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【12月24日 クリスマス・イヴ 夜】

しばらくして二人は、丘を降りて何事もなかったように、
皆が住む人間の世界に戻ってきました。


男「・・腹減った・・・」
サトリ「・・・うん」
男「ごはん・・・食べにいこっか?」
サトリ「・・・うん」
男「何食べたい?」
サトリ「・・・なんでも。」
男「うーん・・・」(なんでもってが一番困るんだよなぁ・・・)
サトリ「・・・男君は・・・何が食べたいの?」
男「え・・・う・・ん・・」(そうだな・・・)
男「・・・クリームシチュー・・・」
サトリ「じゃあそれ」
男「え?」
サトリ「わたしも。クリームシチュー食べたい。」
男「・・・うん。分かった。」

二人は、手を繋いだまま夜の街を、クリームシチューが食べられるお店を
探して歩いていました。

 


男「・・・・うーん・・・・やっぱりクリスマスだしな・・・
  どこも満席になってんな・・・」
サトリ「うん・・・」(私は・・・いいんだけどね・・・・探してる間は、男君と
           手を繋いでいれるから・・・・)
男「あーここもだめだ・・・」
サトリ「うん・・・」

ピロローン♪

男「あ・・・メールだ・・・」


From内藤( ^ω^)

デートの最中にごめんお!
もうご飯は食べたかお?男のことだから、何も考えていないだろう
と思い、ちょっとしたお店を予約しておいたお!( ^ω^)
場所は・・・・・・・・・・・だお!内藤の紹介で来たっていえば、
わかってくれるお!

余計なお世話かもしれないけど、思い出にのこるクリスマスをすごすんだお!!


男「・・・・・内藤・・」
サトリ「・・・どうしたの?」
男「・・・・・あ」
それは偶然にも、夜の街をさまよう二人の目の前に現れました・・・・


男「ばーぼん・・・はうす・・・・」

【12月24日 クリスマス・イヴ 夜②】
カランコロン・・・
マスター「・・・おや?・・・」
映画にでてくるような造りの、あやしげな雰囲気のドアを開けてみると
そこには、昔内藤に借りて読んだ「レモンハート」って言う漫画のマスター
にそっくりな、初老の太ったマスターがそこにいた。
マスター「これはこれは・・・小さな夫婦が来ちゃいましたね?・・・」
男「あの・・・・」
サトリ「・・・」(うわぁ・・綺麗なお店・・・・)
マスター「どうかされましたかな?旦那さん?」
男「・・・内藤の・・紹介で来たんですけど・・・」
それを聞いたマスターは、数秒二人を見つめた後・・二人を店の一番奥にある
席に案内し、おもての看板を変えに行った。
その店は、クリスマスだというのにお客は一人もいなく、静かな音量でラジオから
クリスマスソング・メドレーが流れていた・・・
マスター「奥様?お召し物をお預かりしましょう・・・・」
マスターに奥様と言われても、サトリはまったく動揺しなかった。
俺もそうだった。旦那さんといわれたのに、何の違和感も感じなかった・・・
いや、本当はマスターにからかわれているかも?というぐらいは感じて
いたかもしれないが店内に入った途端、自分たちが古いフランスの映画の主人公に
なったような感覚に襲われていたので、正直なところおぼえていない・・・・

マスター「外は寒かったでしょう?」
そう言うと、マスターは二人に暖かい紅茶を出してくれた。

サトリ「・・・はぁ・・おいしい・・・」

俺の目の前にサトリがいる。いや、あたりまえなんだが・・・なんていうか
まだ・・・信じれてないというか・・・・

サトリ「・・・どうかしたの?」
男「え・・いや・・」
確信した。俺はまだ、目の前にいる彼女が自分のことを好いていて
くれていることをまだ信じきれてなかった。
だってそうだろう?ついさっきまでどこを見ていたか分からなかった子が
ずっと自分のことを見ていてくれていたなんて・・・・そんなのすぐに
信じられるほど俺はまだ年をとっていない・・・

サトリ「・・・」
さっきからずっと・・・男君は私のことを考えていてくれている・・・
何度も何度も・・・私の顔を見ながら、わたしがここにいる事自体を
疑問に思ったりしている。

