【12月28日 夜②】
夜の海風は、とても冷たく・・・粉雪がしぃと内藤に降り注ぎます。
内藤はその雪からしぃを守るような形で自分の膝の上にしぃを乗せ・・・
覆いかぶさるような感じで優しく後ろから抱きしめています。
しぃは内藤の手が冷えないように・・・・その手を自分の膝の上に
両手で優しく包み込んでいます。もう決して離そうとしません。
お互いがお互いの・・・やっと掴んだ温もりを・・離そうとはしません。
内藤「・・・海・・綺麗だね・・・」
しぃ「・・うん・・」
内藤「・・・しぃ・・寒くない?」
しぃ「・・・寒い・・もっと・・」
内藤「・・・うん・・」
ぎゅう・・
しぃ「・・ふふ・・あったかい・・」
内藤「・・・僕も・・しぃのおかげで手がとってもあったかいよ・・」
しぃ「・・うん・・大好き・・」
浜辺にそのまま座り込み、上下に映る星空を・・・二人は見つめています。
夜の静かな浜辺は・・完全に二人だけのプライベートビーチになりました。
内藤「・・・男達・・遅いね・・・」
しぃ「・・・いいもん・・来なくて・・」
内藤「・・何で?」
しぃ「・・・だって・・・二人きり・・・」
内藤「・・・しぃは以外に・・甘えん坊だね?・・」
しぃ「/////・・ばか・・・」
ぎゅう・・
内藤「・・・ねえ?」
しぃ「ん・・・・?」
内藤「・・・僕で・・・よかったの?」
しぃ「・・なにが?」
内藤「・・だから・・・その・・」
しぃ「・・・」
ちゅ・・
内藤「!!・・・」
しぃ「・・・ん・・・もちろん・・・内藤君じゃないと・・・こんなことしないよ?////」
内藤「あ・・・・う・・うん・・・」
しぃ「・・・私の・・・・ファーストキス・・・ね?・・」
内藤「・・・うん・・・」
ぎゅう・・・
つい30分前の・・どこかぎこちない二人は・・もうそこには居ません。
そこにいるのは・・・愛し合う恋人達・・・やっと結ばれた・・・弱虫二人。
男「・・・・・」
サトリ「/////」
男「・・・内藤」
サトリ「・・・しぃ・・・////」
男とサトリの二人は・・・浜辺に着くと・・目の前に現れた予想外の光景に目を疑いました。
男「・・・内藤・・・よく・・うん・・・」
サトリ「・・・これって・・成功だね?」
男「・・うん・・・なんか・・・そうみたいだ・・」
サトリ「・・よかった・・」
男「・・・うん・・そうだね・・・だけど・・・問題が・・」
サトリ「・・・?」
男「・・・どうやって・・あの二人に話しかけるんだ?」
サトリ「・・あ・・・」
男とサトリは・・内藤としぃからはみえない・・・木陰で二人を観察しています。
男「これ・・・行けるか?・・あそこまで・・」
サトリ「う・・む・・無理////」
男「・・だよな・・・あ」
ちゅ・・・
サトリ「!!・・し、しぃ・・」
男「あ・・キ、キス・・・うお・・」(他人のキスなんて・・・肉眼で・・初めて見た・・・)
サトリ「・・うぅ・・/////」
男「・・・・」(俺と・・・サトリも・・あんななんだ・・)
サトリ「!!」
ばっ!
男「!!サ・・サトリ?」
サトリ「だっ・・だめ!見ちゃだめ!!」
男「・・・いや・・だってさぁ・・・」(あんな・・・ねぇ?)
サトリ「////だーめっ!」
ぎゅー・・
男「いだだだだっ!!目が!目が!!」
サトリ「!!あ、ごめん・・・」
男「・・・うん・・・」
サトリ「・・・・どうする?」
男「・・・うん・・・でも・・ほっとくわけにも・・・」
サトリ「・・・二人とも・・幸せそう・・」
男「・・・うん・・・待ってようか・・」
サトリ「・・そうだね・・・」
男とサトリは・・・浜辺から少し離れた所で・・内藤としぃを待つことにしました。
・・・・まずい・・・
内藤「・・・?しぃ?」
しぃ「!!な、なに?」
内藤「いや・・なんかぼーっとしてたから・・」
しぃ「な、なんでもない!」
ぎゅー・・・
内藤「うお・・・////」
しぃ「・・・・・」(うぅ・・・)
・・・サトリと・・・男君に・・・みられた・・・
一瞬だけど・・・確かに今のは・・・サトリ達の思念だった・・わ・・わ・・私の・・・
キ・・キス・・・見られた?
・・あれ・・・どこか・・いっちゃった?って・・!!
しぃ「・・・・全部・・・見られた!?・・・」
内藤「!!・・・・?」
しぃ「う・・・うぅぅぅ・・・・////////」
ぐしぐし・・・
内藤「??しぃ?」
しぃは・・・男達に全部・・・正確には内藤と浜辺に座ってからですが・・・それを見られていたことに気付きました。恥ずかしさのあまり・・顔を覆っています・・
内藤「・・・??」(顔が・・・・寒いのかな?)
