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【1月1日 深夜】


映画館のある辺りは、繁華街だけあってもうこの時間は誰も居なかった。
駅から降りて、店に着くまで・・・誰一人とも会わなかった・・・

しぃ「・・・なんか怖いね・・・」
ぎゅ・・・
内藤「大丈夫」

映画館についた・・・そこで衝撃の事実。

内藤「・・・あ!」
しぃ「?」
内藤「・・・しぃ・・・」
しぃ「ん?」
内藤「あけましておめでとう・・・」
しぃ「え?・・・あ・・・」

時計の時刻は0時02分。・・・新年がスタートしていた・・・


しぃ「・・・あちゃー・・・気付かなかったね?」
内藤「うん・・・ごめん」
しぃ「ふふ・・・今年もよろしくね!」
ぎゅー・・・
内藤「うん・・・初はぐはぐ」
しぃ「ついでに・・・」
ちゅ!
内藤「・・・初キッス・・・」
しぃ「えへへー///」


明かりを頼りに鍵穴を探す・・・

内藤「・・・ん・・・ここだ・・・」
しぃ「開くかな?」
内藤「そりゃあ・・・」

ガチ!

ガチ!

内藤「・・・あれ?」
しぃ「・・・開かない?」


内藤「おかしいなぁ・・・」
しぃ「あ・・・裏口の鍵じゃない?」
内藤「え・・・あーそっか・・・」
しぃ「たしかメイド服を置いてある部屋にあったはず・・・こっちだよ!」

しぃの腕につられて行くと小さな鉄のドアがあった。鍵を挿してみる。

ガチャ!
キィ・・・

開いた。

内藤「うーん真っ暗だ・・・明かりはっと・・・」
しぃ「たしかここに・・・」

カチ!

部屋に照明が点いた。

内藤「うお・・・すごいな・・・」

明るくなった部屋には、見渡す限りにメイド服がずらっと・・・ゆうに100は超えているだろう。


しぃ「すごいよねぇ・・・これ全部・・・「趣味」なんだよ?」
内藤「へぇ・・・今すぐにメイド喫茶が開けそうだ・・・あ・・・これは・・・しぃが着てたやつ・・・」
しぃ「/////あの時は恥ずかしかったなぁ・・・くすくす・・・
     内藤君バターンって倒れちゃうし・・・」
内藤「だってさ・・・しぃがあまりにも似合ってるから・・・」
しぃ「うふふ///ありがと!」
内藤「さあ行こうか・・・」

衣裳部屋をでると・・・長い廊下が在った。たしかサンバーストがあった部屋はあの角の所・・・

しぃ「・・・なんか静かで・・・怖いね?」
内藤「ん?じゃあ・・・だっこしてあげる!おいで!」
しぃ「うん!」

ぴょん!
ぱふん!

内藤「っとと!やっぱ前みたいに軽くないか・・・」
しぃ「こぉら!失礼だぞ!」
内藤「はは・・・十分しぃは軽いよ?行きますよ?お姫様」
しぃ「はぁーい!」


僕の大事なお姫様をやさしくだっこしたまま・・・シアタールームを目指す・・・

しぃ「・・・ねぇ?この部屋なにかな?」
内藤「ん?・・・「客用ベッドルーム」?なんだろ・・・」

目的地の隣のドアを開けた。

ギィ・・・

内藤「・・・うわ・・・」
しぃ「?ベッド?」

・・・その部屋には・・・まるーいベッドと・・・天井には鏡が張り巡らされていた・・・

しぃ「変なの・・・」
内藤「・・・」
しぃ「?内藤君?」
内藤「・・・しぃ・・・それっ!」
しぃ「きゃっ!?」

ぽよよん!

しぃ「・・・あれ!?なにこのベッド・・・ぷるぷる・・・」
内藤「ウォーターベッド・・・水が入ってるの・・・」
しぃ「?なんでそんなのが・・・あ・・・」


ベッドのちょうど上にある・・・鏡張りの天井を見つけて・・・しぃは真っ赤になった。

しぃ「こ・・・ここって・・・/////」
内藤「うん・・・その・・・部屋・・・」

ああ思い出した・・・確かにあの時・・・館長は隣にベッドがって言ってなぁ・・・

しぃ「////」
ぷよんぷよん・・・
内藤「・・・気に入った?」
しぃ「!!?ち・・・ちがうよ!?ただ・・・すごいなって・・・」

照れながらも無邪気に興味を示しているしぃを見て・・・おっと・・・

しぃ「・・・したいの?」
内藤「!!・・・うん・・・でもその前に・・・サンバーストを見つけようね?」
しぃ「・・・うん///」


もう一度しぃをだっこして・・・すぐに隣の部屋。


・・・なんていうか・・・僕らは二人とも・・・その・・・するのが・・・好きなんだ・・・
しぃは僕に甘えられる最大の表現方法だと思ってるし・・・あのしぃのほよほよの体が・・・
しぃも僕も・・・こないだのが初めてだったのに・・・たまんない・・・まあでも・・・しぃだからなんだけどね?愛し合ってるから・・・普通?なのかな・・・

しぃ「・・・内藤君?それ誰に言ってんの?」
内藤「え!?いや・・・その・・・」
しぃ「・・・えっち・・・でも・・・私も・・・だよね・・・/////」
内藤「////うん・・・」
しぃ「・・・内藤君が・・・やさしくしてくれるから・・・安心して甘えられるんだよ?/////」
内藤「//////」

二人で照れながら・・・サンバーストのドアを開けた。


薄暗くライトアップされた部屋に・・・あった。
たった二人ではものすごく広く感じるシアタールームの隅に・・・きれいに飾られている。

しぃ「・・・うん・・・これが・・・そのさんばーすと?なの?」
内藤「そうだよ・・・正確には59年製のレスポール・サンバーストモデル・・・
     世界に千数百本しかない・・・いわば伝説のギター・・・」

内藤はゆっくりサンバーストに近づいて・・・ストラップに首を通した。


その重量感は内藤の鍛えられた体にはなんでもない。
ゆっくりとジャックをアンプに差し込む。
いつも首からさげていた・・・黒いピックに手をつける。

内藤「・・・うん・・・わかる・・・これは・・・・・・お父さんだ」
しぃ「・・・」

初めてこいつに触れたときの・・・あの感覚・・・高価なものだって知ってたのに・・・すぐに弾けた・・・あの感覚・・・お父さんだったんだ・・・

内藤「・・・ごめん・・・待たせたね・・・」
しぃ「あっ・・・」

内藤君の目から・・・涙がこぼれた。顔は笑ってる。とっても嬉しそう・・・
いつも私に向けてくれる・・・優しい笑顔。

内藤「やっと・・・やっとわかったんだ・・・僕は・・・これしかないや・・・」


嬉しそうに・・・久しぶりの再会を果たしたように・・・ゆっくりギターを弾く

Stairway to Heaven

お父さんが・・・僕に聞かせてくれた・・・最後の曲。


ヴォーカルもいない。アコースティックでもない。


ただ覚えているその曲を・・・弾いただけ。


それだけで・・・涙が止まらないんだ。悲しいわけじゃない。
しぃまで・・・泣きそうな顔をしているんだ。ごめんね?でもとまらない。



今やっと・・・・・・僕がギターを・・・楽器を・・・演奏してきた意味が繋がったんだ。

僕から送る・・・天国への階段。

お父さんたちに・・・届け!


