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【12月31日 夜②】


館長「おまえのかあちゃん・・・内藤のねーちゃんはすっげぇ美人でさ・・・
      俺の初恋の人だった・・・体が弱いのか、いっつも部屋から出てこなくて・・・
      たまに道場に来たかと思ったらすぐに走って部屋に帰っちまうし・・・」

どうやら館長は・・・僕のお母さんのことが好きだったらしい。
・・・それよりも・・・やっぱり「サトリ」の所為でお母さんも苦労してたんだって・・・再確認。

館長「そんでよ?俺どうしても話がしたかったから・・・お前には悪いけど
      おまえんちに侵入したことがあってさ・・・そんときにだ。
      お前の親父でもあるケンジさんに出会った」
内藤「僕のお父さん・・・僕の家に居たんですか?」
館長「ああ。・・・俺とおんなじで・・・じじいの目ぇ盗んでねえちゃんに会いに行ってたんだ。
      ケンジさん・・・ねーちゃんの部屋の扉越しに・・・ギター弾いててよ・・・」

お母さんの部屋は昔から・・・家の離れにあった。「サトリ」ゆえに・・・人を恐れていたんだろう。
でも・・・お父さんとお母さんが・・・そんな昔から知り合いだったなんて知らなかった・・・


館長「あとから聞いた話なんだけど・・・ねえちゃんもケンジさんも・・・
      二人とも両想いだったんだ。はじめっから俺の入るすきなんて
      ありゃしなかった。・・・でもじゃあなんでそのときねーちゃん
      ケンジさんを部屋に入れなかったんだろうな?まあそれよりも・・・
      ケンジさんはずっとねーちゃんにギターを聞かせてやってたんだ。
      俺も知らない間に聞き入ってて・・・んでもいきなり俺が居るのが
      ねーちゃんにばれちまって・・・慌てて逃げた」

・・・お父さんを部屋に入れなかったのも・・・館長が居るのがわかったのも・・・「サトリ」の所為だ。
お母さんにとって・・・部屋のドアは、お父さんとの距離を、ギリギリ保てる距離だったんだろう。

館長「まじで焦ったねあれは・・・とりあえず家から出て・・・
      外でケンジさんが出てくるのを待ってたんだ。
      ねーちゃんを独り占めされてんのが悔しくって・・・
      一発ぶん殴ってやろうと思ってさ!」
内藤「・・・よく息子の僕にはっきり言えますね・・・」
館長「こんなもん隠したってしょうがねぇよ!
      んで、しばらく待ってたらケンジさん出てきたから
      後ろから思いっきり殴りにいったんだ。
      うん。思いっきりカウンター食らった。」
内藤「でしょうね。おじいちゃんが唯一看板をあげてもいいって言ってたぐらいですから・・・」


館長「その時の傷がこれ」

館長の目まで伸びた髪をめくると右眉毛の上に小さな傷があった。

館長「ケンジさんもまさか俺みたいなガキに襲われるとは思ってなかったみたいで・・・
      急いで自分の家まで手当てしに運んだんだ。
      ケンジさんは一人暮らしでよ?実はこの国の生まれじゃないって言ってた。
      部屋の中はさっぱりしててさ・・・ギターとCDぐらいしかなかった・・・」
内藤「うん・・・お父さんの両親は小さい頃に死んだって・・・」
館長「若いのに一人で苦労してたんだなぁって・・・
      で、ねーちゃんとは街で弾き語りしてるときに隅の方でじーっと
      みてるのを見かけて話しかけてみたって・・・初めはすぐに逃げられたけど・・・
      それでも毎日聞きに来てくれてて・・・次第に少しずつ電話や手紙で
      話してくれるようになって
      ・・・そしてやっと部屋越しに話せるようになったって言っててさ・・・」

そっか・・・やっぱり二人とも・・・初めから・・・


館長「話を聞けば聞くほど・・・俺の入る場所が無いのがわかった。
      でも初めから何もしないで諦めるほど俺はできちゃいねえからよ・・・
      とりあえずケンジさんと同じ所で勝負しようと思って、
      ギター弾きだしたんだ。俺ん中じゃケンジさんはライバル
      だったんだけど、いろんなCDやテクニックを教えてくれて・・・
      俺もだんだん楽しくなってきてもはやねーちゃんに聞かせるよりも
      ただ単に弾くことが楽しくなってよ!」
内藤「・・・そこから・・・「TEMMYE」が始まったんですか?」
館長「いいや。もうちょっと先だ。・・・とにかく上達した俺は、一度ねーちゃんに
      聞かしてやろうと思ってまたねーちゃんの部屋に行ったんだ。
      だけど・・・ケンジさんのギターが聞こえてきたんだ・・・ねーちゃんの部屋から・・・」
内藤「・・・そっか・・・お母さん・・・」
館長「・・・もう完全に俺の負けだったさ!
      まあ・・・途中からそんなことどうでもよかったんだが・・・
      ここで初めて自分の初恋がおわったのがわかった!
     ぶっちゃけ俺の方がギターうまかったんだがなぁ?
      やっぱいろんな意味でケンジさんには勝てんかった・・・」
内藤「・・・僕のお父さんが・・・館長の師匠・・・」
館長「おう!それから俺は日本に居るより自分の可能性が見たかったから
      外国へいったってわけ!ここからが「TEMMYE」の始まりさ!」