しぃ「!!・・・あ・・ちが・・」
内藤「?」
しぃ「あ・・・うぅ・・////」
内藤「?・・・そろそろ・・いこっか・・・」
内藤はしぃを膝からおろすと・・ゆっくり立ち上がりました。
しぃ「あ!!ま・・まって!」
内藤「?」
しぃ「・・ほ・・ほら!・・あ・・あの二人も・・多分今・・・」
内藤「あ・・・うん・・・ちょっと探してみようよ?」
しぃ「え?」
内藤「ほら・・・あいつらのことだから・・・どこかでいちゃついてると思うんだ。」
しぃ「・・・」
内藤「だからさ・・・後ろから近づいて・・・脅かしてやろうよ?」
しぃ「・・・・」
それを・・・今やられたんだよ・・・・私達・・・・うぅ・・・
内藤「?しぃ?」
しぃ「・・!あ・・う・・うん・・」
内藤「・・・まだ・・・ここに居たい?」
しぃ「あ・・・う・・」
(そうじゃない・・・いや・・そうだけど・・・時間もあるし・・
でも・・見られたし・・)
内藤「・・・」
しぃ「・・・・」
(ど・・・どんな顔して・・・・二人に逢えば・・・あ・・
でも・・内藤君は気付いてないみたいだし・・)
内藤「・・?」
しぃ「・・・あぅ・・あうぅ・・」
(うわわわわ・・・れ・・冷静になったら・・なんて・・・
はずかしぃ・・・あ・・あんなトコで・・キ・・キス・・)
内藤「・・・はぁ・・」
ぎゅう・・
しぃ「!!きゃっ!!」
内藤「・・・ほら・・・もういかないと・・・暗くなっちゃったからね?」
しぃ「うう・・・////」(内藤君・・・ちがうのぉ・・・うぅ・・)
内藤「・・・ほんと・・・甘えん坊・・・」
ぎゅう・・・
しぃ「・・・・・//////」(うにゅ・・・/////でも・・・いっか・・・)
ぎゅう・・・
また二人は・・・そこでちょっときつめの抱擁をし・・浜辺を後にしました・・・・
男「・・・内藤・・よかったなぁ・・」
サトリ「・・うん・・・しぃも・・・嬉しそうだった・・」
男とサトリは、今来た道をゆっくり戻っていました。
男「・・本当・・・やっと・・なんだろ?・・・うーん・・・」
サトリ「・・?」
男「・・嬉しいけど・・結構びっくりしてんだ・・・」
サトリ「・・ん・・・そうだね・・私も・・しぃがあんなに・・甘えてるの・・
初めてみたもん・・」
男「・・・あれだ、「サトリ」の人ってな・・」
サトリ「ん?」
男「皆・・甘えん坊だよな。」
サトリ「・・・」
ぎゅう・・
男「・・・・はぁ・・・な?」
サトリ「・・・だめ?」
男「いえいえ・・・どんどん甘えてください・・」
サトリ「うふふ/////」
ぎゅー・・
内藤「・・・やっぱり・・」
しぃ「・・・・////」
男とサトリが抱き合っている後ろに・・いつの間にか噂の二人がいました。
男「!!!!!」
サトリ「!!!」
ババッ!
内藤「・・・所構わずだよな・・男達は・・」
男「!!な、い、いるんなら声ぐらいかけろよ!」
サトリ「/////」
内藤「いやいや?いいんじゃないの?」
俺達を冷やかす内藤の右手は・・・しっかりと・・・しぃさんの手を握っていた。
サトリ「・・・・・」
しぃ「・・・・」(・・・ねぇ?サトリ・・・)
しぃさんが、サトリをじーっと見つめている。おそらく・・・・俺達には聞こえない会話をしているんだろう。
しぃ「・・・・」(・・・・見たよね?)
サトリ「・・!!・・え・・あ・・」(な・・なにを・・・)
しぃ「・・・」(・・・・キ・・・キス・・)
サトリ「!!!」(み・・・みてないよ!!)
しぃ「・・・・・」(・・・・)
内藤「??」
内藤はどうやら・・・まだ「サトリ」は知らないみたいだ。自分の手を握りながら・・サトリを威嚇しているしぃさんに・・・疑問の目を向けている・・・
しぃ「・・・・」(・・・じゃあ・・・さっきの思念はだぁれ?)
サトリ「うぅ・・・」(し・・しらないよぉ・・・・)
・・・どうやら・・・さっき覗いていたのがばれているみたいだ・・・しぃさんに俺達の思念が届いたのだろうか?結構距離があったと思ったんだが・・
それにしても・・・あの・・・綺麗な・・・唇で・・・内藤にキス・・したんだ・・
はぁ・・・いやいや・・・よかったなぁ・・・ないと・・!!
