【12月29日 夜】
サトリと近くの公園までやってきた。あの初キッスの公園まで。
サトリ「ふぃー・・・寒いねー」
男「うん・・・もう今年も終わりかぁ・・・」
二人でブランコに乗りながら・・・今年を振り返った。
男「サトリはさ・・・今年はどうだった?」
サトリ「うん・・・最後の最後で・・・いい思い出がいっぱい出来て・・・はじめのほう
あんまり覚えてないや・・・////」
男「・・・俺も・・・たぶん・・・内藤達もそうだろうな・・・って」
ちょうどその時・・・内藤としぃさんが現れた。
しぃ「あら?何してんの?」
内藤「相変わらず仲がいいね?」
手を繋いで・・・じゃなくて、腕を組んで現れた。ちょっとだけからかってやろうと、意地悪なことを言った。
男「・・・お二人さんも・・・昨日はお楽しみだったようで・・・」
しぃ「え/////」
内藤「ああ、すっごい気持ちよかった・・・しぃって・・・すっごい」
ばふん!
内藤「もが・・・」
しぃ「こ、こらっ!なにを言ってんの!?」
うん。聞かないほうがよかった・・・内藤のやつ・・・また一皮剥けたみたいだ・・・文字通り・・・
内藤「む・・・ぷはっ!ごめんごめん・・・・・・で、男達は?」
サトリ「・・・え?」
内藤「・・・昨日・・・・・・どうなったの?」
サトリ「!!ひゃっ!!な、なんにもないよっ!!?」
男「・・・サトリ・・・それじゃ何かあったのと一緒だよ・・・」
サトリ「あぅ・・・ううう・・・///」
内藤「・・・そっか・・・僕ら・・・皆して・・・大人になったんだね・・・」
男「・・・そうだな・・・」
しぃ「・・・うん」
内藤が・・・みんなの会話の主導権を握るようになった。一番変わったよ・・・お前。
内藤「・・・男・・・ちょっと・・・いい?」
男「え・・・あ・・・うん」
内藤に連れられ・・・しぃとサトリから離れた場所に行く。
男「・・・なんだよ?」
内藤「・・・・・・聞いたんだ」
男「・・・・・・「サトリ」・・・か・・・」
内藤「・・・うん」
男「・・・どう思う?お前」
内藤「?どうも思わないよ?ただ僕は・・・しぃを大切にしていく・・・」
男「・・・お前・・・ふっ・・・変わったな・・・ホント・・・荒巻がびっくりするよ」
内藤「・・・「サトリ」について・・・男に話さなきゃいけないことがあるんだ」
男「・・・え?」
内藤「・・・僕が・・・お母さん達から受け継いだ「絆」・・・男達にも言う義務があるから」
男「・・・・・・おう」
内藤は色々教えてくれた。
ばーぼんはうすに行った事。
お母さんに逢った事。
自分が・・・「サトリ」の子孫だって事・・・そして・・・
男「・・・「サトリ」はもう・・・生まれない?」
内藤「・・・うん・・・お父さんが言ったことだから・・・絶対」
男「・・・もう・・・俺達で・・・終わりなのか・・・」
内藤「・・・そうさ。・・・この哀しい力も・・・僕達で・・・最後」
その事実は・・・俺の中で・・・嬉しいんだか哀しいんだか・・・よく分からない感情を生んだ。
男「そっか・・・最後か」
内藤「・・・どう思う?」
男「うーん・・・悲しい・・・そうじゃないな・・・もちろん、こんな厄介な力・・・ないほうがいいけど
なんだろ?これのおかげでサトリと結ばれたってのもあるんだし・・・」
内藤「僕は悲しいよ」
男「え?」
これは予想外。てっきり内藤は「サトリ」がなくなることに大いに賛成だと思ってた。
お父さんもお母さんも・・・「サトリ」の所為で不幸にあったんだから・・・それを嫌うのは
当たり前だと。
内藤「僕も・・・初めは喜んださ。お父さんの力?で消えることに・・・でもね?・・・しぃと初めて
した時・・・実はお酒飲んでみたんだ」
男「あ・・・まじっすか」
内藤「・・・うん。どうなるかは知っていたし・・・知っていたからこそ、
その時しぃがどう思ってくれてるのかが気になった。
・・・恐怖と一緒に・・・たくさんの愛情が伝わってきたんだ。
・・・口では表せない・・・「愛」が」
男「・・・」
内藤「・・・もし・・・この先僕たちに子供ができてその子が大きくなって・・・
でもその子には「サトリ」の力がないんだ。・・・このままじゃ・・・
しぃだけが・・・僕がいればそんなの辛くないとは言ってくれたけど、
それでも・・・僕はしぃが可哀想なんだ」
男「・・・内藤」
内藤は・・・大人になってた。俺なんて、目の前のサトリを必死に愛するのに精一杯なのに・・・こいつはその数歩先を見てたんだ。先の・・・未来を。