内藤「・・・・・・Stairway・・・to・・・・・・Heaven・・・」
しぃ「・・・ぐすっ・・・」


ぱちぱち・・・


鳴り止んだ音と同時に・・・しぃの拍手が聞こえた。


内藤「しぃ・・・ありがとう。・・・君のおかげで・・・お父さん達の・・・最後のメッセージがもらえた・・・」
しぃ「・・・うん・・・よかったね・・・」
内藤「・・・おいで・・・」


サンバーストを元の位置に戻して、しぃを抱きしめた。
何度もこうやって抱擁してきたけど・・・今が一番暖かい。

しぃ「大好き・・・内藤君・・・」
内藤「これで・・・本当に君を・・・君だけを愛していける。・・・本当に・・・ありがとう・・・」
しぃ「ううん・・・ありがとうって言うのは・・・私だよ?・・・これからは・・・内藤君が居てくれる
     ・・・もう・・・一人じゃないもん・・・いままで辛くって流した涙が・・・
     全部・・・帰ってきたみたい・・・」
内藤「・・・しぃに・・・ひとつだけ・・・相談があるんだ」
しぃ「・・・なぁに?」
内藤「・・・もう・・・僕は学校に行かない・・・明日にでも・・・館長の下で働く。
     ・・・完全に僕は学歴を捨てる。そんな僕でも・・・」


しぃ「関係ないよ!内藤君がやりたいように・・・好きにして・・・私は絶対ついていくから・・・
     もう私も・・・大学なんて行きたくない・・・ずっと・・・内藤君と二人っきりでいいの・・・
     あなた以外・・・何もいらないの!」
ぎゅう!
内藤「・・・しぃ・・・」
しぃ「・・・このまま・・・二人でどこか遠い所に・・・行ってもいいの・・・この世界で・・・私は内藤君さえ居れば・・・」
内藤「うん・・・ありがとう・・・大好き」

ちゅ・・・

内藤「・・・でも・・・僕達が居なくなると・・・前にも言ったけど・・・寂しがる人たちがいるから・・・
     しぃと二人っきりの世界には行けないよ?・・・しぃと二人っきりの・・・
     「空間」なら・・・僕が作ってあげる・・・それでいいかい?」
しぃ「・・・うん」
ぎゅう・・・



ああ・・・そっか・・・

わかったよ・・・あの「サトリの国」への行き方・・・

こうやって・・・自分だけ・・・二人だけ・・・そうやって限定した人数でそこに行きたいと願うから・・・あの「世界」は存在していたんだ。・・・そうだ・・・だから・・・もうあの「世界」の扉は開かない。


内藤「僕としぃは・・・二人で一つ・・・でも・・・ほかのみんながいるから・・・
     「ここ」に居られるんだね?」
しぃ「・・・?・・・わかんないよ?・・・なに?」
内藤「いいよ・・・わかんなくったって・・・もう・・・あの「国」へは君を連れて行かない・・・
     行かせない。僕達が住む・・・「サトリ」が最後に住む世界は・・・
     やっぱりここなんだ・・・これが・・・「サトリ」の出した・・・答え・・・」
しぃ「・・・?」
内藤「・・・しぃ・・・しよっか?」
しぃ「え!?・・・あ・・・うん////」


もう一度・・・お姫様抱っこして・・・さっきの部屋に連れて行った。



ウォーターベッドにしぃを降ろす。
もうすでに・・・しぃはにゃんにゃんモードに入っていた。
まあ・・・簡単に言えば・・・ものすごい甘えてくる。

しぃ「ねぇ?私の事・・・好き?」
内藤「うん・・・大好きだよ」

こんなふうに・・・酔ってもないのに甘えたがる。隙あらばキスしてくる・・・
さらにこの状態のしぃにアルコールを混ぜると・・・

内藤「・・・ほら・・・飲む?」

部屋の冷蔵庫に入っていた・・・ギネスをグラスにほんの少し・・・それをしぃに差し出す。

しぃ「・・・んっ・・・んっ・・・」

しぃのちいさな口から・・・少量のアルコールが体内に回っていく。

内藤「・・・」
しぃ「・・・」
内藤「・・・どう?」
しぃ「・・・えへへ//////えい!」
がばっ!
内藤「おっと!」
しぃ「ちゅー!」
ちゅー・・・
内藤「・・・ん・・・」
しぃ「うふふ///」


さらに大胆になるんだ。・・・こればっかりは・・・誰にも見せられない・・・

内藤「・・・回ったなぁ・・・」
しぃ「うん!ぐるぐるすゆ・・・」(ほわわーんって・・・)
内藤「あれれ・・・ちょっと多かったかな?」
しぃ「ねぇねぇ!脱がして?」
内藤「・・・ばんざいして」
しぃ「はーい!」
ぬぎぬぎ・・・

しぃ「うふふ////恥ずかしぃ///」(内藤君も脱いで!)
内藤「・・・うん」
ぬぎぬぎ・・・
しぃ「えへへー・・・はぐはぐ!」
ぎゅう・・・
内藤「う・・・////胸が・・・」
しぃ「んー?きもちいーの?」
ぎゅううう・・・
内藤「うはぁ・・・ぽよぽよ・・・////」
しぃ「よかったぁー・・・私の胸・・・やっと役に立ったね!?」
すりすり・・・
内藤「うん/////」


こんなふうに・・・どんどん大胆になっていく・・・

しぃ「あ!そうだ!」
内藤「ん?どうしたの?」
しぃ「えへへ///目・・・閉じて?」
内藤「?・・・こう?」
しぃ「・・・開けちゃだめだよぉ?」
内藤「・・・うん・・・」

なんだろ?なにを_

ぷにっ


内藤「・・・ん?・・・んん?」
しぃ「・・・どう?」
内藤「・・・うわ//////」


目を閉じた僕の顔に・・・なんだかやわらかいものが・・・


しぃ「えへへ////今日ね?お嫁さんに・・・私の胸で内藤君を骨抜きにしなさいって
     言われたの!・・・気持ちいい?」

ぽいん!


内藤「・・・これは・・・うぅ////」
しぃ「・・・恥ずかしいけど・・・私の体は内藤君のものだから・・・内藤君も私に甘えて!」
ぎゅー・・・

内藤「・・・//////」
しぃ「えへへー////」



まさに文字通りしぃの胸に抱かれながら感触と温もりを貰っている。

しぃ「えっとね?私の胸がおっきいのって・・・こうやって内藤君をぎゅーって
     するためにあるんだ!やっとわかったの!えへへ////」
内藤「うん・・・とっても暖かいよ・・・しぃの胸・・・」
しぃ「ありがと////キス!」
内藤「うん」
ちゅ!

ちゅー・・・

ちゅっ!


内藤「・・・ん・・・ほんとに・・・しぃはキスばっかり・・・」
しぃ「ちゅー好きなんだもん・・・あ・・・あーんして?」
内藤「ん・・・あーん」

しぃはベッドの傍に置いてあった飴を口に含んだ。そのまま・・・

しぃ「・・・ん・・・もご・・・かぷっ!」
ちゅ・・・
内藤「ん・・・」

しぃの口を通して・・・りんご味の飴が入ってきた。甘い・・・優しい味。
そのまましばらく・・・ほんとに10分とか・・・大人キス。
口の中の飴が無くなるまで・・・互いの味を確かめ合う。

しぃ「・・・んっ・・・ふぁ・・・」

キスをしながらしぃの体を愛撫する。

しぃ「ひゃぅ・・・んぁ・・・」

しぃは耳の裏を触ると喜んでくれる。照れながら僕の額にくっついてくる。


しぃ「んっ・・・」(大好き・・・大好き・・・)
内藤「・・・うん・・・」(僕もだよ・・・愛してる)

こんなふうに・・・お互いの思念を通して愛し合う。しぃは酔っていても意識ははっきりしてるから、ストレートに想いが伝わってくるんだ。

しぃに覆いかぶさるように倒れる。

しぃ「んぁ・・・ぎゅーして?」
内藤「はい・・・」
ぎゅー・・・

しぃの唇を甘かみしたり・・・そのまま首を舐めたりしてあげる。
恥ずかしそうに・・・笑ってくれるんだ。


しぃ「うにゅ・・・もっと////」
内藤「うん・・・」

・・・右手でしぃの胸を触る。ほんとに柔らかい・・・このときだけは・・・しぃも胸を喜んでくれる。
空いた左手をしぃの顔に重ねると・・・指を食べに来る。

しぃ「はむっ・・・んぁ・・・」
内藤「・・・かわいいなぁ・・・ほんとに・・・」
しぃ「んっ・・・」

そのまま・・・しぃの下半身に手を伸ばす・・・軽く触れると・・・しぃが体をよじる。

しぃ「んぁっ・・・ひぅ・・・」

照れなが僕の顔にいっぱいキスしてくれる。目をうるうるさして・・・にこって笑いながら・・・

しぃ「だいしゅき・・・んっ・・・ちゅう・・・」
ちゅ・・・
内藤「・・・あまえんぼお姫様・・・」
しぃ「しゅき・・・もっと・・・ちゅーして?」
内藤「うん・・・いっぱいキスしてあげる」
ちゅ・・・