しぃ「!!!!!」
サトリ「!お・・男君・・・・//////」
男「あ・・・・」
はい。完全に見られました。
しぃ「ーーーーー!!/////」
ぎゅう・・・・
内藤「・・・しぃ?」
しぃ「・・・だって・・・どきどきしたら・・・ちょっとだけ・・範囲広がっちゃうもん・・・///」
ぎゅうー・・
内藤「!!////ちょっと・・しぃ?」
男「あ・・・はは・・・あ・・・すいません・・・」
サトリ「・・・ばか・・・」
内藤「・・・?どうしたの?しぃ?」
しぃ「・・・なんでもなぁい!」
ぎゅう・・
内藤「うぁ////」
内藤の腕に・・しぃさんが恥ずかしそうに抱きついている・・・
この二人、まさにラブラブである。
男「・・えっと・・どうしようか・・」
時計を見ると・・・もう七時を指していた。
内藤「あ・・・もうこんな時間か・・」
男「内藤の行きたいトコ・・・どうする?」
内藤「・・いいや・・たぶんもう閉まってるから・・この辺うろうろしようよ?」
しぃ「・・・えー・・いいの?」
内藤「ん・・また今度連れてってあげるよ。」
しぃ「・・・うん・・・」
内藤「どうする?二人ともどこか行きたいトコある?」
男「・・・・いや・・・」
サトリ「・・・お任せします・・・」
内藤「・・・?そう?・・じゃ・・ご飯食べにいこっか・・・」
しぃ「・・うん・・」
内藤としぃさんは・・俺達より先に歩き出した。
内藤「・・しぃ?何か食べたい?」
しぃ「ん・・・内藤君が食べたいのならなんでもいいよ?」
内藤「うーん・・僕もしぃが食べたいのなら・・・」
しぃ「ふふ////」
男「・・・・なぁ・・・サトリ・・」
サトリ「・・うん・・・なんだろ・・・」
男、サトリ「「・・・・ちょっと・・・むかつく・・」」
俺達も・・・あの夜はあんなだったと思うけど・・周りから見たら・・あんなんなんだ・・・
サトリ「・・しぃ・・・すごい・・変わった・・・」
男「うん・・・ありゃ・・・女の子だ・・」
サトリ「・・・よかった。」
男「そうだな・・ちょっと間空けて歩こっか?」
サトリ「・・・うん!」
内藤はもう・・しぃさんを呼び捨てで呼んでいる。もう「さん」付けしない。
それに・・なんだか・・・あいつの背中が・・・でかく見える。・・あんなに・・
人に・・自分から進んで意見するような性格じゃなかったんだけどなぁ・・・
人を好きになるって・・・こんなに変わるコト?
サトリ「・・・うん。」
男「・・うーん・・・あれ・・・そうだ・・・」
男「・・・内藤!」
内藤「・・!ん?どうした!?」
男「・・・いや・・・」
内藤「・・・なんだよ?」
男「・・あ・・・なんでもねぇ・・」
内藤「・・・?へんなの・・・」
あいつ・・・あの・・変な口癖・・・・なくなってる・・・・
男「・・・ま・・・いっか・・」
結局俺達四人は、近くにあったお好み焼き屋で晩御飯を食べて、今日は帰る予定。 ・・だった。
いや・・・まあ・・・
俺とサトリと内藤は・・まあ・・未成年だし・・酒なんてこれといって欲しいとも思わなかったんだけど・・・しぃさんが・・・
どうやら・・極度の緊張と、内藤が傍にいる安心感からか・・その店にあった・・
ただのビールを飲んでいたんだ・・・普通の・・
いやね?しぃさんはもう20歳超えてるし、誰もそれを止めようとはしなかったんだけど・・・
まさか本人も始めて飲んだなんて・・・いや・・・じゃあ・・・飲むなよ・・・
とにかく・・・しぃさんの体に染み込んだアルコールは・・・凄い効果を引き出した・・・・
しぃ「・・・・・・・・・」
内藤「・・あの・・・しぃ?」
しぃ「・・・・・」
ぎゅー・・・
内藤「・・・//////」
しぃ「・・・えへへ・・・しゅきー・・・えへへ////」
ぎゅー・・・
内藤「あ・・あの・・ほら・・お・・男もいるし・・・」
しぃ「・・・内藤君・・だぁいしゅき・・・・」
ぎゅー・・・
内藤「うぁぁ//////」
男「・・・」
うん・・・甘え癖なんだ。
さっきから、内藤に抱きついてはずっと愛の言葉を繰り返してる。
俺がいることも・・今のしぃさんには見えていないらしい・・・
しぃ「・・・ねーぇ?」
内藤「/////何?」
しぃ「・・・ちゅーして。」
内藤「!!」
しぃ「ちゅー・・」
内藤「うわ・・・あ・・・ほら・・・男が・・・」
しぃ「・・・いやぁ?・・・しぃのコト・・・嫌い?」
内藤「あ・・・う・・す、好きだけど・・・」
しぃ「うふふー・・・私も内藤君だぁいすきぃ!」
ぎゅー・・
内藤「///////う・・うぁ・・」
男「・・・・うん・・・ちょっと・・・向こう行ってるね?」
とりあえず・・・・この二人は少しほおっておこう・・・それより・・・
俺の・・・俺のかわいいサトリも・・・えらいことになってるんです・・
しぃさんに付き合おうと・・・俺がトイレにいってる間に・・・ほんの少し・・・
少量だけど・・・・飲んじゃったらしい。
すぐに卒倒し・・・顔を真っ赤にして・・・今・・お店の奥で横になっている・・・
なんだよ・・・・「サトリ」って・・・こんなに・・・厄介?