なんだ・・・僕は館長とこんな変な形で繋がってたんだ・・・お父さん・・・すごい・・・

館長「ケンジさんも俺のCD持っててくれたんだろ!?」
内藤「はい・・・お母さんの部屋とお父さんの部屋・・・両方に二枚ずつありました」
館長「・・・ねーちゃんも聞いてくれてたんか・・・よかった・・・それでよ・・・本題なんだが・・・」
内藤「?今までのが館長の言いたかったことじゃないんですか?」


館長「俺の店にあるサンバースト・・・あれな、ケンジさんのなんだ」
内藤「・・・はい・・・」
館長「・・・どんぐらいまえだったかな・・・俺が・・・まだあの店建ててすぐの時・・・
      突然ケンジさんがやってきてさ・・・なんだか顔色がすげー悪くてよ・・・」

お父さんが・・・館長の所を訪ねた時・・・すでに「サトリ」が・・・出ていたみたいだ・・・

館長「すっごい顔色悪いのに・・・俺が近づこうとしても・・・なんだか怯えててさ。
      切羽詰った顔して・・・俺にサンバーストを預けるって・・・      あんな高価なもん簡単に預かれねぇよ!っても・・・お前しか居ないって」


館長「僕の代わりに・・・僕の子供がお前を訪ねたときに・・・このギターを渡してくれって・・・」


内藤「・・・お父さんの・・・代わり・・・」
館長「・・・俺の話を聞かないまま・・・ケンジさんは行っちまった。あとから聞けば・・・
      どうやらそれがケンジさんの最後の姿だったらしいな・・・」
内藤「・・・はい・・・お父さんは・・・」
館長「・・・俺な・・・あん時・・・一度だけお前の家行ったんだよ。ギター持って・・・」
内藤「え・・・」
館長「まあ・・・なんていうか・・・俺には荷が重いと思ってさ・・・
      でも、お前の家に着いてからわかった。また同じようにねーちゃんに
      逢って、ギター返そうと思ったんだが・・・お前覚えてないか?」
内藤「・・・すいません・・・」
館長「・・・お前とねーちゃんが・・・二人で泣いてたんだ。
      外から聞いてもわかるぐらいの大声で・・・」
内藤「・・・あっ・・・」

思い出した。お父さんが居なくなったのがわかったあの日・・・

館長「・・・悪いとは思ったが・・・覗いてみた。・・・まだガキだったお前をねーちゃんが
      抱きしめて・・・ごめんねっていいながらわんわん泣いてて・・・
      お前も顔ぐしゃぐしゃにして・・・」
内藤「・・・おもいだしました・・・あの時・・・いたんですね?」
館長「すまん。でも・・・それでわかった。ケンジさんは・・・ねーちゃんとなんかあって・・・
      二人とも・・・別れたくないのにばらばらになっちまったんだって・・・」


館長「俺にはそれをみてどうすることもできなかった。初恋の人が目の前で泣いてんのに・・・
      なんもできんかった。そのままそこから立ち去ることしかできんかった」
内藤「・・・」
館長「ケンジさんは・・・ずっとあのサンバーストを愛用してた。
      こいつだけは絶対に手放さないって。それを聞いてたから・・・
      よけいにこいつを渡すのはいまじゃないって思って、そのまま帰ったんだ。
      お前が成長して・・・自分からサンバーストに出会うまでは・・・
      俺が預かっておこうって」


あのサンバーストは・・・お父さんの・・・形見?

館長「あんときなぁ・・・お前の顔を覚えときゃよかったんだが・・・
      恥ずかしながら全然覚えてなかった・・・お前の髪・・・ねーちゃんと同じで
      綺麗な色してんのになぁ・・・長い間誰もあのサンバーストを触る
      やつが現れなかった。どいつもこいつもこんなの弾けないって・・・
      そりゃそうだよな?簡単に触っていいものとはおもわねーもんな・・・でも・・・」
内藤「僕は・・・弾いた・・・」
館長「お前が始めて・・・それもケンジさんが好きだった「BURN」
      俺が始めにマスターした曲・・・ちょっと悪いけど・・・お前が
      ケンジさんの子じゃなくても、くれって言ったらやったかもしれん。
     そのぐらい・・・サンバーストがいい音だしてた。・・・まるで・・・
      ケンジさんがそこに居るように」
内藤「・・・僕の演奏が・・・お父さんと?」
館長「おう!瓜二つ!あの楽しそうに弾く姿・・・なによりお前の嫁に弾いてる姿が・・・
      あのときねーちゃんに聞かしてやってたケンジさんそっくりだった・・・
      いいよな・・・親子って・・・」