ほんとに・・・常に唇を塞いでいても・・・喜んでくれる。
唇を離す度にもっともっとって思念が伝わってくるんだ。


一度しぃの体を起こして抱きしめてみる。
相変わらずキスばっかり・・・

しぃ「ちゅー・・・ぎゅー・・・もっと・・・」
内藤「・・・」

少し強引に唇を離す。そのまましぃの口を指で塞ぐ。

しぃ「・・・んんっ?」(ふぇ?なんでぇ?)
内藤「・・・おあずけ・・・」
しぃ「んー!」(やだやだ!もっとちゅーするの!)
内藤「だーめ」
しぃ「ん!んー!」(やぁだ!いぢわるしないでぇ!・・・くしゅん・・・)
内藤「くすくす・・・嘘だよ」

ほら・・・こうやってちょっと意地悪するだけで・・・すぐに泣き虫になるんだ。
それが見たいから・・・ちょっと悪い気がするけどたまにこうやっておあずけするんだ。


内藤「ごめんね?」

口を解放してあげると、すぐに噛み付いてくる。僕の唇めがけて・・・

しぃ「いぢわるやぁだ・・・ちゅーするの・・・」
ちゅー・・・
内藤「ん・・・」(ごめんね?)

意地悪したあとは・・・ごめんねを込めてしぃのキス攻撃を全部受け取る。
空いた手で頭をやさしくなでなでしてあげたり・・・ほっぺつんつんしたり・・・
ずっと僕の上に乗ってキスしてくるから・・・しばらくそのままでいてあげる。


しぃ「・・・ん・・・」(しゅき・・・)
内藤「・・・・・・んぁ・・・」(はい・・・愛してますよ・・・)
ちゅ・・・

ちゅっ・・・


僕は・・・一つだけ決めてることがある・・・

こうやってしぃとするときは・・・僕からは求めない。
しぃがしたいときに・・・したいようにさしてあげる。それが僕は嬉しいし・・・
なにより気持ちいいんだ。しぃをほっておくとずっとこうやってキスばっかりしてくるけど・・・それでも嬉しい。こんなに僕を愛してくれている。それだけでお腹いっぱい。

普通は・・・僕も男なんだから・・・がっついていくかもしれないけど・・・なんだろ?
無理矢理は好きじゃないし・・・性欲を満たすことより・・・二人の時間を楽しむのが僕の・・・僕らのエッチなんだ。

しぃ「・・・ん・・・」
内藤「・・・いい?」
しぃ「・・・うん・・・いいよ」


ほら・・・ちゃんとこうやって・・・しぃが満足したら教えてくれるんだ。
だから僕も・・・やさしくしぃに覆いかぶさる。


しぃ「えへへ・・・来て?」
内藤「うん・・・」

ゆっくりと・・・僕をしぃの中に入れる。

しぃ「んっ・・・」
内藤「・・・くっ・・・大丈夫?」
しぃ「うん・・・もう痛くないよ?・・・愛して・・・」
内藤「うん・・・ありがと」
ちゅ・・・

ギシ・・・ギシ・・・

しぃ「んっ・・・はぁっ・・・」
内藤「・・・はぁっ・・・」

ギシ・・・ギシ・・・


初めてした日・・・しぃは僕の体を思い切り抱きしめて気持ちいいよって想ってくれた。
痛いのを必死に隠して・・・キスするのも忘れて・・・必死にしがみついてきた。

今は・・・しぃも痛くないみたい。ちゃんとキスだってしてくる。

内藤「・・・んっ・・・どう?しぃ・・・」
しぃ「えっ・・・わ・・・わかんないよぉ・・・んっ・・・」
内藤「僕は・・・すっごい気持ちいいよ・・・」
しぃ「・・・私も・・・」
内藤「ん?」
しぃ「・・・」(私も気持ちいいよ!)
かぷ!

僕の首に噛み付いてきた。しぃの歯と舌が・・・やさしく僕の首に伝わってくる。
頭を撫でてあげる。僕からキスしてあげる。しぃが苦しそうにしたら・・・動きを止めてあげる・・・
しぃに出来ることは・・・全部してあげる。大好き。


しぃ「・・・ふぁっ・・・うにぃ・・・・・・んっ」
内藤「・・・はぁっ・・・はぁ・・・しぃ・・・愛してる・・・」
しぃ「うん・・・あっ・・・私も・・・大好き!」
内藤「もっと・・・大人になったら・・・んっ・・・ちゃんと子供作ろうね?」
しぃ「あかちゃん・・・んっ・・・うん・・・」
内藤「・・・くっ!」



そのまま・・・しぃに倒れこむ。しぃが重く感じちゃいけないと思って・・・右手で体を支える。


しぃ「んっ・・・脈・・・うってるね・・・ふぁ・・・」
内藤「・・・うん・・・しぃのおかげ・・・すっごい気持ちよかったよ?ありがと・・・」
ちゅう・・・

ゴムをしてても・・・僕の鼓動が伝わったみたい。顔を真っ赤にして笑ってくれるから・・・
感謝をこめて優しい大人キス。・・・君のおかげで・・・生まれてきた意味を全うできるよ・・・愛してる。


 

またしばらくキスをして・・・今回はしぃが疲れているみたいだから・・・一回で終わり。
そりゃそうだ・・・ここんとこずっと・・・しぃが望んでくれたとはいえ・・・初めてからずっとしてたもんね・・・ありがと・・・


しぃ「・・・んん・・・大好き・・・」

僕の胸で・・・すやすや寝息をたてて眠ってる。起きないように優しくキス。
起こしちゃったら・・・またキス攻撃を仕掛けられそうだもんね?
しばらく・・・愛するしぃの寝顔を抱きしめながら見ていた。時計の針は午前4時。

内藤「・・・新しい・・・一年・・・か・・・」

今年は・・・ううん。今年からずっと、僕の傍に君が居るんだね・・・なにより愛しい・・・しぃ。
さあ・・・僕も寝よう。・・・目を覚ましたら・・・学校や・・・これから・・・色々やらないといけない。


内藤「・・・がんばるね・・・しぃ・・・」
ぎゅ・・・
しぃ「・・・ん・・・」

そのままゆっくり目を閉じた。・・・二人で・・・いい初夢を見た気がする。


【1月1日 深夜②】


サトリ「うぅ・・・人多いね・・・」
男「そりゃなぁ・・・手・・・離すなよ?」

俺達が行った神社は案の定人で溢れかえっていた。ついさっき新しい年になったんだ。

年が明けたとき・・・サトリと二人で、人の居ないとこでキス。最高の年明けだった・・・

サトリ「うーまだ見えないね?」
男「うーん・・・ここは学問の神様も居るからね・・・
    それにこのあたりじゃ神社はココしかないし・・・」
サトリ「・・・寒くない?」
男「俺は大丈夫だよ?サトリ寒い?」
サトリ「・・・ちょっとだけ。腕組んでいい?」
男「もちろん。サトリが迷子にならないようにね?」
サトリ「・・・もう」
ぎゅう!
サトリ「子供じゃないもん・・・」
男「・・・くすくす・・・こんなあまえんぼな大人もいないよ?」

俺の腕にしっかりと繋がった。サトリが離れないように・・・さらに手のひらを結ぶ。

男「うーん・・・しっかし・・・こんなに人が多いと誰かに」
先生「お!男じゃないか!」

遭った・・・しかも・・・担任・・・



先生嫁「あら・・・教え子さん?」
先生娘「あけましておめでとーございます!」
男「お・・・はい、おめでとうございます」
先生「なんだ・・・彼女と一緒か・・・って・・・」
サトリ「先生!あけましておめでとう!」
ぎゅう・・・
男「・・・こうなりました。すいません・・・」