男「・・・サトリー?・・」
サトリ「・・・うん・・・うぅ・・」
サトリは店の奥の座敷席で、横になって酔いをさましていた。
店員「あららー潰れちゃってるねぇ・・」
男「あ・・・すいません・・」
店員「あっはっは!いいのよ!若いんだからちょっとぐらい飲んだって・・」
男「いや・・・その・・」
店員「ただねぇ・・・あんたも彼氏ならちゃんと彼女見てあげないとだめよ?」
男「あー・・・さーせん・・・」
おじさん「おい店員!酒なくなったってレベルじゃねーぞ!」
店員「あ・・はーい!・・ほら!しっかり介抱してやんな!!」
男「あ・・はい。」
店員さんはお客さんの呼び声に反応すると、俺達を部屋に残して店に戻っていった。
サトリ「・・ん・・・男・・・くぅん・・」
男「はいはい・・ここにいますよー・・」
寝ているサトリのおでこに・・手を当ててあげる。・・まだ酔いがのこっているので・・熱い・・
サトリ「・・うぅ・・ぐるぐる・・するぅ・・」
男「・・もう・・自分の所為だからな・・」
サトリ「うにゅ・・・ごめぇん・・えへへ・・・」
男「・・・・」(・・かわいい・・)
・・・店員さんがいなくなって・・・部屋がとても静かになった。
ココの部屋は、普段は団体の予約客を案内する部屋らしく・・お店からは少し離れていて、扉さえ閉めてしまえば・・・外の様子が全くわからない。
同時にそれは・・中の様子も外にはわからないということだ・・
ココのお店は、どうやら地元では名の知れた店らしく・・平日の夜だというのにとても混んでいた。
・・・おそらく・・・ここに・・・店員さんが戻ってくることは・・ない・・
サトリ「・・うにゅ・・男君?」
男「・・!!あ・・ごめん・・・」
・・・い・・いや・・・ほら・・・俺も・・・男だからさ・・・・目の前で・・自分の彼女がさ・・・それもとびっきり可愛い・・サトリが・・・へべれけになってるんだぜ・・・・そ・・・そりゃ・・うう・・・ごめん・・サトリ・・・
サトリ「・・・んもぅ・・男君の・・・えっちぃ・・////」
男「!!うぉう!?ご・・ごめん・・・」
ほら・・・やっぱり・・筒抜けだ・・・
普通なら・・・・「サトラレ」の漫画みたいなら・・こんなの・・嫌だよな・・
でも・・俺・・サトリになら・・何を見られても・・安心する。
男「・・・うん・・ごめん・・エッチだね?・・俺。」
さすさす・・
サトリ「うふふ・・・ねぇー?」
男「・・さてと・・サトリ?お水飲む?」
サトリ「あ・・うん・・」
男「よし・・起きれる?」
サトリ「・・ううん・・支えて・・・・」
男「・・・そうだよな・・」
サトリの体を、優しく起こしてあげる。サトリに力が全然入ってないせいで・・ちょっと重い・・
サトリ「あ・・ぷー・・・・重くないもん・・・」
男「・・・・ばか・・ちがうって・・・ほら・・水。」
サトリ「うん・・ありがとぉ・・」
サトリの小さい口を通して・・・店員さんが置いていってくれた薄味のレモン水がサトリの体に染み渡っていく・・・
サトリ「・・・ぷはぁ・・おいしぃ・・」
男「・・・おっと・・もう一回横になる?」
サトリ「ううん・・ちょっと・・・このまま・・・」
男「・・はいはい・・」
俺にもたれかかって・・俺の胸に顔をうずめたまま・・静かに酔いがさめるのをまっていた・・
男「・・・内藤達・・・大丈夫かな・・」
サトリ「・・・・すぅ・・」
男「・・あれ?・・」
サトリ「・・・すぅ・・・すぅ・・」
男「・・・」
どうやら・・・眠ってしまったみたいだ・・無理もない・・今日はホントにいろいろあった。
サトリもいつも以上にはしゃいでいたし・・最後に酒もはいっちゃったんだ・・
いいよ・・ちょっとだけ・・・そこで寝てな・・・あ・・・
男「・・・サトリ・・」
体が熱くなった所為か・・・サトリはコートをぬいで・・・さらにその下に来ていた服も脱いでおり・・
今はシャツ一枚の姿になっていた・・・うん・・・・そのとうり・・・こんな状態で・・・男なら・・・
そこに・・・・目が行っちゃいますよね・・・・
男「・・・胸・・・」
・・うん・・・だって・・・・しょうがないじゃない・・・・さっき・・・さっきだよ?ついさっき俺は・・・このサトリの胸を・・・服の上からとはいえ・・・触った。
その・・・よくわかんないとはいったものの・・・とっても暖かくて・・やわらかい・・それが・・・
今目の前にある・・・
サトリ「・・・すぅ・・・」
サトリはあいにく・・・眠っているので・・俺の考えはわからないみたいだ・・・
あれ・・・これって・・・・チャンス?
男「・・・サトリ?・・おーい・・」
サトリ「・・ん・・・すぅ・・・」
男「・・・」
うん・・・よく眠ってる・・どうやら・・・すぐには起きそうにないな・・
サトリのシャツの・・・首から・・・サトリの・・・うぉ・・・・白・・うおぉ・・
サトリ「・・・・ふにゅ・・」
男「・・うん・・・疲れたよねぇ?眠いんだもんねー・・・」
ふ・・・ふふ・・・・どうやら・・完全に・・・潰れている・・・・
いやさ・・・俺ら・・・恋人同士だし・・ほ・・ほら・・スキンシップだよ・・
それに・・サトリをもう一度横にしてあげようとして・・・胸を触っても・・・・
そ れ は 事 故 だ よ ね ?