はは・・・そうなんだ・・・僕・・・お父さんに・・・そっくりなんだ・・・


館長「お前の嫁さんも・・・ねーちゃんに似てべっぴんさんじゃねーか・・・だから・・・
      余計に俺にあの懐かしい景色を想いださしやがってよ・・・
      あーくそ!・・・懐かしいなぁ!ほんと!」

館長が・・・変なの・・・顔真っ赤・・・

館長「とにかくよ!お前がケンジさんの息子だって・・・やっとわかった!
      むしろ安心だ!ほれ!」

チャリン!

内藤「・・・っと!」

館長が投げてきたのは・・・鍵?

館長「俺の店の鍵。・・・そいつ持って・・・サンバーストを迎えに行ってやれ・・・
      今すぐでも・・・いつでもいいから」
内藤「・・・館長・・・」
館長「やる。その鍵はお前にやるから。・・・だから・・・お前に・・・頼みがある・・・」


館長「俺の店で・・・働いてみないか?・・・お前に・・・演奏する場所をやりてぇんだ・・・」


内藤「・・・え?」
館長「無理にとは・・・まあいうけど・・・ケンジさんみたいに・・・
      お前の演奏はなんだか安心するんだ。俺達みたいに、ゴリゴリ
      押していくんじゃなくて・・・なんだ?人を振り向かせるみたいな・・・」

驚いた・・・僕は館長に・・・働かせてって言おうとおもってたのに・・・先に言われた・・・

館長「ケンジさんが居たら・・・もっとお前にいろいろ教えてくれたはずだ。
      ・・・俺にサンバーストを預けたってことは・・・俺にお前を立派なギタリストに
      育ててくれってことじゃないのかって・・・勝手にそう思ってんだ。
      こいよ!なんだって教えてやる!「TEMMYE」のメンバー
      集めてやったっていいぜ!青くせぇかもしれないが・・・」

館長「お前の演奏で・・・この国を乗っ取ってやろうぜ!」

内藤「僕の演奏で・・・国を?」
館長「おう!残念ながらこの国の音楽は低い所までおちちまってる・・・
      でも・・・お前ならもう一度・・・まだこの国に眠ってるロッカーどもを
      起こせる気がすんだ!」
内藤「そんな・・・夢みたいな・・・」
館長「大丈夫だって!なんでもやってみなきゃわかんねーよ!むしろお前だって
      ギターで食っていきてぇんだろ!?」
内藤「・・・はい」
館長「うし!決まりだ!えーと・・・お前今高校生?」
内藤「そうですけど?」
館長「そうか。うん。辞めろ。」
内藤「えぇ!?」


館長「?あれ?嫌か?」
内藤「ちょっ・・・いや、だって・・・」
館長「いいじゃん!やめりゃその分働けるんだぜ!?」
内藤「・・・そんな・・・簡単に決められません・・・せっかくおじいちゃんが・・・」
館長「人のコトなんて関係ねーよ!お前はどうなんだ?お前が行きたいいんだったら
      いいけど・・・どうせ楽器で食っていくんだったら、
      行ってもしかたねぇと思うが・・・」
内藤「僕は・・・」


・・・あれ?

僕は・・・どうなんだ?・・・学校に行くよりも・・・しぃと居たほうが・・・いや、そうじゃなくて・・・


内藤「・・・わかんないです・・・」
館長「・・・しゃーねぇなぁ・・・まあいいや!とりあえず春まで待ってやるから、
      それまでに決めな!」


館長「すぐにギターを手にするか・・・まだゆっくりと・・・学生を楽しむか・・・」
内藤「・・・どっちか・・・か」


館長「まあ・・・俺が学校なんて行ってねぇからわからんが・・・行かなくてもこうやって・・・
      ギター信じて生きて来たけど、たいした苦労なんてしなかったぜ?
      ずっと楽しかった!嫁だって小さいときから無理矢理芝居の勉強してたから、
      中学までしかいってねぇし・・・そんな俺らでも・・・みなもを愛してるしな!」
みなも「ぱぱ!だいしゅき!」
館長「お!噂をすれば・・・」
内藤「あ・・・」


みなも「にーちゃ!ねーちゃかわいい!」
内藤「?」


帰ってきたみなもちゃんは・・・ちっさいメイドさんになってた。
・・・これは・・・まさか・・・



しぃ「・・・・・・」
ぎゅう・・・
内藤「・・・しぃ?」


シャンプーかなにか・・・いい匂いとともに、背中にやわらかい感触と・・・
白い手袋に包まれた・・・かわいい腕が・・・僕のおなかあたりに廻ってきた・・・


内藤「・・・しぃ・・・まさか・・・」
しぃ「・・・こっちむいて?」


くるん・・・



・・・振り向いたそこには・・・この間とは比べ物にならないぐらい・・・かわいいメイドが居た。
この間よりも露出が高い服の所為か・・・しぃが他人じゃなくて大切な人になった所為か・・・とにかく・・・
僕のメイドさんを見て、何かが外れた。



内藤「・・・しぃ・・・」
しぃ「・・・かわいい?」
内藤「・・・うん・・・うん・・・」
しぃ「?」

ぎゅう!