先生は・・・鳩みたいな顔になった。

先生「・・・なんと・・・サトリを・・・男が・・・はー・・・よかったな!男!」
男「はい。とっても幸せです。」
先生「そっか!うんうん!先生も嬉しいよ!サトリはかわいいけど・・・どこか
     元気がない子だったからね・・・」
サトリ「うん!男君のおかげで・・・明るくなりました。」
先生「そうだな!よかった!よかった!」
わしわし・・・


先生がサトリの頭を撫でる。正直むっとしたけど・・・この人はこういう人。
生徒とこうやって・・・ちゃんとスキンシップしてくれる。

先生「学校はじまってから報告がくるかどうかうきうきしてたが・・・
     お前らが結ばれるとはな・・・」
男「・・・先生が俺にくれた「アレ」も・・・役に立ちました」
サトリ「?アレ?」
先生「!!?・・・そっか・・・そうだよな・・・うん!いいよ!
     愛し合ってんならなにも間違いじゃない!」
サトリ「・・・あ・・・そうだ!先生にも報告が・・・」
男「おっと!」
ぱふん!
サトリ「もが!・・・?」
男「・・・先生・・・報告があります」(サトリ・・・それは俺に言わして?)
サトリ「・・・うん」


先生「ん?何だ?」
男「・・・俺達・・・結婚します」

先生「・・・・・・は?」
男「春から・・・サトリは俺の家で一緒に暮らします。俺が十八になったら・・・
    俺のお嫁さんになるんです。」
先生「・・・なに?・・・・・・本気で言ってんのか?」
男「もちろん。互いの両親の挨拶も終わりました」
先生「・・・サトリは?・・・お前もそれでいいのか?」
サトリ「はい!もちろんです!」
ぎゅう!

先生の顔が・・・どんどん真顔になっていく。


先生「・・・そうか・・・」
男「はい。他の人達からは常識はずれだって言われるかもしれない・・・
    でも俺達は今しかないんです。サトリは・・・ずっと俺を待っててくれた。
    だから俺がそれに答えました」
サトリ「・・・ちゃんと・・・男君を愛してる・・・私も愛されてる・・・」
ぎゅ・・・
先生「・・・ふっ・・・ははっ!そうか!うん・・・おめでとう!いいんじゃないか!?
     二人でだした答えなら・・・それで正解さ!
     だがな・・・お前らはまだまだ若いんだから・・・」
男「この先なにがあるかわからない?」
先生「・・・おう。ちゃんとサトリを幸せにしてやれ!・・・教師の立場から言うと・・・
     簡単に承認することじゃないかもしれんが・・・うん!
     お前らの目を見れば大丈夫だ!俺の生徒もいろんなのがいたが・・・
     こんなに早くそんな目を見せてきたのは初めてだ!」
わしわし!
男「ちょ・・・いてて・・・」
先生「・・・ったく・・・言ったろうが!冬休みだからって・・・無茶しやがって・・・
     しっかりしろよ!これからはちゃんと勉強もしろよ!      お前一人じゃないんだから!」
わしわし!
男「たたっ・・・わかってますって・・・な?サトリ?」
サトリ「うん!二人で頑張るんだもんね!」
先生嫁「ほら!行くよ!」
先生「あ・・・はいはい!・・・それじゃ・・・また学校でな!
     浮かれすぎて遊んでばっかりじゃなくてちゃんと勉強もしとけよ!」
男「はい!」

先生は嬉しそうに・・・人ごみに消えていった。


先生嫁「生徒さん・・・なんて?」
先生「ん・・・いや・・・気にすることじゃないよ・・・大丈夫」
先生娘「お父さん?」
先生「・・・ほんとに・・・サトリは変わったな・・・あんなふうに笑えるんだなぁ・・・」
先生嫁「・・・くすくす・・・お父さんったら・・・あの子の父親みたいだよ?」
先生「そりゃそうさ!俺の生徒は・・・皆俺の子供さ・・・ああやって・・・
     ちゃんと大人になっていくんだ・・・」
先生嫁「さっきの子達・・・とっても素直そうな顔してたわね?
     ・・・いい子供持ったんじゃない?」
先生「ああ・・・久しぶりに・・・教師していてよかったと思えたさ・・・
     うし!お父さんが肩車してやる!」
先生娘「わーい!」

先生はとっても満足そうに・・・神社をあとにしました。



サトリ「あ・・・やっと本堂が見えてきたよ?」
男「ふう・・・長かったね?」

人ごみに混ざって・・・やっと御参りができた。

サトリと二人で・・・みんなに幸せが来るように・・・御参りした。

サトリ「・・・先生・・・ちょっと怒られるかと思ったんだけどね・・・」
男「俺は殴られてもいい覚悟だったよ・・・」
サトリ「くすくす・・・よかったね?私達ほんとに・・・だれにも反対されないんだね・・・」
男「うーん・・・学校始まれば・・・俺は敵ばっかりになる気がするが・・・」
サトリ「?」
男「それだけ・・・サトリは可愛いってコト」
サトリ「///ばか///」
男「ほら!そうやってすぐ真っ赤になるとこも・・・」

鼻の先を指でくりくりしてやる。



サトリ「やん!くすぐったい!////」
男「ははっ・・・ほんとに・・・サトリが俺の傍に・・・」
サトリ「・・・男君?」
男「え?・・・あ・・・」

なんだかしらないけど・・・目から涙が出てきた。

男「あれ?なんで・・・変だね俺・・・」
サトリ「・・・ううん・・・大好き・・・」
ぎゅう・・・
男「・・・うん・・・ありがとう・・・ちょっとだけ・・・このままでいよっか・・・」
サトリ「うん・・・」

人ごみから離れて・・・大きな木の下で・・・少しの間サトリと抱き合ってた。



なんでか・・・今更サトリがずっと俺のコトを思っててくれたのが嬉しくなった。
この着物姿の・・・愛くるしい顔の優しい子が・・・俺が一生愛していい人なんだって・・・
自然と涙が流れた。頬と頬を重ねる・・・暖かい。恥ずかしそうにくすくす笑ってる・・・
可愛い。

サトリ「・・・男君も・・・あまえんぼさんだね?」
男「・・・うん・・・」
ぎゅ・・・
サトリ「よしよし・・・泣かないで?」
さすさす・・・

俺がサトリにしてあげるように・・・頭を撫でられた。

男「・・・ふふっ・・・ありがと・・・」
サトリ「えへへ////いつもの・・・お返しだよ?」
男「うん・・・ちょっとだけ・・・甘えさしてもらうね?」
サトリ「よしよし・・・可愛い・・・私だけの人・・・」

・・・変なの・・・かわいいとか言われた・・・こんなトコ・・・誰かに見られたら・・・終わるな俺・・・


サトリ「・・・私にだけ・・・見せてくれていいから・・・ね?」
男「うん・・・サトリにだけ・・・甘える」
サトリ「くすくす・・・子供みたいだよ?」
ぎゅ・・・
男「かっこわるいかな・・・でも・・・サトリが暖かいから・・・」
サトリ「いつも私が甘えてばっかだから・・・気にしないで?私も嬉しい・・・」
男「・・・」
ぎゅう・・・

ありがと・・・君のおかげで・・・ここまで人生が楽しいものなんだって・・・やっとわかった。

男「・・・うん・・・もう大丈夫。・・・ごめんね?ちょっと着物汚れたかな・・・」
サトリ「えへへ////ちょっとだけ・・・お母さんみたいだった・・・////」
男「キスしよっか?」
サトリ「うん!」


ちゅ・・・



目を閉じて・・・背伸びして・・・俺の唇にサトリがキス。

サトリの腰に手をあてて・・・やさしく引き寄せる。一瞬外にいるのを忘れた。

今年最初の大人キス。さっきサトリが食べてたりんご飴の味がした。


サトリ「・・・ん・・・・・・ぎゅーって・・・」
男「・・・」
ぎゅー・・・
サトリ「・・・ありがと・・・大好き・・・」

ちゅ!