うん・・・しょうがない・・・しょうがないよ・・・ふふ・・・
男「・・・内藤・・・ごめん・・・俺・・・先に行くよ・・・」
俺の手は・・・・サトリの・・・胸に・・・・あと・・・・少し・・・
むにっ・・
男「・・・・」
サトリ「・・・すぅ・・・ん・・」
ああ・・・今なら・・・・死んでも・・・・いい・・・
や わ ら か い ・ ・ ・
なんていうか・・・・さっきはホント・・・服の上からだったから・・・よく・・わかんなかったけど・・・今は・・・うすーーーい・・・布二枚・・・
や ば い 、 手 が つ り そ う だ ・ ・ ・
サトリ「ん・・・男・・くぅん・・・」
男「!!」(起きた!?)
サトリ「・・・ん・・・大好き・・・・むにゅ・・・・」
男「・・・・寝言・・か・・・」
ふう・・・よかった・・・・さて・・・この状態を・・どうしようか・・・・
こう考えているときも・・・俺の右手は・・・サトリの胸から・・・体温を・・貰っている・・
・・・・ゆ・・・指・・・動かして・・・みようか・・・・
サトリ「・・・・すぅ・・・・」
男「・・・・いや・・・」
あ・・・
うん・・・・
うん・・・だめだわ・・・こんなの・・フェアじゃないよな・・・
こんな・・・・サトリが・・可哀想だよな・・・これじゃ・・・俺・・・なにしてんだ・・・
男「・・・サトリ・・・ごめんね?・・・・」
サトリの胸から手を離し・・・また・・・サトリを・・横にしてあげようとした・・・
サトリ「・・・・」(ん・・・いや・・まだココがいい・・・・・)
男「・・・・・」
サトリ「・・すぅ・・・ん・・」
男「・・・あれ?・・・今の・・・」
今・・・確かに・・・サトリの声が聞こえた。でも・・サトリは・・・・眠っている。
男「・・・サトリ?」
サトリ「・・・ん・・・」
うん・・・・寝ている・・・気のせいか・・
サトリ「・・・・・」(やだ・・・・男君と・・・いっしょがいい・・・)
男「・・・!!!」
いや・・・・勘違いじゃ・・・ない・・・・確かに・・聞こえる・・・サトリの・・・声が・・・・
男「・・・・サトリ!」
サトリ「!!ひゃっ!?」
男「・・サトリ・・ちょっと・・いい?」
サトリ「・・うにゅ・・・なぁに?」
ちゅ・・
サトリ「・・!・・ん・・・」
男「・・・・」
サトリ「・・ん・・・」(あぁ・・・・あったかぁい・・)
男「・・!!ぷはっ!・・・サトリ!?」
サトリ「ん・・・どうしたのぉ?」
男「・・・俺・・・聞こえる・・・」
サトリ「ふぇ?」
男「聞こえるんだよ!サトリの声が!」
サトリ「え?え?なに?」
男「・・・あ・・そうか・・・これ・・酒の所為・・・・なのか・・・」
サトリ「??」(・・男君・・・へんなの・・・)
男「・・・うん・・・・変だ・・・変だね・・・俺・・」
ぎゅう・・・
サトリ「きゃっ!?うぅ・・・////」(男君?・・・泣いてる?)
男「・・聞こえる・・俺も・・・サトリの声が・・・聞こえる・・・」
ぎゅう・・
サトリ「うぅ・・・男くぅん/////」
これは・・・・奇跡・・・とでも・・・言えばいいのか・・・
確かに・・今・・サトリの・・・声が・・聞こえる・・・
酒の所為なのだろう・・・おそらく・・・・今だけの・・限定された・・魔法なんだろう・・・
でも・・・俺も・・・わかった・・・・サトリは・・・やっぱり・・・心の中でも・・・
俺を・・・・愛してくれていた。
当たり前。そう。当たり前なんだけど・・・それを今まで・・サトリだけが一方通行で聞いていた。
それが・・・俺にも聞こえたんだ!!!