しぃ「!!」
内藤「超かわいい!あーもう!大好き!」
ぎゅうー!
しぃ「!!/////ちょっと////み・・・皆見て・・・」
内藤「・・・いいにおい・・・あったかい・・・ほっぺかわいい!」
すりすり・・・
しぃ「きゃん!////くすぐったい////」
内藤「・・・目・・・瞑って?」
しぃ「・・・え・・・まさか・・・」
内藤「ほらほらー!」
しぃ「だ・・・だって」

ちゅ!

しぃ「!!・・・んっ・・・/////」

ちゅー・・・



館長「うわぁ・・・これは・・・うはー・・・」
みなも「ぱぱ!みなももみゆ!てのけて!」
館長「だめだめ・・・みなもは見ちゃ・・・」
嫁「あらあら・・・いいわねぇ・・・らぶらぶ・・・」


館長が見ていようが・・・僕は自分を止められなかった。
だって・・・目の前に現れた最愛の人が・・・こんな・・・ねぇ?・・・長い間・・・しぃの唇を貰ってた。


内藤「・・・んっ・・・・・・ありがと」
しぃ「・・・もう・・・ばか////」(うにゅ・・・なんか・・・とろーんって・・・////)



館長「・・・いいなぁ・・・初々しいねぇ・・・」
嫁「・・・ぱぱもちゅーする?」
館長「ば・・・ばかやろう!そんなみなもの前で・・・」
みなも「ぱぱ!みなもちゅーする!」
館長「おお?みなも・・・みなもにちゅーする!」
嫁「あー!ままも!」
ちゅ・・・
ちゅ!

みなも「きゃはは!くすぐったい!」

内藤「・・・いいなぁ・・・子供も・・・」
しぃ「・・・私じゃ不満?」
内藤「!!なに言ってんの!しぃはしぃで・・・大好き!」
ぎゅう!すりすり・・・
しぃ「/////うにゅー/////」


なんかよくわからないまま・・・しぃにはぐはぐして・・・ほっぺすりすりして・・・キスして・・・
しばらく皆とお話した。館長達は親子四人で初詣に行くらしいので、お別れ・・・



館長「うし!じゃあな!ちゃんと答え決めろよ!?」
内藤「・・・はい・・・ちょっと店に寄らしてもらいます・・・」
しぃ「?」
館長「おう!それじゃ・・・また来年!」
みなも「にーちゃ!ねーちゃ!ばいばい!」
しぃ「ばいばい!みなもちゃん!」


館長の家から帰って・・・一度僕の家に向かった・・・時刻は22時。
まだ・・・電車は動いている。


【12月31日 夜③】


サトリが家に帰って2時間・・・そろそろ戻ってくるかな?

ガラガラ・・・

玄関の開く音がした。

男「・・・ほら来た」

たったった・・・

がちゃん!


サトリ「ただいま!」
男「おかえり!」
ぎゅう!
ちゅ!



サトリ「えへへー////どう?」
男「うんうん・・・すっごい似合ってるよ?」
サトリ「うふふ////」
くるくる・・・


勢いよく帰ってきたと同時に・・・俺に向かってダイブ。はぐはぐ。ちゅー。
・・・どんどんサトリが可愛くなっていく・・・


男「・・・あれ?」

窓の外をみると、サトリの家にあったチャールストンがいた。

男「ああ・・・お父さん達と来たんだね?」
サトリ「うん!今下で挨拶してる!」
男「そっかぁ・・・そうだよなぁ・・・春からうちの親が・・・サトリの親になるんだよなぁ・・・」
サトリ「えへへー////」
男「・・・どうしよっか?初詣・・・何時から行く?」
サトリ「うーん・・・今が八時だから・・・あと二時間ぐらいはココにいる!」
ぽすん!

