ネトゲ廃人主婦

アナタの妻こそ危ない 急増!ネトゲ主婦“廃人”から救い出せるか?

 「ネトゲ」にハマる主婦が増えている。インターネットを通じ、不特定多数のプレーヤーが
 リアルタイムで同時参加するオンラインゲームのこと。そんなネトゲ妻の実態は、アナタが
 考えている以上に深刻だ。

 仕事で忙しい夫の帰宅が遅いのをいいことに、朝から深夜までネトゲ三昧。食事は宅配ピザや
 中華の出前で済ませ、家事は一切やらない。
 少しでも長くネトゲで遊ぶために、子供の食事はレトルトやファストフードばかり。子供が甘えて
 きても、〈ママは忙しい。早く寝なさい!〉と怒鳴りつける。
 1日15時間以上もネトゲをやり続けて視力が低下したが、〈ゲームに支障をきたすから〉と
 レーシック手術を受け、再びゲームに熱中。
 結婚2年目に妊娠したものの、〈ネトゲに集中できない〉という理由で中絶する。
 ネトゲを通じて親しくなった草食系男子と実際に会い、ラブホテルに直行して肉体関係を持つ。

 もはや“廃人”と言ってもいいネトゲ主婦が現実にいる。
 ネトゲ先進国の韓国では、生後3カ月の娘を放り出してゲームに没頭し、餓死させた母親も
 いるほどだ。

 ゲームというと、若者やオタクの世界というイメージがあるが、実際は違う。ニフティと
 スクウェア・エニックスが実施した〈無料カジュアルゲーム実態調査〉によると、利用者は
 女性が66.0%を占め、中でも35~49歳の主婦層が52.7%と最多。いまやネトゲの
 中心は主婦なのだ。

 これまで3000人の人妻を取材し、著書「ネトゲ廃女」(リーダーズノート)を上梓した
 石川結貴氏(ノンフィクション作家)はこう言う。
 「主婦は基本的に自由になる時間が多い。それも、経済的に生活が安定していて、夫や
 子供との関係も円満な恵まれた家庭の主婦が危険です。現実の暮らしに問題があれば、
 ゲームどころではありませんからね。また、ひとりでコツコツ取り組む手芸などが好きな
 タイプがハマりやすい」
 ネトゲの世界は、人間関係が限られている主婦にとっては刺激的だ。チャットを通じ、現実では
 知り合えないような仲間と親しくもなれる。
 評価が目に見えにくい主婦業と違い、ゲームをやり込めばその分だけ成果が表れるから、
 達成感も味わえる。

 「ハマっている主婦たちは〈ネトゲの世界では、夫や子供の前では見せられない“素の自分”を
 さらけ出せる〉と口を揃えます。大半は暇つぶし感覚で始めますが、次第にそこが自分の
 居場所だと錯覚してしまうのです」(石川氏=前出)

 “廃人”から救い出すことはできるのか。
 大事なのは〈たかがゲーム〉と考え、夫が黙認しないこと。妻がパソコンに熱中していたら、
 嫌がられてもいいから画面をのぞく。ネトゲをやっていることが分かったら、〈どんなゲームを
 やっているのか〉〈どこが面白いのか〉など、とにかく話題を振る。〈ちゃんと見てるんだぞ〉という
 姿勢をアピールする。アナタが妻に無関心だから、事態を悪化させるのだ。

 「夜10時以降はゲームを禁止したり、〈オマエの仕事はキチンと家事をすることだろ!〉などと、
 ケンカを吹っかけるくらいでいい。最終手段として、わざとバレるような浮気をするなど、あえて
 家庭に問題を起こす“裏技”もあります」(石川氏=前出)

 ウソのような話だが、有無を言わせず妻からパソコンを取り上げたら、半狂乱状態で
 過呼吸になり、病院に運ばれたケースもあるという。

 ネトゲ地獄にどっぷりハマってしまったら、救い出すのは至難の業。早めの対処が肝心だ。

 ゲーム上の“離婚”に激怒した女が…
 08年10月、人気オンラインゲーム「メイプルストーリー」を巡るトラブルで、宮崎市在住の
 女(当時43)が逮捕された。女はゲーム上で札幌市在住の男性(同33)のキャラクターと
 “結婚”していたが、男性が一方的に“離婚”。激怒した女は以前、男性から教えられていた
 IDとパスワードを使って不正にアクセスし、男性のキャラを消去した。女は不正アクセス
 禁止法違反の容疑に問われた。(以上)


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最終更新:2010年09月30日 22:15
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