男「・・サトリ・・・うん・・・・大好きだ・・」
サトリ「ふぇ?・う・・うん・・・私もだよ?」(うぅ・・・まだぐるぐるするぅ・・・)
男「・・うん・・・もうちょっと・・・休んでような・・・」
サトリ「?・・うん・・」
このとき・・・俺は・・・目の前で起こった奇跡を飲み込むのに精一杯だったんで・・・
もう一人・・・同じような体験をしてるやつがいるのを・・忘れていた。
内藤・・・・・しぃさん・・・・
しぃ「・・・・・」
内藤「・・・あの・・」
しぃ「・・・にゅ?」
内藤「・・・いや・・・」
内藤としぃは・・・・男達がいなくなったテーブルで、ほぼしぃが無理やりな形で引っ付いていました。
あいにく・・席と席とは、しきりがついていて・・他の席から見られることはないのですが・・もちろん店員には丸見えです。
店員「・・・お客さん・・・ここは飯処なんで・・ね?」
内藤「あ・・あう・・・すいません・・・」
店員「まぁ・・どうしてもってんなら・・そこの道まっすぐいった所にホテルが」
内藤「!!お・・・お気遣いなく!!」
しぃ「うふふー・・だいしゅきー・・」
ぎゅうー・・・
店員「・・・はぁ・・・最近の・・・若い子は・・・」
店員はそう言うと、カウンターに座っている客の相手をしに行きました。
しぃ「・・・ねぇねぇ・・ないとーくん?」
内藤「う・・・はい・・」
しぃ「あたしのことぉー・・しゅき?」
内藤「うん・・・愛してます・・」(あぁ・・・もう・・・何回目これ・・・)
しぃ「わたしもぉー・・・だぁいすき!」
ぎゅううう・・・
内藤「うぅ//////」
内藤は・・・この羨ましい永遠ループに・・・ちょっとまいってきました・・・
内藤「・・あのさ・・・」
しぃ「・・んもー・・・なぁに?」
内藤「・・・もう・・・ほら・・・帰んなきゃいけないし・・・」
しぃ「・・・・」
内藤「・・だからさ・・・はなし・・」(うぅ・・そんな目で見ないで・・)
しぃ「・・じゃあ・・・キス。」
内藤「へ・・・?」
しぃ「・・・ちゅーしてくれたら・・・離れてあげる。」
内藤「・・い・・いや・・だから・・・人もいるし・・・」
しぃ「じゃあはなれてあーげなぃ!」
ぎゅうう・・・
内藤「うあ・・・・/////」(もう・・・・勘弁・・・・/////)
内藤はふと・・・しぃが飲んでいたビールに目がいきました。
内藤「・・・・うーん・・」
(こんな・・こんなものが・・・ここまで人を変えるの?・・)
しぃ「・・・?おいしーよぉ?」
内藤「・・・ホント?」
しぃ「うん!・・・ほら・・のんで?」
内藤「・・・でも・・僕・・・まだ十七・・」
しぃ「あーもう!いいの!」
しぃは内藤から無理やりグラスを奪い・・・おもむろに口に運び・・・
内藤「あ・・・しぃ?」
しぃ「んっ・・・」
ちゅう・・・・
内藤「!!!!!」
少しだけ飲んだかと思うと・・・・突然内藤に・・・口移しでビールを飲ませました。
しぃ「・・・ぷはぁ!!・・・どぉ?////」
内藤「うっぷ・・に・・にが・・・甘い//////」
しぃ「ねぇ?おいしーでしょぉー?」
内藤「・・もう・・・キスは・・・だめだって言ったのに・・・あれ?」
しぃ「あれぇー?もしかして・・・もうまわちゃったのぉ?」
内藤「え・・・なに・・・あー・・・ぐるぐる・・・する・・・あー・・・」
しぃ「うふふ・・・内藤君も・・・わたしとおんなじ・・・うふふ・・・」
ちゅー・・・
内藤「うぅ・・・」(だめだ・・・・て・・抵抗できない・・・あー・・/////)
しぃ「ふふ・・」(内藤君・・・大好き。)
内藤「・・・?」(・・・あれ?)
しぃ「あれぇ?内藤君?うごかないよぉ?」(もっと・・・いっぱいいっぱい・・キスしてやる!)
ちゅう・・
内藤「うぅ・・/////」(なんだろ・・・しぃの・・・声が・・・二つ?)
しぃ「ねぇー?あいてしてよぉー?」(つまんないー・・・おきてよぉ・・・)
ゆさゆさ・・
内藤「え・・・・?」(ははは・・・僕も・・・・酔っ払っちゃたんだ・・・うん・・・)
でないと・・・・これじゃ・・・・まるで・・・・・心・・・が・・・・
内藤「・・・・ぐぅ・・・」
しぃ「・・・・ぷー・・・寝ちゃった・・・いいもん・・」
ちゅー・・・
ちゅー・・・
ぎゅー・・・・・・
結局・・・内藤はたった一口で・・・KOされてしまいました・・・
そこには・・・抵抗する力を失って・・・なされるがままの・・・奴隷?