膝の上に座ってきた。


男「あらら・・・着物しわしわになるんじゃない?」
サトリ「いいの。ココに居たいの・・・」
ぎゅう・・・

膝に乗ったまま・・・俺の首に腕を回してくる。

男「・・・もう・・・あまえんぼ」
ちゅう・・・



着物姿のサトリと少しいちゃいちゃして・・・話ている親たちを尻目にお出かけ。
どうやら・・・4人とも気があったらしい。これからもどうぞよろしくとか・・・
俺がこの歳で聞くとは思わなかった台詞が飛び交っていた。


サトリ「ほら!早く!」
男「はいはい!」


さてと・・・今年最後のお出かけ・・・今年最後のサトリとのデート・・・か・・・



サトリ「いってきまーす!」
男「いってきます!」


サトリが俺の家を出るときに・・・いってきますだって・・・すっげぇ・・・


サトリ「手!」
男「はいはい・・・」
ぎゅ・・・
サトリ「あ・・・そうだ・・・忘れてた・・・」
男「なに?」
サトリ「・・・」
きょろきょろ・・・
男「?」

家から少し歩いて・・・周りに人がいないのを確認して・・・


サトリ「・・・いってきますのちゅー・・・」
男「え?・・・だって二人ともでてきてるのに・・・」
サトリ「・・・ぷー・・・じゃあお出かけのちゅー!」
おとこ「・・・はい」
ちゅ・・・


・・・なにかにつけて・・・キスばっかり・・・いいな俺・・・サトリにこんなに愛されてるんだ・・・


男「・・・ん・・・満足ですか?お姫様?」
サトリ「うん!////」
男「うし!じゃあ今度こそ出発!」
サトリ「はーい!」


人のいない夜道に・・・サトリの下駄の音が響いていた。



からん・・・

ころん・・・


サトリ「ふぅ・・・寒いねぇ?」
男「んーそうだなぁ」
サトリ「男君の手・・・あったかい・・・」
男「サトリだって・・・」
サトリ「・・・不思議だね・・・」
男「ん?」
サトリ「私ね・・・うん・・・笑わない?」
男「?なんだよ?言って?」
サトリ「・・・私・・・毎年・・・初詣で、男君と結ばれますようにって・・・お願いしてたの」
男「・・・・・・ぷっ・・・ふふっ・・・」
サトリ「あ!笑わないでって言ったじゃん!////」
ぽこぽこ!

男「だ・・・だって!そんな子供みたいな・・・ふふっ・・・」
サトリ「もう///だってほんとのことだもん////」
男「そっか・・・ありがとうね?俺・・・そんなに思われてたのに・・・全然気付いてやれなかった・・・」
サトリ「いいの。・・・今こうやって・・・二人で初詣いけるだけで・・・嬉しい」
男「・・・すごいなー・・・サトリは俺の・・・どこがよかったの?」
サトリ「・・・んーとね・・・」


サトリは俺の手を離し・・・俺の背中を見ながら言った。

サトリ「・・・この背中に・・・惹かれた?」
男「背中?」
サトリ「うん・・・おっきくて・・・あったかそうで・・・それでいてやさしそうで・・・」
男「・・・背中フェチ?」
サトリ「ち、ちがうよ!///・・・それに・・・気付いたときには・・・男君の心が見えるようになってて・・・」
男「・・・」

持たれかかってきた。俺もそれに逆らわないように・・・支えた。

サトリ「初め・・・すっごいビックリして・・・なんで男君だけ?って・・・くすくす・・・
      ほんとに好きな人って気が付くの・・・ちょっとだけ時間が掛かっちゃった」
男「・・・いつごろから?」
サトリ「うーん?・・・そうだね・・・小学校の・・・五年生?」
男「えぇ!?そんな前から・・・あ・・・もしかして・・・」
サトリ「?」

男「俺って・・・サトリの・・・初恋の人?」
サトリ「そうだよ?」

男「・・・そっか・・・そうなんだ・・・」


それを聞いて・・・ホントに長い間、サトリは一人で悩んでいたんだって・・・でもこれ以上謝ったらサトリが悲しむかなって思ったんだけど・・・もちろん伝わってた。



サトリ「・・・苦しくなかったって言ったら・・・嘘になる。・・・でもね?おかあさん達が
      言うみたいに・・・男君は嫌なことを全然思ってなかったから・・・
      他の「サトリ」達みたいに哀しい思いはしてないんだ」
男「え・・・俺・・・」
サトリ「あのね?男君は私に・・・たまにちょっとだけ愛を向けてくれてたんだよ?」
男「あー・・・そうかも・・・サトリはむかしっから可愛かったから・・・」
サトリ「くすくす・・・でもね?男君ったらテレちゃって・・・私とあんまり話してくれなくて
      ・・・それの所為でよけい気になっちゃったの。それで近づいたり離れたり・・・
      一人でウロウロしてたら・・・」
男「最後に俺からサトリに近づいていったって・・・ことか・・・」
サトリ「うん!」

