも しれぬ で おじゃる」
八戸「…… ……」
八戸「…… わかった でおじゃる」
信猛「おお?! では のぶなが どの?!」
八戸「うむ 信猛 よ おぬしの のぞみ どおり まろは ここに のこり 国づくりを てつだう でおじゃる」
うんぴ「ええええ ええええ ええええ ええええ !!!! !!!!」
信猛「おおおお !!!! ありがとう ござい まする のぶなが どの!!」
八戸「…… ひょーりみ うんぴ」
八戸「ながい こと せわに なったで おじゃる」
八戸「…… ひょーりみ うんぴ」
八戸「ながい こと せわに なったで おじゃる」
八戸「まろの たびは ひとまず ここで おわり のようで おじゃるが まろは これで おわかれの つもりは ないで おじゃる」
八戸「国づくりが ひと だんらく したら かならず おぬしら を おいかける でおじゃる」
八戸「だから それまで 魔王クマッタ などに まけるで ないで おじゃるぞ」
ひょーりみ「ばーろー おまえが 国づくりを おえる まえに クマッタ なんぞ ぶっころ してるに きまって んだろー」
ひょーりみ「あばよ 八戸 いままで あんがとよ」
八戸「…… たまには まろの 国づくりの しんこう じょうきょうも みにきて くれで おじゃる」
ひょーりみ たちは 八戸のぶなが とわかれた……
うんぴ「う、う、 ひょーりみ のバカ なんで 八戸 を おいだし たり するん だよ ……」
ひょーりみ「バカヤロー あのほうが 八戸 のために いいんだ よ おれたちに きを つかって せっかくの はなしを ことわ らせたら わりー だろうが」
ひょーりみ「うんぴ おまえも 八戸の ともだち なら ないて ないで あいつの かどでを よろこんで やれ アホ」
うんぴ「…… ひょーりみ」
ひょーりみ「さて んじゃ 八戸 のアホが おいついて くるまえに とっとと 魔王クマッタ を ぶっとばし に いくか」
うんぴ「……うん オレ 八戸 のぶん まで がんばる よ」
最終更新:2009年03月03日 18:41