男「・・・・・なんだよ・・・まともなの・・・俺だけかよ・・・」
サトリ「・・おとこくぅん・・・どうしたのぉ・・・?」
サトリが幾分酔いがさめてきたみたいなので・・・・もとの席に戻ってきた男が見たのは・・・
もはや・・・制御装置がぶっ壊れたとしか思えない・・・暴走しているしぃと・・
なされるがまま・・・なぜか潰れてしまっている内藤・・・
隣で・・残された余韻にひたって、まだ少し千鳥足のサトリ・・・
そして・・・それらを見ながら笑っている店員とお客さんでした・・・
店員「いいねぇ・・・若いって・・・」
お客A「俺もなぁ・・・昔はこんなだったけど・・もうかあちゃんめっきり相手してくれねーし・・」
お客B「おい兄ちゃん!おめぇもこっちきて一杯やるか!?」
しぃ「えへー・・・/////」
ぎゅう・・・
内藤「・・・ぐぉ・・・・ぅぅう・・」
サトリ「あははー・・仲いいねぇ?ふたりともぉ・・・うにゅー・・・」
男「・・・・誰か・・・助けてください・・・」
結局・・・・四人が店を出たとき・・・時計の針は・・・もう十時を指していました・・・
【12月28日 夜③】
終電・・・とまではいかないが・・駅に着いたときは・・時計はもう日付が
変わる寸前までなっていた。
サトリは、家に電話して・・・俺といるってことを伝えたらしい。
あいにく、今家にいないので・・俺につれて帰ってもらいなさいって・・・
おいおい・・・どこまでも・・俺を萌え殺す気か・・・・
サトリ「・・・あの・・・」
男「・・・ん?」
サトリ「・・・さっきは・・ごめんね?」
男「・・ああ・・・いいよ?・・・サトリ、顔真っ赤にしてとっても可愛かったし・・・」
サトリ「うぅ/////」
男「それより・・・」
しぃ「・・・・・」
内藤「・・・・しぃ?」
しぃさんが・・・・どうやら、さっきの記憶が残っているみたいだ。あそこまで酔っ払っちまったら
普通は覚えてなぁい!とか言うかと思ったら・・・
内藤の少し後ろで・・・・柱の影に隠れている。
しぃ「・・・あの・・・」
内藤「・・・ん?」
しぃ「・・私・・・その・・」
内藤「・・・・・うん・・・」
しぃ「・・ひどかった?」
内藤「うん。僕が覚えてるだけで・・・・13回抱きついてきて、8回キスされた。」
しぃ「!!!!・・・・な・・七回だよぉ・・・/////」
内藤「あー・・・そう・・・全部・・・・全部覚えてるんだね・・・」
しぃ「!!!!!!!/////////」
なんというか・・・ほんとにびっくりした。
内藤がシラフに戻るまで・・しぃさんはずっと内藤から離れようとせず・・その・・
俺が確認できただけでも・・・2回・・・・
しぃ「!!うぅ・・・ごめんなさぁい・・/////」
内藤「・・・はぁ・・・」
ぽん・・・
しぃ「・・うん?」
内藤「・・いいよ・・・しょうがないもんね・・」
さすさす・・・
しぃ「//////・・うん・・・」
内藤「僕らは・・・恋人同士だし・・・
でもね?しばらく皆で遊んでるときは、お酒禁止ね?」
しぃ「・・・はい・・」
内藤「・・・・」(僕と・・・・二人のときは・・・いいよ・・・)
しぃ「・・!!」
内藤「・・・?」
しぃ「あ・・う・・うぅん・・・//////」
内藤「?・・うん・・それより・・・」
・・・内藤は・・・なんというか・・大胆?になった・・初めは手を握られただけで照れていたのに・・もう・・しぃさんから何をされても拒まない。
そりゃそうか・・・二人とも・・やっと見つけた・・大切な人だもんな・・
なんだ・・あの・・運命の人?
それを・・・俺はこの数日間で・・漫画や映画に出てくるその言葉を信じれるようになった。
内藤「男。」
男「・・・うん?」
突然・・内藤が俺に会話のベクトルを向けた。
内藤「・・・あのさ・・」
男「・・・なんだよ?」
サトリ「・・・?」
内藤「・・・見たよね?」
男「・・な・・なにを・・・・うん。」
しぃ「!!・・//////」
サトリ「・・・・/////」
内藤「・・・じゃあさ・・・・二人も・・見せてよ・・」
男「・・・・はぁ?何を・・・?」
内藤「・・・僕らの前で・・・キスしてみて・・・」
男「・・・!!!!??」
サトリ「!!??・・な・・えぇ?」
なにを言ってるのか・・・わからなかった・・・しかし・・内藤の目を見て理解した。
こいつ・・・・
ま だ 完 全 に は 酔 い が さ め て な い
なんてこったい・・・は・・はは・・それで?・・自分がしぃさんとのはぐはぐやちゅーを見られたから・・・
俺 達 に こ こ で し ろ と 。
・・・・うん・・・ふざけんな。だれがこんな酔っ払いの・・・って・・
サトリ「・・・・・」
あれ・・・サトリさん?・・・なんで・・・なんでそんな・・目を瞑って俺の方を
向いて・・・・ちょっと背伸びしてるんですか?
サトリ「・・・ん・・・いいよ・・/////」
・・・・いやいやいや!!い・・いいって・・・あなた・・・そんな・・
た・・たしかに・・・今ホームには・・俺達しかいないけどさ・・・
俺も君を人前で抱きしめたりするけどさ・・・
親 友 と 君 の 大 切 な し ぃ さ ん の 前 で 俺 に キ ス ?