サトリの腕は俺を背中から包んでいた。背中越しにも・・・サトリが顔をうずめているのがわかる。


サトリ「・・・皆は・・・こうやって男君と結婚するの早いっていうけど・・・私はずーっと待ってた・・・
      そのおかげで・・・こうやって初恋の人と結ばれた・・・大好き」
ぎゅう・・・
男「うん・・・俺もね・・・サトリは・・・初恋の人なんだよ?」
サトリ「・・・え!?」
男「というか・・・全然女の子に興味がなくて・・・小学校は野球ばっかりしてたし・・・中学は・・・」
サトリ「・・・ちょっとだけ・・・ぐれてたね?」
男「・・・うん・・・内藤のコトとかあったし・・・でも・・・
      すぐに映画と出逢って・・・それからは映画一筋だった」
サトリ「あ・・・だから男君の部屋にはあんなに映画のポスター在ったんだね・・・」
男「そうやって観てるうちに、自分もこんなふうに恋したりするんだなぁって・・・
    それでやっと異性に興味が出てきた。・・・でも・・・むかしっからあんまり
    女の子と話したことなかったし・・・よくわかんなかった
    ・・・だから・・・サトリにもあんな態度しかとれなかったんだ・・・」

一度振り向いて、正面からサトリをぎゅー・・・



男「でも・・・ちゃんと心でサトリを観ていたんだろ?俺・・・」
サトリ「・・・うん・・・正直じゃなかったけど・・・ちゃんと私を気にしててくれた・・・」
男「・・・サトリがそうやって・・・俺の心を見ていてくれたから・・・こうやって素直に
    サトリを愛せるようになった・・・ありがとう・・・愛してるよ・・・」
ぎゅう・・・
サトリ「うん・・・大好き・・・でも・・・」
男「ん?」
サトリ「今年のお願い・・・どうしようかな?・・・もう私は男君のお嫁さんだし・・・」
男「・・・もっともっと幸せには?」
サトリ「うーん・・・今結構幸せだから////
      これ以上幸せ願ったらばちがあたりそうだもん///」
男「ふふ・・・かわいいなぁ・・・んー・・・あ!わかった!」
サトリ「なぁに?」
男「しぃさんと内藤が幸せになるようにって・・・どう?」
サトリ「あ・・・うん!」


男「なんか二人で重ねてお願いしちゃいけないらしいから・・・
    俺は妹と松本君が幸せになるようにお願いするね?」
サトリ「うん!・・・くすくす・・・私・・・皆の幸せを願える余裕があるんだ・・・すごぉい・・・」
男「俺も・・・サトリは神様じゃなくて・・・俺がまだまだ幸せにするから・・・皆が幸せになれるように・・・」

足を止めて・・・抱き合って・・・また雪が降ってきた。

サトリ「・・・キスして」
男「うん・・・あ・・・たまには・・・サトリから・・・いい?」
サトリ「え?・・・ん・・・わかった・・・」
男「・・・ん・・・」

サトリがキスしやすいように・・・すこししゃがんだ。
目を瞑っていると・・・やわらかい感触が唇から伝わってきた。
それに続いて・・・サトリの可愛い舌が入ってきた。優しく・・・大人キス。

ちゅ・・・



サトリ「・・・ん・・・ふぁ・・・っと・・・うわぁ・・・なんかすっごいドキドキする////」
男「あれ?サトリも?」
サトリ「男君も?ふふ・・・へんなの////」


こんなふうに・・・今年も最後の最後までサトリと二人。
たった一週間かそこいらで手に入れた・・・俺達の幸せ。・・・来年も・・・このままで・・・


男「・・・あ!もうこんな時間だ!」
サトリ「え?うわぁ!ほんとだ!?」


いつのまにか十一時を二十分過ぎていた。早く行かないと・・・


男「ちょっとだけ急ごうか?」
サトリ「・・・うん。そうだね!」


ほんの少しだけ・・・早歩き。なんとか年が明けるまえに神社に到着。
予想どうり・・・人でいっぱい・・・


【12月31日 ④】


ガタンゴトン・・・

ガタンゴトン・・・


内藤「・・・ごめんね?こんな日に・・・」
しぃ「いいよ。私は内藤君が居てくれたら・・・どこだって」

館長から預かった鍵を持って・・・二人で映画館を目指した。
・・・別に今行かなくてもいい・・・んだけど・・・僕はすぐに、あのサンバーストを持って帰ってやりたかった。

しぃ「すごいね・・・あのギターお父さんのだったなんて・・・」

しぃにわけを話したら、二つ返事で着いてきてくれた。
僕がこれから・・・しぃを幸せにするための大事な物だから・・・


しぃ「すごいねぇ・・・誰も乗ってない・・・」
内藤「そうだね・・・みんな家に居るんだよ・・・」
しぃ「ふふ・・・不思議だなぁ・・・」
内藤「なにが?」
しぃ「私・・・今までのお正月は、ずっとお父さんと二人だったんだ・・・初詣に行っても・・・」
内藤「・・・うん・・・」

しぃの肩を抱いてあげる。誰も居ないし・・・これぐらい・・・

しぃ「外に出るのが恐くって・・・人間ってね?人がいっぱいいると・・・
     不思議といろんなことを思ったりするんだ。
     それはなんでもないことや楽しいこと・・・もちろん辛いことも
     哀しいことも・・・それが・・・私はどうしても苦手で・・・
     テレビで見るお正月がとっても楽しそうに見えてた。ああやって・・・
     いろんな人と、楽しく笑えたらなぁって・・・」
内藤「・・・」
ぎゅ・・・