ふふ・・・ごめんね男君?あなたの考えていることは、私わかっちゃうの・・・
だから、あなたが何度もわたしに対して疑問を抱くたびに、わたしはあなたを
抱きしめたくなるの・・・お互い様なんだね・・・・


マスター「お待たせしました。」
そう言うとマスターはわたしたちがまだ何も行ってないのに、
料理を持ってきた・・・それもわたし・・・いえ・・男君が食べたがっていた
クリームシチューを・・・

男「え・・・なんで・・」

わたしもびっくりした。この人ももしかしたら、サトリなのかなとも思ったけど
どうやら違うみたいだ・・・
おそらく、マスターは今までいろんな人たちに会ってきたのだろう・・・
そんな中で、相手の顔をみればその人の食べたいものが分かるようになったんだって
カウンターの中でグラスを拭いているマスターの背中が語っている・・・

男「どう?・・・サトリ?おいしい?」
サトリ「うん・・・」
男「・・・よかった。」(内藤・・・・ありがとう・・・)
サトリ「・・うん・・・」(男君・・・内藤君のこと・・・本当に・・・信頼してるんだなぁ)

そう思った途端、わたしは内藤君に対して嫉妬心を抱いてしまった。
・・・・いや、男君と内藤君は親友で、男君からわたしに向けられている
愛情のそれとはまったく違うものだってわかってるんだけど・・・
あうう・・・なんなんだろう・・今はとりあえず、男君から向けられる全てのものは
わたしに向かっていてほしい・・・そんなコトがわたしの頭の中をぐるぐる
回っている・・・うう・・・なんて強欲なのわたしは・・・・・/////
男「・・・サトリ?」
サトリ「・・・・はっ!?ご・ごめん・・・なぁに?」
男「いや、なんか上の空だったから・・・」
サトリ「//////」(あう・・・・もうだめだわたし・・・)


しばらくしたら、お店の時計が(いまどき珍しい鳩がででくるやつだった)
九時になったことを教えてくれた。

男「あ・・・もう九時か・・・」
そう言うと男君は鞄から一つの小さな箱を出した。
男「サトリ・・・」
サトリ「・・・・・」
男「ちょっと早いかもしれないけど・・・」
サトリ「メリークリスマス」
男「え・・・」
わたしは、男君がそれを言う少し前に自分から言ってみた。今日は男君の
返事をまってばかりだったからね?たまにはわたしから喋ってみたかったの・・

ちょっとびっくりした。
俺が作れる限りの最高のタイミングでプレゼントを渡すつもりだったのに、
後一歩の所でサトリに先を越されてしまった。
サトリが笑っている。どうやら、俺のきょとんとした顔が見れて
嬉しかったらしい。ちくしょう。
とりあえずそんなこんなで、二人はプレゼントを交換した。

・・・サトリから僕が貰ったのは・・・手帳だった・・・
サトリ曰く、今日から書いていけば丁度一年後のクリスマスにページがうまるようになっているらしい。
なるほど。じゃあ来年のクリスマスに、俺がサトリにコレと同じ手帳を買ってあげたら、
一年越しの交換日記ができるわけだ・・・おぼえておかなきゃ。

とりあえず、今日は書くことがいっぱいありそうなので、いきなり1ページ目から
ぐちゃぐちゃになっちゃうかもしれない・・・


そして俺がサトリにあげた物は・・・

正直、妹と一緒に選んだとはいえ、今のサトリなら絶対に
喜んでくれると思っていた・・・ほーら案の定また泣き出した・・・・・

男君はすごい喜んでいてくれている・・・・
本当はなんの変哲もないただの手帳なんだけど・・
喜んでくれるかなぁと思ってちょっとした嘘をついたら、なんとも簡単に
信じてくれた・・・・これで、来年のクリスマスまで、わたしの知らない男
君が手帳の中で書き溜められていく・・・
人の日記を見てもあんまり面白いと思う人はそんなにいないと思うけど、
普段から男君からの想いが伝わってくる分、手帳に書かれた日記は、わたしの中で
その何十倍も新鮮味を増す。