大きな銀杏の木の下で・・・二人だけの時間。

しばらくして、また人ごみに混ざっていった。しっかり手を握って。



男「・・・ん・・・ごめん・・・ちょっとトイレ行ってくる・・・」
サトリ「はーい・・・待ってるね?」
男「勝手にウロウロしちゃだめだよ?ここにいてね?」
サトリ「うん!」

サトリを少しだけ一人にしてトイレに向かった。


男「うわ・・・すっげぇ・・・」


トイレにまで人ごみが出来ていた。まるでみんなここにまで参拝してるみたい。

男「うーん・・・ちょっと時間掛かりそうだな・・・」

けっこう尿意が激しかったんで・・・サトリには悪いけど近くのコンビ二まで走った。
ちょっとぐらい待たせても・・・しょうがねぇか・・・



コンビニのトイレは空いていた。すぐに用を足して、缶コーヒーを二つ買ってサトリの元へ走った。途中でクラスのやつ見つけたけど・・・今は無視。


男「・・・はあっ・・・ごめんごめん・・・って・・・」


いそいでサトリがいるところに戻ったはずが・・・


男「・・・あちゃー・・・いない・・・」

時計を確認。どうやら・・・俺は二十分もサトリを一人にしてたみたいだ。

男「・・・探すか・・・」

缶コーヒーをダウンのポケットに入れて・・・サトリを探しに行った。
大丈夫。こんな人ごみでも・・・俺の思念を見つけてくれるはず・・・


【1月1日 深夜③】


サトリ「・・・遅いな・・・」

時計を見る。・・・あれ・・・まだ二分しか経ってなかった・・・

サトリ「・・・くすっ・・・」

早く帰ってきてくれないかなぁ・・・一分でも・・・離れたくないよぉ・・・

・・・目を閉じて・・・神経を集中させる・・・普段なら5~10mぐらいの私の「サトリ」だけど・・・
こうやって集中すれば・・・一気に100mぐらいまで広がる。
愛する人を見つけるのなら・・・誰にも負けない自信がある。

サトリ「・・・・・・いた・・・」

耳に聞こえる人の声に混じって・・・男君の心が聞こえた。

男(あぁ・・・これは・・・すっげぇ・・・)

サトリ「・・・ん・・・込んでるのかな・・・」


53名前:ぞう♂[]投稿日:2007/01/12(金)16:35:36.75ID:PRVeMbRe0

男(うーん・・・サトリには悪いけど・・・コンビニまで行くか・・・)

サトリ「・・・!あっ・・・まって・・・」

もう・・・一人にしないで!私もついてく!

男(・・・走ってこ・・・)

サトリ「・・・ばか・・・戻ってきてよぅ・・・」

男くんが走っていくほうに・・・私もついて行く。たまに立ち止まって・・・場所を確認。

サトリ「・・・いた。・・・まだ走ってる・・・」

・・・まずいなぁ・・・ちょっと早い・・・あっ・・・

サトリ「・・・あーあ・・・見えなくなった・・・ばか・・・」

・・・私のサトリの範囲を超えてしまった。
・・・しかたないなぁ・・・もとの場所に戻ろ・・・戻ってきたら・・・ちょっとだけ怒ってやる・・・



双葉「あ!サートリ!」
サトリ「?あ!双葉!」
尾綿「あら?男は?・・・って・・・いいなぁ・・・着物・・・」


またこの二人に出会った。ちゃんと手を握って・・・双葉が尾綿君に甘えてる。


双葉「一人なの?」
サトリ「えっとね・・・なんかトイレ行っちゃった・・・」
尾綿「まったく・・・こんな人ごみにサトリちゃんを一人にするなんて・・・」
双葉「おーい・・・私もさっきまたされたような・・・」
尾綿「双葉は大丈夫だよ。誰も・・・こんなゴス子に声かけれないって・・・」
双葉「むかっ・・・どういう意味!?」
サトリ「くすくす・・・尾綿君?双葉が可哀想だよ?」
尾綿「あ・・・いや・・・サトリちゃん可愛いから・・・一人じゃナンパされるかもしれないじゃん?」
双葉「・・・本気で怒るよ?」
尾綿「・・・だから双葉はこうやって手繋いでるんだろ?」
ぎゅ・・・
双葉「/////」
尾綿「とにかく・・・男が来るまで三人でいよっか?いい?」
サトリ「うん!」
双葉「じゃあさ!御神酒貰いに行こうよ!」

偶然出会った二人と・・・ちょっとだけ行動。
私に黙ってどっかいっちゃた子を困らしてやる!


双葉「巫女さん!御神酒おくれ!」
巫女「あらあら・・・これは面妖な・・・」
尾綿「すいません・・・これでも日本人なんです・・・」
双葉「こら!これでもってなんだ!せっかく正月用紅白ドレスなのに・・・」
サトリ「くすくす・・・それじゃサンタさんみたいだよ?」
尾綿「なぁ?派手だよなぁ・・・」
双葉「いいもん!かわいいの!ほら!飲みなさいよ!」
尾綿「・・・飲ませてやろっか?」
双葉「え!・・・////」
こくん・・・
サトリ「くすくす・・・双葉かわいい・・・」
尾綿「ほんとに・・・ほら?おいで?」
双葉「えへへ!///」

双葉も尾綿君も・・・二人ともはっきりしてるんだなぁ・・・学校にいるときと全然違う・・・

尾綿「サトリちゃんも・・・ほら?」
サトリ「ありがとう・・・」

尾綿君から御神酒を受け取る。・・・私も男君に飲ませてもらいたかったなぁ・・・

サトリ「・・・んっ・・・ふぅ・・・」
双葉「んぁ・・・なんかこれ・・・キツイ・・・」

・・・たしかに・・・こういうのって・・・もっと甘いような・・・


巫女「ふふふ・・・ここの御神酒は・・・別名「和風ショットガン」。そこらの甘酒より
     多少キツく仕上がってますの」
尾綿「いや・・・いいのかそれ・・・」
双葉「でも・・・なんか美味しいなこれ・・・もう一杯!」
尾綿「こらこら・・・悪いだろそんなに・・・」
巫女「いいですよ・・・沢山ありますから・・・」
双葉「うひひー!話がわかるね巫女さん!サトリは?いる?」
サトリ「・・・ううん・・・いいよ・・・」
尾綿「あ・・・もしかして・・・酔っちゃった?」
サトリ「・・・わかんない・・・ぼーっとする・・・」
双葉「ほらほら!尾綿も!」
尾綿「ちょ・・・まって。サトリちゃん?大丈夫?横になる?」
サトリ「大丈夫・・・んっ・・・」


・・・しまった・・・ホントに・・・酔っちゃったみたい・・・だめ・・・このままじゃ・・・
二人に「サトリ」がばれちゃう・・・

双葉「巫女さん!もっとくれ!」
尾綿「こら!お前もいい加減に・・・サトリちゃん?ちょっと待ってね?男に電話するよ!」
サトリ「え・・・あ・・・大丈夫だから・・・」

だめだ・・・ぐるぐるする・・・このままじゃ・・・


男(サトリ・・・どこいったんだ?)


サトリ「・・・あ!いた!」
尾綿「え?なにが?男?・・・どこ?」

姿は見えないけど・・・わかる・・・こっちだ!


