しぃ「・・・・・え・・・・?」
あれ・・・誰?・・・・この電車には・・私達しか・・・乗ってなかった・・のに・・
ジョルジュ「ああ・・気にしないで・・・ワタシは・・どこにだって現れる・・・」
しぃ「・・・え・?」
ジョルジュ「それより・・・本当にあなたは幸せなんですか?」
しぃ「・・・ええ・・・そうよ・・」
ジョルジュ「・・あはは・・・嘘だね?」
しぃ「・・・なにを・・」
ジョルジュ「だってさ?まだ言えてないんだろ?」
しぃ「・・・」
ジョルジュ「自分が・・「サトリ」だって・・」
しぃ「!!」
ジョルジュ「あはは!!図星だろ?どうするんだい?
このままで・・いいのかい?」
しぃ「・・・あなたには・・・かんけ」
ジョルジュ「ああ。関係ないね。でも・・・このまま・・・
その男に・・嘘をついて過ごすつもり?このままが・・
君にとっての・・幸せ?」
なんだろう・・・誰・・・この人・・・あれ?
おかしい・・・皆・・・あれ?・・・・なんで・・・誰も・・いない?
ジョルジュ「・・ああ・・うん・・今は君しかココにいないよ?」
しぃ「・・・え・・・?」
ジョルジュ「まあ・・・正確には・・君だけをこっちに連れてきたんだけどね?」
しぃ「・・・意味がわからないわ。」
ジョルジュ「いいんだ、いいんだ・・ちゃんと・・あとで元の
【12月28日】に・・戻してあげるから・・・それより・・
本当に・・「サトリ」は・・黙っていていいんだね?
いつかいえる日・・・そんな遠い日まで・・・内藤君に
嘘ついていていいんだね?」
しぃ「え・・・・」
わかんない・・・なんで・・・こんな・・不思議なことになっているのか・・・
気付いたら・・電車は止まっていて・・・ドアが開いていた。
ジョルジュ「あ・・・着いたみたいだ・・さあ・・もしも・・・君が・・
「このまま」がいいなら・・・そこから動かなくていいよ?
そのまま・・元の【12月28日】に戻してあげよう・・・」
しぃ「・・・・」
ジョルジュ「・・・でももし・・・・本当のコトを・・
「今」伝えたいって気持ちがあるのなら・・
ワタシに着いておいで・・・ふふふ・・・・ははは!」
目の前の男は・・・高い声で笑ったと思ったら・・・・すぐに電車を降りた。
え・・・ど・・どうしよう・・・こんな・・・危ない人に・・ついて・・いく?・・
でも・・・私・・・・まだ・・・逃げてた・・・
内藤君に・・まだ・・言えないって・・・逃げてた・・・・
だって・・・・怖いもん・・・しょうがないもん・・・・でも・・・・
ここで・・・降りたら・・私は・・・内藤君に・・・・言えるの?
私は・・・その無人のホームに・・・・足を下ろしていた。
ジョルジュ「うん・・・・その通り・・・それが・・・その一歩が・・・君の最後の勇気に・・」
私は・・・その無人のホームを・・・乗ってきた電車を振り向くことなく・・・後にした。
外は・・・とっても静かで・・・雪が降り注いでいた。
内藤「・・・ん・・んん・・」
内藤「・・・あ・・・寝てた・・・」
内藤「・・あれ?・・・・しぃ?」
目が覚めた。どうやら・・・完全に・・・・眠っていた・・・
斜め前の席で・・・サトリちゃんと男が・・気持ちよさそうに眠っている・・
その安らかな寝顔から・・またお互いの夢でも見ているんだろうと思った。
それより・・・・僕の隣で・・・僕の手を握っていたはずのしぃがいない。
内藤「・・・・しぃ?」
車内を見渡す。いない。
内藤「・・・あれ・・あ・・・」
停車中の駅を見渡す。いた。
内藤「あ・・・なんだ・・・ココが・・しぃの降りる駅・・・か・・」
なんだよ・・・起こしてくれてもいいじゃん・・・あ・・・そうか・・
僕が気持ちよさそうに寝ていたから・・・起こさないでくれたんだ・・・そうだ・・
内藤「・・・やっぱり・・優しいね・・おやすみ・・・」
駅から外に出る階段を上っているしぃに・・こっちには気付いてないみたいだったけど・・
手を振った。また・・・・明日・・こんどは・・・二人で・・・
また目を瞑る。このまま・・・僕の家の駅まで・・・眠っていよう。
ピリリリリ・・・
アナウンス「ドア閉シマリマース・・・」
あれ・・・
おかしい・・・
たしか・・・・・僕らは・・
皆・・・同じ・・・同じ駅から出発した・・・
あれ?それに・・・しぃは・・・・サトリちゃんの家の近くに住んでるんじゃなかったっけ?