・・・今日はなんだか嘘をつくのが上手くなったような気がする・・・・
ごめんね?男君・・・でも、わたしは、あなたを悲しませるような嘘は絶対につかないからね・・

そして・・・わたしが、男君から貰ったものは・・・


箱を空けた瞬間、わたしは声を失った


そこには    小さな   時計が入っていた



プレゼントとしては何も変わったとこもない普通の時計だとおもうでしょ?
ちがうの・・・これはね?わたしがしている時計の片割れなの・・・


どういうことかというと、わたしがいつも付けている時計は2つの腕時計をバラバラにして
その部品を元に、パーツが丁度半分に分かれた対照的なデザインのペアの腕時計なの・・・・

わたしはそれをしらずに、小さいころにお母さんにおねだりして、一つだけ買ってもらったの。
大きくなってから時計の本当の造りを知って、もう一つの分かれた時計を探していたんだけど
もうその時計屋さんは潰れちゃってて・・・・

そんな話を、男君には昔、仲良くなりたてぐらいのころに一度話しただけ・・・

なのに、その時計が今、ここにある。

妹さんと買い物していたときに偶然見つけたらしいんだけど、
その話を覚えていてくれてて・・・


そんなことを聞いていたら・・・わたし・・・また泣いてて・・・
たった三日間で三回も泣き顔みられてただでさえ恥ずかしいのに、案の定
泣いたなーとか思ってるの・・・・

ばかばかばか・・・・あたりまえだよ・・・・わたしですら・・・
この時計のことは忘れていたのに、随分昔の、しかも一回しか話ていないのに
それを覚えていてくれたんだよ?
うれしいにきまってんじゃない・・・・
泣くにきまてんじゃない・・・・
男君のばかばかばか・・・・・・
ポコポコポコ・・・・

サトリがなきながら俺をぽこぽこ叩いてくる・・・・
まさか俺がサトリの時計のコトを覚えていたのに、本気でビックリしたらしい・・・
とゆうか、俺もその時計のことを覚ているのにびっくりしたんだけどね・・

サトリがほしがるものは何かって考えているうちに、どんどんサトリとの思い出が
よみがえってきて、それで話をおもいだしたんだ・・・・

正直・・・ここまでよろこんでくれるとは思わなかったけどね・・・・・

サトリは化粧を直してくるといってトイレに行った。
俺は別に鼻を真っ赤にした泣き顔のサトリでもいいんだけど、
やっぱりそうゆうのは嫌らしい・・・


・・・・そういえば・・・

何で内藤は、こんなお店のことを知っていたんだろう?

あいつがこんなおしゃれな店を知っているはずがない・・・・
いや、べつに内藤のことを馬鹿にしているわけではない。
俺らみたいなのが、少なくとも「内藤の紹介」では入れるくらい
ラフな店にも見えないからだ・・・・

アイツのことだからネットなんかで調べて、予約してくれたんだろうか
ともおもったが、あくまでも俺たちは「紹介」でここにやってきたのだから、
ある程度の面識が内藤になければ、そんなことできるはずがない・・・・


とりあえず、マスターに聞いてみることにした。

「あの・・・・」
マスター「おや?どうしました?何かお持ちしましょうか?」
男「いや、そうじゃないんですけど・・・・」

マスターはコーヒー豆を挽きながら、俺の話に耳を傾けてくれた。

男「あの・・・答えれる範囲でいいんですけど・・・」
男「内藤ってこのお店の・・・常連客か何かなのですか?」

マスター「・・・・私としてはあまりお客様のことを喋りたくないのですが・・」
男「・・・あ・・・す、すいません・・・」
マスター「いえいえ・・・内藤様からはなにをおっしゃってもかまわないと
     いわれていますので・・・お教えしましょう・・・」
男「あ・・・・はい・・お願いします。」