内藤「だから・・・素直には喜べない。
あわよくば・・・もう一度ぐらい・・・しぃの仲間がほしい」
男「・・・」
内藤を攻められるか?できない。こいつは俺以上に「サトリ」を理解し・・・苦しんだ。
自分の親が味わった・・・その経験をもって・・・出した答え。・・・でも、俺も言いたいことがあった。
男「・・・でもさ・・・その子供たちに・・・ママも辛いから我慢してって・・・言えるか?」
内藤「・・・それは・・・」
男「・・・俺も・・・サトリだけに辛い思いさせるのはいやだよ。
でも・・・だからこそ俺がいるんだ。俺がサトリを愛してやれるんだ」
内藤「・・・本人達の・・・気持ちを考えたら・・・」
男「考えてるさ。だからこそ・・・ここで終わらすんだよ」
内藤「・・・」
男「みんな・・・誰だってずっとそう考えてきたはずさ。
「サトリ」が消えてほしいのと一緒に、
ほかにも「サトリ」がいてほしい。
・・・だから・・・みんな苦しんできたんだ」
内藤「・・・よくわかんないよ」
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名前:休憩中orz[]投稿日:2007/01/04(木)03:35:21.89ID:4u8Mpsca0
男「・・・何かが「消える」ってことは、それはいらなくなった・・・
もとからそこまでの価値だった。そう考えるしかないんだ。
・・・人の死だってそうさ。・・・でも・・・何かが「ある」ってことは、
それには価値があって・・・誰かに愛されるべきなんだよ。
たとえそれが嫌われていようが・・・「ある」からには誰かが愛して
やらなきゃいけない。・・・ここで・・・終わりだからこそ・・・
俺たちがしっかりしなきゃいけないんだ」
内藤「・・・ん・・・なんとなく・・・わかった気がする」
男「いいんだよ、なんとなくで。深く考えなくていいんだ。サトリが居る。
俺はサトリが好きだ。
だからサトリを愛してやる。サトリとセックスもする。
あいつが望むことは・・・なんだってしてやりたい」
内藤「・・・うん」
男「・・・「サトリ」なんて・・・「愛」にくらべたら小さいんだ。
今まで「サトリ」の先祖がいろんな苦労をしてきたんだろ?
その苦労を・・・俺たちが終わらせれる。これ以上の・・・使命はない。
サトリの傍には俺が居る。しぃさんの傍にはお前が居る。
・・・それだけで・・・十分なんだ。なにも・・・考えなくても・・・
彼女たちはそれだけで喜んでくれる」
内藤「・・・うん・・・そうだね・・・・・・僕また弱気になってたみたい・・・
お母さん達が願ってきた事が・・・ここで終わるんだ。・・・
しぃ達にがんばってもらうぶん・・・
僕達が愛してやらないといけないんだね?」
男「・・・そうだ!」
内藤「・・・はははっ!!僕達・・・こんな真剣に愛だなんて・・・恥ずかしいなぁ///」
俺達二人にしかわからない・・・プレッシャー?それを二人で考えあった。
でた結論は・・・やっぱり「愛」なんだ。それ以外ない。
内藤「・・・そろそろもどろうか・・・しぃ達がまってる」
男「あのさ・・・その・・・」
内藤「ん?」
男「・・・「する」とき・・・酒飲ましてみて・・・どうだった?」
内藤「・・・・・・んー・・・一言で言えば・・・」
男「言えば・・・?」
内藤「たまんない」
男「・・・」
内藤「・・・してみればわかるさ・・・僕も・・・最初はわかんなかったけど・・・
二回三回とやってるうちに・・・すっ・・・・・・・・・ごい気持ちよくなった!」
男「・・・さ・・・三回・・・ですか・・・一晩で・・・すごいっすね・・・」
内藤「・・・実は僕達・・・少しだけ寝たけど・・・さっきまでずっと・・・ん・・・」
男「・・・いや・・・それ以上言うな・・・お前がドスケベなのはわかったよ・・・・・・
ただその体力にびっくりしただけ・・・」
内藤「・・・変かな?・・・初めてで・・・そんな・・・」
男「・・・いいんじゃない?・・・俺に言わなくてもよかったと思うよ・・・」
内藤「・・・ぬふぅ////」
内藤達も・・・なかなか思い出深い「初めて」を経験したらしい。
まぁ・・・俺達も人の事言えないがな・・・
サトリ達の所へ戻った。・・・なんだかサトリが真っ赤になってた・・・なにか言われたみたいだ・・・
内藤達と別れて・・・少し散歩した。