尾綿「あ!サトリちゃん!まって!」
双葉「こらぁ!尾綿!お前も飲めぇ!」
尾綿「ってなんでお前まで酔っ払ってんだ!?こら!抱きつくな!////」
双葉「うへへ・・・きもちー・・・////」
尾綿「ああもう////・・・サトリちゃん・・・」


尾綿達をそこに残して・・・サトリは「声」のしたほうに走りました。
ふらふらになりながら・・・必死に「声」を頼りに・・・


男「くそっ・・・どこだ?」

サトリがなかなか現れない・・・携帯に電話しても・・・とらない。
いや・・・あいつ電話は俺の家に置いてきてたんだった・・・

男「サトリ!」

呼んでみても返事がない。そりゃそうだ。これだけ人がいるんだ・・・声が聞こえるわけがない。

男「・・・サトリ・・・気付いて・・・」

聞こえないからこそ・・・「呼ぶ」。

(サトリ・・・俺はココだ・・・見つけて・・・)

ちょっと残念・・・いよいよ困ったとき・・・俺はサトリに見つけてもらう。

俺が見つけてあげたいけど・・・こればっかりは・・・



人ごみの中で・・・立ち止まって心に集中する。

サトリが見つけやすいように・・・ずっと呼びかける。

男「・・・ここだよ・・・おいで・・・」


サトリ(男君!)


男「・・・えっ・・・」

サトリ(男君・・・ここだよ・・・)


俺の「声」じゃない・・・


サトリ(ごめんなさい・・・私・・・迷子になっちゃった・・・)


サトリの・・・「声」だ・・・


振り向く。少し前に・・・顔を真っ赤にして・・・こっちを涙目で見つめているサトリがいた。


周りの人も・・・突然頭に聞こえてきた「声」にびっくりしている。



サトリ「・・・男・・・く・・・んっ・・・」
男「サトリ!」
がしっ!

俺の姿を見て、サトリは膝から倒れそうになった。思念が届いてわかった。
また酔ってるんだ。・・・御神酒か・・・

サトリ「ふぃ・・・ごめん・・・」(よかった・・・見つけた・・・)
男「ばか!なんでそうやって・・・」
サトリ「・・・ごめんね?・・・少しでも・・・あなたの傍から・・・離れたくなかったの・・・」
男「・・・」

俺の手を握って・・・涙を流しながら訴えた。・・・ばか・・・謝るのは俺だよ・・・

周りの人がサトリに気付き始めた。わからないように・・・サトリを抱き上げてそこから走っていった。途中で尾綿と双葉を見つけた。・・・どうやら・・・あの二人と一緒にいたみたい・・・


サトリ「・・・」(・・・あったかい・・・ごめんね・・・)
男「いいよ・・・黙ってて・・・」
サトリ「また・・・お酒飲んじゃった・・・」
男「いいから・・・眠ってな・・・」

サトリを抱えたまま・・・見晴らしのいい所までやってきた・・・ここは・・・そっか・・・


俺がサトリに・・・告白した場所・・・


男「そっか・・・ココの裏・・・神社だったんだ・・・」
サトリ「・・・ふぃ・・・」


俺の胸の中で・・・お姫様は少し眠った・・・
このまま・・・ここで朝日を迎えようか・・・真っ赤な顔した・・・お姫様。


【1月1日 朝】


サトリ「・・・すぅ・・・ん・・・」
男「・・・寝顔・・・かわいいなぁ・・・」
サトリ「・・・ん・・・」


ずっと・・・かれこれ一時間ぐらいかな・・・こうやって寝顔を見てる。
時々・・・髪を撫でたり・・・唇に触れたり・・・勝手にお酒飲んだことを・・・怒る気にもならない。あんなに必死な顔で俺を探してくれた恋人に・・・なにを怒れってんだ・・・


男「・・・ありがとう・・・大好きだよ・・・」
サトリ「・・・んっ・・・ふぁ?」
男「あれ・・・起きちゃった?」
サトリ「・・・男・・・君・・・あ・・・ごめん・・・」

サトリが俺の腕から離れようとする。

男「おっと。いいよ・・・そのままでいて・・・」
サトリ「え・・・あ・・・・・・うん」

長い階段の一番上の段に・・・サトリを抱えて座ってる。
しかし・・・よくこの階段をサトリ抱えて上れたな・・・俺すげぇ・・・


サトリ「また・・・飲んじゃった・・・」
男「まったく・・・周りの人ビックリしてたよ?」
サトリ「・・・ひっく・・・だって・・・うぅ・・・」
男「・・・」
ぎゅう・・・

サトリ「寂しかったの・・・少しだけ・・・男君探してて・・・双葉達に逢って・・・御神酒飲んで・・・
      ふらふらしてきてね?もうだめってときに・・・ひっく・・・見つけた・・・」
男「うん・・・勝手に・・・離れた俺が悪いんだ。サトリは探してくれただけだもんね・・・」
サトリ「・・・変かなぁ・・・ひっく・・・私・・・少しの間でも・・・男君に居てほしいの・・・できるなら・・・
      ずっとこうやって・・・抱っこしててほしい・・・」
男「変じゃないよ。サトリは俺を・・・愛してくれてるんだから・・・当たり前」
サトリ「・・・ごめんね?・・・男君に・・・甘えていいよって言ったのに・・・やっぱり・・・」
男「サトリは・・・もう一生俺に甘えてて・・・泣き虫であまえんぼさん・・・
   ずっと抱いていてあげるから・・・寂しいなんて・・・言わせない」
ぎゅう・・・
サトリ「・・・うん・・・あ・・・ここって・・・」
男「そう・・・俺達の・・・始まりの場所」

サトリの涙を拭いてあげながら・・・周りを見せてあげた。
お姫様抱っこして・・・俺が告白した所まで連れて行った。


サトリ「ここだ・・・ほら・・・」

宝物を見つけた子供みたいに・・・そこに連れて行ったら喜んだ。

サトリ「ねぇねぇ・・・降ろして?」
男「ん・・・」

すとん!

サトリ「・・・ここで・・・やっと・・・男君に好きって・・・」
男「うん・・・初めてサトリを抱きしめた・・・あの時も・・・泣いてたね?」
サトリ「だって・・・」

男「・・・もう一回・・・あの時みたいに・・・おいで?」
サトリ「・・・うん!」

ゆっくりと・・・あの時は俺からだったけど・・・こんどはサトリが・・・俺の方に近づいてくる。


サトリ「・・・大好き!」
ぎゅ・・・
男「・・・愛してるよ・・・」
サトリ「・・・キス・・・」
男「・・・嫌だって言ったら?」
サトリ「・・・泣く・・・」
男「嘘・・・」
ちゅ・・・


もう一度・・・今度はキスも・・・数日前の再現。



男「・・・サトリ・・・甘酒の味がする・・・」
サトリ「男君は・・・コーヒー?」
男「ふふ・・・ふたつが混ざって・・・変な味・・・そうだ・・・」
ごそごそ・・・

サトリの服のポケットを漁る・・・

サトリ「?」
男「・・・ん・・・あった・・・これ」
サトリ「あ・・・飴?」
男「うん・・・あーんして?」
サトリ「・・・あーん・・・」

開いた口に・・・サトリの持っていた飴玉を入れる。



サトリ「・・・もご・・・あまぁい・・・」
男「・・・そのまま・・・キスして・・・」
サトリ「・・・んっ・・・」
ちゅ・・・

サトリの口から・・・さっきの飴が俺の中に戻ってきた。

男「・・・うん・・・甘いね?」
サトリ「・・・もう一回・・・」
ちゅ・・・

今度は・・・俺から飴を返す。

こんなふうに・・・一つの飴を二人で舐めあった。誰も人が来ないから・・・ずっと・・・


サトリ「・・・なくなった・・・」
男「・・・うん・・・なんだか・・・今までで・・・一番長いキスだったね?」
サトリ「・・・まぁだ・・・」
ちゅ・・・

こんなふうに・・・ずっと・・・



男「・・・ん・・・ふふっ・・・キス大好きだね・・・」
サトリ「・・・しぃも・・・好きって言ってたんだ・・・たぶんね・・・「サトリ」の・・・遺伝?」
男「そうだね・・・遺伝・・・か・・・・・・」
サトリ「こうやって・・・男君に愛されてるのを感じるのが・・・好きなの・・・」
男「・・・うん・・・俺もだよ・・・」
サトリ「・・・その・・・だから・・・あのね・・・ぬるぬる・・・してる時も・・・好きなの・・・すっごく
      愛されてるのが・・・わかるの・・・」
男「・・・ふふっ・・・えっちぃ・・・」