内藤「・・・・あ・・・あれ・・・ここは?」
それに・・・・今電車が止まっているこの駅・・・なんどもこの路線にはのってきたのに・・
こんな駅・・・・見たことがない。
ドクン・・
ドクン・・・・
心臓の音が・・・大きくなる。
なんだか・・・このまま・・・しぃに逢えないような・・・気が・・・する。
プシュー・・・
内藤「・・・!あ!まって!!」
ダッ!!
ガタン!!
内藤「っつ!・・しぃ!!」
閉まりそうになったドアから・・間一髪・・・外に出れた。電車は・・すぐに・・発車した。
ガタン・・・
ゴトン・・・
すぐに見えなくなった。男とサトリちゃんをのせた青い電車は・・僕としぃをここに下ろした。
内藤「・・・しぃ!!どこ!!返事をして!!!!」
・・・声が返ってこない。
そうだ・・・今・・・外に向かっていったじゃないか・・・まずい・・
追いかけなきゃ・・・・しぃ!!
内藤「まって!!」
内藤は・・・しぃのあとを追うように・・・無人の駅を降りました。
駅から出ると・・・そこには・・・真っ白い雪景色と・・・一つの・・足跡。
男「・・・うん・・?」
サトリ「・・ん・・・ふぁ・・」
男「・・あれ・・・あ・・・寝てた・・・」
目を覚ますと、丁度そこは・・・俺たちの住んでいる街の駅だった。
男「・・おっと・・・サトリ・・・降りるよ?」
サトリ「あ・・・うん・・・」
あらら・・・どうやらサトリは・・・結構本気で寝ていたみたいだ。
サトリ「う・・うにゅ・・ん・・」
男「ほら・・起きて・・・」
プシュー・・・
ガタン・・ゴトン・・・・
寝ぼけ眼のサトリを電車から降ろすと・・・すぐに走り去って行ってしまった。
男「・・・・あれ?」
サトリ「ん・・・どうしたの?」
男「いや・・・二人がいない・・」
サトリ「?・・・・あ・・・あれ?・・・本当だ・・・」
サトリも俺も・・・もう目も覚めて意識もはっきりしているのだが・・・・
内藤と・・・しぃさんが・・・いない・・・
サトリ「・・・あれぇー?」
男「・・・おかしいな?・・・先に・・帰ったのかな?」
内藤の携帯を鳴らしてみる・・・・
プルルル・・・
プルルル・・・・・
男「・・・つながらない・・・」
サトリ「・・・二人とも・・・どこ行ったの?」
男「・・・うーん・・・!」(ま・・まさか・・・)
サトリ「ん?」
男「あ・・いや・・なんでも・・・」
(な・・内藤・・・それは・・・早すぎるよな・・まさか・・)
サトリ「なぁにー?」
男「//////・・・なんでもない・・さ・・・帰ろ・・・」
サトリ「?・・・うん・・」
とりあえず・・・内藤が・・・どこに消えたかは置いといて・・・俺はサトリを無事に家まで送ってやらないと・・
男「・・・サトリの親・・何処行ったって?」
サトリ「ん・・・なんかね・・・また旅行行ってるって・・」
男「あ・・・そうなんだ・・・」
サトリ「うん・・・・」
男「・・・・あ・・・」(もしかして・・・・サトリ・・今日・・一人?)
サトリ「?うん。そうだね?」
男「!!!!あ・・・そ・・そっか!・・・そうだね!!はは・・・」
(サトリ・・・一人・・・)
サトリ「・・?・・・ふぁ・・・眠い・・・」
・・・内藤・・・がんばれ・・俺も・・・がんばるから・・・・うん・・・・