しぃは別に・・・それを哀しそうに言っているわけじゃない。僕に何かを訴えているわけじゃない。
でも・・・どうしても僕は・・・そんな話を聞くたびにしぃを抱きしめてあげたくなる。
もう大丈夫。そう言ってくれる。でも・・・しぃがずっと「サトリ」の所為で辛い思いをしてきたのに変わりは・・・ない。

しぃ「・・・うん・・・ありがと。
     やっぱり・・・私は内藤君のそういう優しい所に惹かれたんだ・・・甘えていい?」
内藤「もちろん。・・・しぃの場所に座る?」
しぃ「うん!」
ぽすん!

揺れる電車の中で、しぃ専用席にしぃが座った。バランスを崩さないように・・・腕を廻す。

しぃ「えへへ////・・・あのね?・・・ほんとに辛かったのは間違いないんだけど・・・」
内藤「うん・・・」
しぃ「そんな辛い思い出も・・・こうやって内藤君に甘えると、一つ一つ
     忘れてくことができるんだ」
内藤「ん?」
しぃ「・・・なんだろ?もう昔のコトなんてどうでもいい・・・
     自分が羨ましがったお正月も・・・内藤君とたった二人で過ごすほうがいいの・・・
     あなたさえ・・・居てくれれば・・・」

しぃはこうやって・・・僕に対して素直に思ったことを言ってくれる。
僕だけ心が見えてるのは不公平って言うんだけど・・・正直、しぃに対する思いは口からでも心からでも・・・何も変わらない。


内藤「・・・僕も・・・しぃの素直に僕を愛してくれる・・・そんな所が大好き」
ぎゅう・・・
しぃ「////」
内藤「それに・・・この感触・・・匂い」
くんくん・・・
しぃ「もう・・・内藤君そればっかり・・・えっち・・・」
内藤「そうだね・・・僕はえっちだ・・・でも・・・しぃのこの優しい匂いが・・・僕の心を癒してくれる・・・」
くんくん・・・
しぃ「ふにゅ////くすぐったい////」
内藤「・・・変わったなぁ・・・僕も・・・まさかこうやって・・・人を愛せるようになるなんて・・・
     漫画でしか観たことなかったなぁ・・・」
しぃ「内藤君は・・・ほんとに漫画好きなんだね?」
内藤「うん・・・ずっと引きこもってたとき・・・漫画は僕を裏切らなかった・・・」
しぃ「・・・私達・・・二人とも本に逃げてたんだね・・・」
内藤「あ、そっか・・・しぃも本が好きなんだったね」
しぃ「あの日・・・内藤君に初めてぎゅーってしてもらった日も・・・
     本を買いに行ってたんだよ?」



内藤「僕も・・・漫画買いに行ってた・・・変なの・・・漫画や本に逃げて・・・
     結局それたちに助けられて、こうやってしぃと結ばれたんだね?」
しぃ「くすくす・・・うん!」
内藤「あんなにクールなしぃさんが・・・
     こんなにあまえんぼさんの可愛い女の子だったなんて・・・」
なでなで・・・
しぃ「ふふ・・・まだまだこんなもんじゃないよ?どんどん内藤君に甘えてやる・・・
     私に子供が出来ても・・・その子が嫉妬するぐらい・・・にゃんにゃん!」
ぎゅー・・・
内藤「もう・・・しばらくはしぃにめろめろだね?僕」
くんくん・・・
しぃ「きゃはは!くすぐったぁい////」
内藤「あ・・・もう着くね・・・」


ガタン!

プシュー・・・


しぃ「ちょっとお手洗い行ってくるね!」
内藤「ん・・・」

タッタッタ・・・

内藤「・・・ふう・・・」

駅のベンチに座って・・・缶コーヒーを飲む。ブラック。

・・・しぃがあんなにあまえんぼなのには・・・理由がある。
本人も気付いてないみたいなんだけど・・・それも「サトリ」の所為なんだ。

「サトリ」の所為で・・・どうしても人と一歩距離を置いてしまっていた。人の温もりを感じることがなかなかできなかった。それは僕の中に流れる「サトリ」の血が教えてくれた・・・
知らず知らずのうちに・・・漫画、音楽・・・なんでもいい・・・のめり込める趣味を持って・・・それに逃げていたんだ。
そうすれば・・・人の温もりが気にならなくてすむから・・・でも、一度それを知ってしまうと・・・それを逃がさないようにすがりつく。一度手に入れた温もりを離さないように・・・



しぃは特に・・・自分の胸のコトや・・・お母さんが早くに死んでしまったこともあって・・・自分を押し殺してまで温もりから逃げた。
それは何度もしぃが涙を流してきた結果が産んだ答え。