そう言うと、マスターは俺をカウンターに座らせ、ゆっくりと話し出した・・・


マスター「・・・内藤様御一家が・・・はじめてこの店にこられたのは・・
     もう15年ぐらい前になりますかな・・・」
男「十五年・・・」

その時点で、ここは内藤が親といっしょにこの店に通っていたのかが分かった・・・

マスター「内藤様御一家はそれはそれは仲のいい親子でした・・・」
男「はい・・・」

それは知っている・・・内藤の家とは、家族ぐるみの付き合いだったから・・
あいつの母親はとても美人で・・・やさしくて・・・・

マスター「坊ちゃんはとてもやんちゃな子でして・・・いつもいつも私の髭を
     だおだお!と言いながらひっぱったりして遊んでおられました。」
男「あ・・・わかります・・・昔からあいつはそんなんでした・・・」
マスター「ほっほっほっ・・・・それから、毎回・・・私の作るオムライスを
     おいしそうに食べていましたね・・・」
マスター「・・・・それが・・・八年前ぐらいでしたかな・・・旦那様が
     急に来られなくなりまして・・・」
男「・・・・」

コレも知っている・・・・そう、丁度八年前・・・そのぐらいからあんなに
仲のよかった夫婦だったのが・・・急に・・・・

マスター「それからというもの・・・・坊ちゃんは
     お母様と二人で来るようになりまして・・」
マスター「ほら・・・ちょうどあなた様が座っておられる一番奥の席に・・・」
男「あ・・・・」

振り向いて、座っていた席を見てみる。・・・なるほど、あの席だけ店の一つ
奥に入っていて、さしずめ個室のような造りになっていた。
俺とサトリが二人だけの時間を作れたのも納得できる。

マスター「いつもあの席でお二人で楽しそうに・・・・親子そろって
     綺麗な透き通った髪をしておられましたから・・・・私には
     天使の親子にも見えましたよ・・・・」

内藤の金色の透き通った髪は、お母さんの血でもある、外国の先祖
の遺伝だそうだ。本当に綺麗な髪をしているので、あの髪に文句を付けに来る
教師や生徒が許せなかった・・・

マスター「その奥様も・・・五年前に・・・」
男「・・・・」

ホントに突然だった・・・・・内藤の母親は五年前の冬に・・・・・交通事故で・・・・

マスター「・・・・・それ以来、坊ちゃんを見かけることがなかったのですが、
     昨日突然電話がかかってきまして・・・」
男「え・・・・」
マスター「じつはですね?この店は古くからのしきたりで、いちげんさんのお客様は
     お断りしているのですよ・・・」
男「え?・・・で、でも・・俺・・・」
マスター「・・・・坊ちゃんはこうおしゃってました。」


( ^ω^) (男は始めてのお客さんじゃないお!僕の大事な家族だお!)

それを聞いているうちに、自分の目に涙が溜まってるのがわかった・・・


マスター「・・・坊ちゃんはですね?何度おっしゃてもこういうんですよ・・・」


( ^ω^) (僕と男は血はつながってないけど家族だお!)
( ^ω^) (男とサトリちゃんに・・・僕とお母さんの思い出の場所で、幸せになってほしいお!)
( ^ω^) (僕はあの二人に・・・幸せになってほしいお!)


だめだ!だめだ!サトリのことを笑ってたのに・・・涙が・・止まらない・・・


マスター「ですからね・・・そんなに強く頼まれたものだから、今回だけは
     あなた方をお通ししたのですよ・・・?」
男「・・・・・」
マスター「それにですね・・・・あなた方はお二人とも・・・」