OKですか・・・・そう・・・っすか・・・
サトリ「・・・・だって・・恋人同士・・だよ?」
男「・・まあ・・・そうだけど・・・」
サトリ「・・・それに・・・・しぃに・・・内藤君に・・私達の・・愛を見せてあげよ?////」
男「・・・うん・・・・いいんだね?」
もうすでに・・・俺の腕はサトリを包んでいた。
なんだよ・・・・変に照れてたのって・・・俺だけかよ・・・ったく・・・
男「・・・内藤!・・・お前・・・酔いが・・さめたら・・・おぼえとけよ・・」
内藤「・・・・」(・・・残念ながら・・・覚めてるんですよ・・これが・・)
ちょっと・・意地悪のつもりで・・・言ったんだけど・・ほんとに・・・するんだ・・・
うぅ・・・な・・・なんか・・・こっちが恥ずかしい・・・
しぃ「・・・もう・・・ばか・・・/////」(内藤君・・・////)
内藤「・・・・」
しぃが・・・僕の後ろで照れている・・・でも・・・確実に覗いてるね?それ・・
まぁ・・・いいか・・・・さあ・・・見せてくれよ・・・僕らに・・二人の愛ってのを・・・
しぃ「・・・・う・・うぅ・・////」(内藤君・・・・もぅ・・・えっち/////)
ぎゅう・・・・
男「・・・・さてと・・サトリ?」
サトリ「・・ん・・・なに?」
男「そうだな・・・3、2、1で・・・いくよ?」
サトリ「/////・・・・うん・・・」
男「じゃあ・・・3」
サトリ「・・・ん・・・・」
男「・・・2」
ちゅう・・
サトリ「・・!!//////」
内藤「!!」
しぃ「!!!!」
ちゅう・・・・
サトリ「・・・・んっ・・・ん・・」
ちゅー・・・・
内藤「・・・・・長っ・・・・////////」
しぃ「うぅ・・//////////」
ちゅー・・・・・
サトリ「・・ん・・・ふぇ・・///////」
男「・・・・・」
ちょっと・・いや・・・今回は・・だいぶ長く・・・サトリと・・
どうだ・・・内藤・・・俺の・・サトリへの・・・・今年最大の愛情攻撃だ・・・
男「・・・ん・・・」
サトリ「・・・・・ふにゅ・・・//////」
男「・・・ごめんサトリ・・・・・長かった?」
サトリ「・・・ううん・・・・・もっと・・・」
ちゅ・・・
男「!!」
あれ!?お返し!?・・・うぉ・・・だめだ・・・内藤が居ようが・・・もう・・・どうでも・・いい・・・
もう・・大好き・・・サトリ・・・・
ちゅ・・・
内藤「////////////」
しぃ「うぅ・・・・うぁ・・・/////////」(サトリ・・・・・もう//////)
ピリリリリリ・・・・
アナウンス「えーまもなくー、二番線にー電車が参りますー危ないので白線の内側までお下がりくださいー。」
あ・・・電車・・・きたな・・・・
男「ん・・・・よし・・・ここまで・・ね?」
サトリ「・・・ん・・・ありがと・・・//////」
男「・・内藤!どうだ!!これが・・・これが俺達の「愛」だっ!!まいったか!!」
内藤「・・・はい・・・・サーセンでした・・・//////」
しぃ「・・・・・ふにゅ・・・///////」
これでやっと・・・・・長かった・・・・一日が・・・終わる・・・・・?
ガタン・・・・
ゴトン・・・
私達を乗せた電車は・・たった四人のお客さんを乗せて・・夜のレールを走っていく。
今日は・・・本当に・・・大切な記念日になった。
今も・・・こうして・・内藤君の隣で手を繋いで座れるなんて・・・
ほんと・・・昨日まで・・考えもしなかった・・・やっと・・・やっと私も・・
やっと私も・・・女の子なんだね・・・サトリ・・・もう・・・20歳過ぎた大人が・・何言ってんだか・・・
内藤「・・・・ぐぅ・・・」
男「・・・うぅ・・・」
サトリ「・・・・すぅ・・すぅ・・」
・・ふふ・・・皆寝ちゃった・・・ごめんね?皆疲れちゃったよね?・・ありがとう・・
私・・・ついこの間まで・・・年下には興味ないとか・・言ってたのに・・
初めての・・・ううん・・・最初で最後の・・私の恋人が・・・内藤君・・
えっと・・・・三歳差?・・うわぁ・・・三歳かぁ・・ふふ・・・私・・先におばさんになっちゃうね?・・・内藤君・・大好き。
内藤「・・ん・・ぐぅ・・・」(・・しぃ・・・愛してるよ・・・)
しぃ「・・・あ・・・」
・・・夢でも・・私を・・・見てくれてるの?・・嬉しい・・・くすくす・・・
ぎゅ・・・・
しぃ「・・・あ・・・そうだ・・」
どうしよう・・・・・「サトリ」・・・言わないと・・いけない・・・のかな?
・・いけない・・・よね・・だって・・・こんなに・・・私を・・・愛して・・・でも・・
もし・・・万が一・・・内藤君が・・・お父さんや・・お母さんみたいに・・・
だめ・・・・だめだ・・・・まだ・・・・怖い・・・・
・・・いいよね・・・・・まだ・・・だまってても・・・いいよね?
サトリと・・・・男君は・・・上手くいったかも・・しれないけど・・・
そんなの・・・まだ言うべきじゃないよね?うん・・・そうだ・・・
ガタン・・ゴトン・・
四人を乗せた電車は・・・ゆっくりと・・帰路を走っています・・
しぃ以外・・・皆・・・眠りにつきながら・・・しぃが・・・まだ・・
最後の哀しい決意を・・・抱いたまま・・・
ガタンゴトン・・・
しぃ「・・・ふぅ・・・」
私も・・・なんだか眠くなってきた・・・だめだめ・・私が起きてないと・・
みんな乗り過ごしちゃう・・・
内藤「・・・んん・・しぃ・・」
しぃ「・・くすくす・・いるよ?ここに・・・」
ぎゅ・・・
本当・・内藤君のお陰で・・・本当に幸せになれた・・・ありがとう・・・
ジョルジュ「・・・・本当に・・・・今のままで・・・幸せなのかい?」