僕がしぃの前に現れて・・・今までに出していた答が間違っていることに気がついたしぃがとった行動・・・それが甘えること。

甘えて甘えて・・・僕が絶対にしぃから離れないようにずっと引っ付いてくる。
・・・恐い話だが・・・僕がここでしぃを裏切ったら・・・しぃは死んでしまうだろう・・・一度裏切られた「サトリ」がもう一度人を愛するなんて・・・考えられない。もう完全に・・・しぃの命は僕が握っている。
変な話だが・・・そう言っても嘘ではない。



だけど逆に・・・僕もしぃに甘えてほしいんだ。僕の傍でずっと笑って居てほしい。
僕のひざがしぃの専用シートであるように・・・しぃの存在は、僕専用空間なんだ。
もうしぃ以外愛せない。愛したくない。

さっき館長に言われた・・・学校のコト・・・まだしぃに話していない。まあ・・・最終的には僕の問題なんだけど・・・おそらくしぃもビックリするだろう。

結論は出ている。もう三学期学校に行くつもりはない。

だって・・・なにをするんだ?勉強?なんの?ギターを弾いて食べていくって決めたのに・・・
高校に通ってなんの意味がある?


僕を踏みとどませている原因・・・それは周り。
男のおかげでまた学校に通えた。おじいちゃんのおかげで学費にも困らなかった。
先生達のおかげで・・・一般常識が身についた。僕は決して・・・自分ひとりの力で高校生をしているわけじゃない。わかっている。だからまだ迷っている。

・・・最後の一押しを・・・しぃにゆだねようと思っている。

これからの人生を、僕はしぃと歩んでいく。一人じゃないんだ。
だからこそ・・・この問題は僕一人じゃ答が出せない・・・しぃが賛成してくれれば・・・いつだって辞めれる。
人に責任を擦り付けるなとか言われてもいい。でも僕は・・・もう一人で決められない。

僕の答えはしぃの答え。しぃの答えは・・・僕の答なんだ。

しぃ「おまたせ!」

帰ってきた。僕の愛しい人。


内藤「よし・・・いこっか・・・その前に・・・」
しぃ「ん?」
内藤「ねぇ?あまえんぼさん?」
しぃ「んー?なんですか?」
内藤「腕を広げて・・・」
しぃ「?こう?」
内藤「うん。じゃあ・・・そのまま目を閉じて・・・」
しぃ「・・・ん・・・できたよ?」
内藤「・・・開けちゃだめだよ?」
しぃ「・・・はい・・・」

そっとしぃの顔に近づいてみる・・・寒いせいか・・・ほっぺが真っ赤だ・・・

広げている腕の中に・・・僕の体を入れて・・・しぃの背中に手を廻す。自然としぃの手が閉じる。

右手だけ出して・・・しぃの顔を撫でる。ぷにぷに。

しぃ「ん・・・くすぐったいよぉ////」
内藤「だめだよ?目を開けちゃ・・・」


柔らかい髪を撫でてあげる。さらさら・・・
こんどは唇に触れる。ちょっとだけ・・・しぃの体が動いた。

内藤「・・・口・・・少しだけ開けて?」
しぃ「ん・・・」

ちょっとだけ開いた・・・しぃの可愛い口に少しだけ人差し指を入れてみる。
しぃの体温が指から伝わってくる。

しぃ「んっ・・・ふぁ・・・内藤君・・・まぁだ?」
内藤「まだ・・・」

一度唇に僕の唇を近づける。しぃがちょっとだけ顔を寄せてきたので後ろによける。

しぃ「ふぇ?なんで?」
内藤「くすくす・・・ごめん」
ちゅ・・・

すぐに唇を重ねる。しぃがびっくりしないように・・・ゆっくり・・・
自然としぃの舌が僕の唇を突っついてくるので招き入れる。口の中いっぱいに・・・
しぃの味が広がる。

しぃ「ん・・・」

しぃは絶対に・・・キスしたら自分から離れようとしない。ずっと僕を感じてくれる。
今は僕も・・・しぃから離れない。今までで一番・・・長いキス。


内藤「・・・ん・・・ふぅ・・・ごめんね?ちょっといじわるかな?」
しぃ「ん・・・もっと・・・」
内藤「だーめ・・・今はココまで・・・」
しぃ「・・・ぷー・・・」

こんなふうに・・・僕のお姫様はなかなか僕を解放してくれない。時間が許す限り・・・ずっと離れようとしない。

内藤「・・・しぃの・・・そんなところが・・・大好きだ・・・」
しぃ「え?」

ちゅ!


最後にちょっとだけ唇を触れて、しぃを解放。


内藤「さ・・・行こ!」
しぃ「・・・うん!」

しっかりと手を握って・・・映画館に出発。あと一時間で・・・今年が終わる。




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最終更新:2007年01月14日 16:25