膝の上に乗っているサトリが・・・俺とするのがすきだって・・・正直・・・超嬉しい・・・

サトリ「だって・・・ほんとだもん・・・しかたないもん・・・えっちでも・・・いいもん・・・」
ぎゅう・・・
男「うん・・・そんなサトリが・・・大好きだよ・・・俺だって・・・サトリとエッチするの好きだもん。
   サトリ以外となら・・・したくないよ?サトリだから・・・愛のあるエッチが出来るんだ・・・」
サトリ「////」


男「もう大丈夫?まだぐるぐるする?」
サトリ「大丈夫!・・・でもだっこして?」

もう一度石段に座って・・・サトリを膝に招き入れる。

男「・・・おいで?」
サトリ「にゃん♪」
ぽすん!
男「まったく・・・サトリはだっこもキスも・・・エッチも・・・甘えられるのは全部好きだね?」
サトリ「うん!・・・今年は・・・甘え年!」
男「ふふっ・・・なにそれ?」
サトリ「ずぅーっとこうやって甘えるの!」
ぎゅ!
男「うーん・・・じゃあ俺は甘えられ年かぁ・・・」
サトリ「ねぇねぇ?服・・・貸して?」

サトリは俺にダウンを脱がせると、それを俺とサトリを包むように被せた。


サトリ「ふぅ・・・ちょっと寒かったんだぁ・・・」
男「えーと・・・これじゃ俺が寒いような・・・」
サトリ「私がぬくぬくになってぎゅーってしてあげる!」
ぎゅー!
男「あらら・・・こりゃ暖かいな・・・人間カイロかぁ・・・」
サトリ「顔は?」
男「・・・寒い・・・」
ちゅ!
サトリ「・・・ん・・・」
男「・・・・・・ふぅ・・・ありがと・・・サトリのおかげで・・・ほこほこだ」
すりすり・・・
サトリ「ひゃん!ほっぺくすぐったぁい///」


男「あ・・・ほら見て・・・」
サトリ「んー?」

俺の目線の先に・・・双葉をおんぶした尾綿が映った。
どうやら・・・潰れちゃった双葉を家まで送ってるみたい・・・

男「ふふっ・・・尾綿なんだか嬉しそう・・・」
サトリ「双葉も笑いながら寝てる・・・くすくす」
男「あ・・・」

尾綿がこちらに気付いた。・・・あーそっか・・・ココ下からじゃ丸見えか・・・

ピリリ・・・

男「・・・電話だ」
サトリ「だぁれ?」
男「・・・尾綿」

ガチャ!


尾綿「おいっす!あけましておめでとー!」
男「おう!ってテンション高いなぁ・・・」
尾綿「双葉に御神酒バカみたいに飲まされたんだよ!しっかもこいつ・・・
      最後は笑いながらぶっ倒れるし・・・」
男「はは・・・お前らのおかげで・・・うちの嫁さんも大変だったよ?」
サトリ「・・・」
ぎゅー・・・

尾綿「おいおい・・・そんな所でいちゃいちゃしてたら・・・丸見えだぞ?」
男「なんかね・・・今年は甘え年らしいんだ。こうやってずっと俺に甘えてくる・・・ね?」
サトリ「うん!」
尾綿「いいなぁ・・・学校始まっても・・・そんなんなら・・・お前みんなに殺されるぞ?」
男「俺もそう思う・・・でも嫁さんがやめてくれないみたい・・・」
サトリ「えへへ!」
ちゅ!
尾綿「!!!・・・サトリちゃん・・・大胆///」
男「もう慣れたよ・・・はいはい!愛してるから・・・ちょっと待ってね?」
なでなで・・・
尾綿「うちのも・・・俺と二人なら甘えてくるんだけどなぁ・・・」
男「・・・ツンデレ・・・」
尾綿「え?なに?」
男「あ!なんでも・・・」
双葉「・・・うにゅ・・・」

双葉が起きたみたい・・・


双葉「ん・・・」
尾綿「あ・・・ちょっとまってて・・・」

電話の声が遠くなった。尾綿は傍にあったベンチに双葉を下ろした。

双葉「ん・・・電話?」
尾綿「うん。男達」
双葉「貸して!」

双葉「もしもーし!!」
男「うおっ!?声でかいよ・・・」
双葉「あはは!どんまい!」
男「・・・そうとう飲んだな・・・双葉・・・」
双葉「まぁね!巫女さんと最後はのみ比べになっちった!サトリは?いる?」

おっと・・・まだ双葉に姿が見えてるのは言ってないのか・・・


男「いるよ。はい・・・」
サトリ「やっほー!双葉?」
双葉「サトリ!あけおめ!」
サトリ「おめでと!くすくす・・・酔っ払ってるね・・・」
双葉「酔ってないよぉ?大丈夫!」

そういいながらベンチに座る尾綿の体にもたれかかる・・・

双葉「よかったねぇ?ダーリンに逢えたんだ?」
サトリ「うん・・・ちゃんと私のコト探しててくれた・・・」
双葉「そっかぁ!いいなぁ・・・らぶらぶ・・・」

ここから見てもわかる・・・二人っきりのときの双葉も・・・サトリみたいに尾綿に甘えるんだな・・・

双葉「尾綿もね?こうやって二人きりならすっごい優しいの・・・」
サトリ「ん?」
尾綿「こら双葉///」
双葉「にゃんにゃん♪」

あーあ・・・もう完全に尾綿の上に乗っかっちゃった・・・

尾綿「あのね?双葉・・・」
双葉「なぁに?嫌なの?」
尾綿「・・・上・・・見てみ」
双葉「・・・あ・・・」

双葉と目が合った。


双葉「・・・いいや・・・」
尾綿「え?」
ちゅ!
尾綿「!!!」
ちゅー・・・

男「あらら・・・」
サトリ「・・・/////」
男「・・・サトリもあんなだよ?」
サトリ「////」


双葉「・・・ぷはぁ・・・大好き!」
尾綿「お前・・・ディープ・・・/////」
双葉「へへーん!ぎゅー!」
ぎゅー・・・
尾綿「/////」
双葉「どおだ!私達もラブラブだぞぉ!」
サトリ「うん・・・男君照れちゃってる・・・くすくす」
双葉「そんなトコでサトリを膝に乗せてなにを照れてるんだか・・・」
サトリ「尾綿君も真っ赤だよ?」
双葉「あ!ほんとだ!きゃはは!」
尾綿「・・・まだ酔ってんだな・・・」
双葉「ねぇねぇ?アレ・・・」
尾綿「え?・・・ここで?」
双葉「うん・・・だめ?」
尾綿「・・・もう・・・今日だけだよ?」

かぷっ!


双葉「ひゃん!////」

尾綿が・・・うわぁ・・・双葉の耳に噛み付いた。

双葉「えへへ////これ・・・好きなの・・・なんかとろーんって・・・」
尾綿「はぐ・・・」
サトリ「・・・私も・・・」
男「え?」
サトリ「私も・・・あれ・・・」
男「・・・」

かぷっ!