マスター「お二人ともとても綺麗な目をしている・・・そんな人たちを追い出しては
     この私が、内藤様の奥様に怒られてしまうじゃないですか・・・」


マスターはそういいながら、そっとタオルを貸してくれた・・・・


全然気づかなかった・・・ずっと内藤に謝っていた・・・

内藤はこんなにもおれ達二人のコトを思っててくれたなんて・・・・


サトリ「・・・男君?」
男「!?」
気が付いたら、横にサトリがいた。おれの顔を覗きながら心配そうな顔をしていた。

サトリ「??どうしたの?大丈夫?」
男「あ・・・ああ・・大丈夫だよ・・・・」

そう言うと俺はサトリの頭をなでてあげた・・・・

サトリ「ふぇ・・・なぁに?」

マスター「さて・・・・そろそろお店を閉めてもよいですかな?」

時計を見ると、もう11時を指していた。

【12月24日 クリスマス・イヴ 夜③】

今日一日で・・・俺はいろんなものを手に入れた・・


それは、目にはみえないけど・・・たしかにそこにあるもの・・・


サトリ「うわぁー・・・すごいゆきだぁ・・・」

ばーぼんはうすから外に出ると、そこはもう白銀の世界だった。

マスター「では、若いご夫婦・・・お気を付けてお帰りください。」
サトリ「あ、マスターも今日はありがとうございました!」
マスター「いえいえ・・私は私の仕事をしたまでですよ・・・」
そう言うと、マスターは店に鍵を閉めて俺たちとは逆の方角に歩き出した・・・

男「あ・・・マスター!!」
マスター「?どうしました?」
男「いや、あの・・・お金・・」
マスター「・・・あぁ・・・そうですね・・・」
マスターは、手を僕のほうに向けて、こういった・・・

マスター「お金は要りません・・・その代わりコレを貰いましょう・・・」

マスターが上に上げた途端、俺の服の右ポケットから、今日の朝あのへんなお店で買った
キーホルダーがでてきて、マスターのほうに飛んでいった・・・

男「!!!?え・・・な・・何」
マスター「これはですね・・・うちのお店を見つけるための、地図みたいなものだったんですよ・・・」
サトリ「?マスター何言ってるか聞こえないよー?」

俺にはたしかに聞こえている。いや、俺にしか聞こえていないのか?

マスター「・・・男君、きみの彼女は・・まだ君にいえていない
秘密があるみたいだね?」
男「え・・・秘密?」
マスター「そう。私の口からはいえないが、彼女はそれを君にいえないで
     困っているんだよ?」
男「・・・・」
マスター「なあに・・・たいした問題じゃないさ・・・君が、彼女のことが
     本当に好きなら、なんら恐れるものじゃないからね・・・・」
男「俺が・・・サトリを・・・本当に好きなら・・・」
マスター「・・・最後に質問だ!男君!君はこれから、どんな困難が
     待ち受けていようともサトリちゃんを幸せにする自信はあるかい?」
男「・・・・」
マスター「あれ?君の彼女を思う気持ちはそんなものかい?」

ちがう、答えを失ったんじゃない。俺はこの数日で、自分が
どれだけ他人から想われていて、自分がどれだけ他人を思えるかを
いたいほど経験したんだ。

だから、いまさらそんな簡単な答えを聞かれて、びっくりしただけだ。



男「あたりまえだっ!!!俺はサトリを!!!全力で幸せにする!!!!!」

サトリ「!!!!!!」(え!?男君・・・なにを・・)


その瞬間、マスターだと思っていたその影は風にさらわれ消えてしまった・・・


サトリ「男君・・・」

(さとりちゃん・・)

サトリ「!?だれ?」

(さあて・・だれでしょうね・・・そんなことより・・)

サトリ「・・・」(私の頭の中に・・・話しかけてくる・・・サトリ?)

(あなたは本当にいいひとを選びましたね?)

サトリ「え?」

(あのこなら・・・男君なら・・・本当のことをいっても・・大丈夫・・)

サトリ「な・・なにをいってるの?」

(あとは、あなたの覚悟だけですよ?勇気をふり絞って・・・・)

サトリ「私の・・・・覚悟・・」

二人にメッセージを残し、マスターは鈴の音とともに
                空に消えてゆきました・・・

サトリ「・・・・男君・・・・」
男「サトリ・・・・俺は・・お前を・・・一生守ってやる・・・」
サトリ「・・・・」
男「だから・・・・だから・・・」



男「お前の全てを・・・・俺に話してくれ・・・・・」




サトリ「男君・・・・・・」





サトリにはもう、自分の能力がばれてしまった時の恐怖はなくなっていました。



男には、なにを言われてもサトリを守ってゆく覚悟が出来ました。

そう・・・あとは・・・・伝えるだけで・・・・

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最終更新:2010年04月02日 23:18