サトリ「んっ・・・うにゅ・・・/////」
双葉「ほらほら!どう?」
サトリ「んぁ・・・くすぐったぁい////」
男「サトリ・・・甘い・・・」


ちゅー・・・

サトリ「ひゃう!////」
尾綿「・・・ふぅ・・・///外でするもんじゃないよ・・・これ・・・///」
双葉「えへへ////今日だけ・・・ね?」
尾綿「・・・電話かして?」

尾綿「もしもし・・・」
男「はい・・・」
尾綿「・・・ごめんね?なんか変なのつき合わせて・・・」
男「・・・双葉も・・・ちゃんと女の子なんだな・・・」
尾綿「ホントに・・・二人でいるといつもこう・・・あ・・・こないださ・・・」
男「ん?」
尾綿「つっても昨日だけど・・・俺も双葉とぬるぬるでしてみた・・・」



男「・・・どうだった?」
尾綿「そりゃもう・・・」
双葉「すっごい気持ちよかった!!尾綿ったら何度も」
尾綿「恥らえって・・・ばか////」
男「・・・いいだろ?あれ・・・」
尾綿「おう・・・なにより・・・双葉が喜んでくれた・・・それがよかった」
双葉「・・・」
ぎゅ・・・


尾綿「俺も双葉も・・・学校じゃなんか馴染めなくて・・・人に合わせるってのができなくてさ・・・」
男「・・・いいんじゃない?今のお前らの方が生き生きしてるし・・・」
尾綿「・・・だよな。初めて双葉に告白して・・・デートしたときにさ・・・こいつもこんな
     格好現れたから・・・びっくりした。でも・・・なんだろ?       そんなトコが俺とそっくりでさ・・・」
双葉「・・・大好き」
ぎゅ・・・
尾綿「それからずっと・・・なによりもこういう二人の時間が大切になって・・・
     俺ももう双葉以外愛せない」
男「・・・それって・・・」
尾綿「・・・双葉・・・」
双葉「・・・ん?」

尾綿「・・・俺達も・・・あいつらみたいに・・・結婚しような?」
双葉「・・・うん・・・しょうがないから・・・尾綿の子供・・・産んであげる・・・」


男「おぉ・・・プロポーズ・・・」
サトリ「うわぁ・・・尾綿君・・・かっこいい・・・」
尾綿「男も・・・サトリちゃんに元気な子供産んでもらえよ?」
男「・・・まあ・・・そのうち・・・」
尾綿「・・・うし!今日はこのまま・・・双葉お持ち帰りだ!」
双葉「えー・・・今日も?」
尾綿「ん?嫌?」
双葉「・・・ううん・・・大歓迎///」
尾綿「それじゃ・・・俺らこのまま・・・日の出とともに環七飛ばして帰るわ・・・」
男「おう・・・気をつけてな・・・」
双葉「じゃあね!サトリ!こんどこそ学校でね!」
サトリ「うん!おやすみ!」

プッ・・・

ツーツーツー・・・


尾綿達が見えなくなった後・・・遠くでバイクのマフラー音が聞こえた。

初日の出暴走?・・・ちがうな・・・二人だけだもん・・・

サトリ「あ!ほら!」
男「ん・・・」

遠くのほうで朝日が見えてきた。

男「おー・・・綺麗だ・・・」
サトリ「・・・すごいね・・・こんなに綺麗に見えるのに・・・誰も来ない・・・」
男「・・・ここは・・・俺とサトリの二人だけの場所・・・なのかな?」
サトリ「・・・そうだね。私達二人の・・・始まりの場所・・・」
ちゅ・・・

男「・・・ねぇサトリ・・・」

サトリ「ん・・・なぁに?」



男「・・・俺・・・決めた」

サトリ「ん?なにを?」

男「俺・・・映画監督になるよ・・・」

サトリ「・・・監督?」

男「うん・・・ずっと好きだった・・・映画を見るのが・・・いろんなストーリー、人物、表現・・・
   それぞれが俺に沢山夢を与えてくれた・・・でもね?そんな映画よりも・・・
   サトリと出会えたのが・・・なによりも嬉しかった・・・」

サトリを胸に抱いたまま・・・俺の未来の計画書を発表した。


男「サトリは普通の女の子じゃない・・・ちょっとだけ特殊な力を持った・・・
   泣き虫であまえんぼさんで・・・でもどんな子よりも可愛くてやさしい子・・・
   俺にだけ・・・こうやって甘えてくれる・・・大切な恋人・・・」
サトリ「・・・大好き」
ちゅ・・・

男「だからね?サトリと出逢って・・・いろんなコトを経験して・・・そんな楽しい時間を・・・
   作品にして残していたいんだ」
サトリ「私達の・・・映画?」
男「うーん・・・ちょっと違うかな・・・俺達二人だけの映画じゃなくて・・・
   「サトリ」と人の・・・恋愛映画?」
サトリ「・・・すごいね・・・面白そう・・・」
男「人の心が見える少女と・・・それになかなか気付けないバカな男のお話・・・
   笑いもあるし・・・涙もあって・・・でも最後はちゃんと・・・俺達みたいに幸せになるんだ・・・」
サトリ「・・・「サトリ」が・・・人を幸せにする・・・映画?」



男「内藤から聞いたんだけど・・・「サトリ」はね・・・
   どうやら俺達の世代で終りになるんだって・・・」
サトリ「え・・・そうなの?」
男「それだけじゃない・・・内藤も実は・・・「サトリ」なんだ・・・」
サトリ「!!?」

事態が飲み込めないお姫様に・・・わかりやすく説明してあげる。

サトリ「・・・そうなんだ・・・内藤君の・・・お母さんも・・・お父さんも・・・」
男「だから・・・最後の「サトリ」はしぃさんとサトリだけ・・・だから・・・二人には
   寂しい思いをさせてしまうかも・・・」
サトリ「・・・ううん!寂しくなんかないよ!・・・私の子供・・・もう私達みたいに辛い思いを
      しなくていいんだね・・・私は大丈夫・・・男君が居てくれるから・・・」
ちゅ・・・
男「うん・・・そう言うと思ったよ・・・サトリは優しい子だから・・・可愛いお母さんになって・・・
   俺達の子供を大切にしてくれる・・・当たり前だよね・・・」
サトリ「うん!」
男「だからね?「サトリ」が消えてなくなる前に・・・「サトリ」が残した軌跡を、
   ほかの皆に知ってもらいたいんだ。人の心が見えても・・・愛し合うことには
   なんの障害にもならないことを・・・」
サトリ「ご先祖様も・・・喜んでくれるよ?」
男「いろんな「サトリ」が苦労してきて・・・やっと手に入れた幸せ。
   決して俺達二人だけで見つけたわけじゃない幸せ。
   それを・・・ちゃんと形にしてこの世にのこす!」


男「それが・・・俺の仕事だ!「サトリ」の歴史は・・・俺が・・・俺達が幕を閉じるんだ!」


サトリ「・・・うん!応援する!私も・・・「サトリ」をココに残していたい!」
男「俺がサトリから貰っている愛。サトリに俺があげている愛。
   内藤としぃさんが育んでいる愛。
   サトリのお母さん達が・・・伝えてきた絆・・・
   それを・・・俺が全力で 映像に・・・スクリーンに映してやる!
   ・・・だから・・・それが実現するまで・・・サトリには普通の人より
   辛い思いをさせるかもしれない・・・いいかな?」
サトリ「なんにも辛くないよ?私は男君が守ってくれるって言ったじゃん・・・
      信じてるから・・・ずっと・・・あなたの隣にいる・・・離れないから・・・
      男君に愛されてるだけで・・・辛い思いなんて感じないよ?
      がんばって・・・夢を追いかけて?」
男「サトリ・・・ほんとに・・・君と出会えてよかった・・・
   もう何度こう言ったかわからないけど・・・大好き。愛してる。幸せに・・・します・・・」
サトリ「・・・私も・・・生涯愛する・・・男君・・・」

ちゅ・・・



やっと見つけた。

サトリを・・・俺自身を幸せにする事。

俺が本気でできる事。勉強するのに・・・意味を感じていなかったけど・・・やっと学習欲が出てきた。

これからは・・・俺の人生全てを・・・愛する「サトリ」に注ぐ。

俺の愛情全てを・・・大好きなサトリにあげる。

ここからだ。ここからやっと・・・俺の人生が始まった。



サトリ「・・・」(がんばって・・・私の・・・王子様・・・)

わかった。私が男君に惹かれた本当の理由。

こうやって・・・たまに見せてくれる・・・まっすぐな思い・・・誰にも負けない・・・情熱。

この男らしい姿に・・・惹かれたんだ。

うふふ・・・私・・・こんなにかっこいい人に・・・唯一甘えられる恋人なんだ・・・うふふ・・・

私・・・こんなに熱い人に・・・幸せにしてもらえるんだ・・・大好き。





1月1日②へ


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最終更新:2007年01月14日 16:26