【12月10日】
今日は俺とサトリ・・・それに内藤としぃさんの・・・
十回目の結婚記念日。
あれから・・・ほんとにいろんなことが起こった。
何から話そうか・・・そうだ。
男「・・・サトリ!」
サトリ「はぁい!」
ぱたぱた・・・
サトリ「なぁに?パパ!」
男「・・・サトミは?」
サトリ「・・・サトミ!」
サトミ「はぁーい!」
よちよち・・・
男「ほら・・・おいで?」
サトミ「ぱっぱ!」
サトリ「くすくす・・・ほら?もうパパって言ってるよ?」
男「うん・・・ほらパパだよ?」
サトミ「まんま!」
サトリ「はいはい・・・」
うん。俺達の子供。サトミ。三才です。
サトリに似て・・・くりくりした目がとっても可愛いんだ・・・
サトリ曰く・・・口が俺に似てるらしい。
俺が大学を出て・・・映画の製作会社に就職してさ・・・そこでがんばってる時にできたんだ。
二人で喜んでさ・・・サトリはいまだに俺に甘えてくるから・・・二人に甘えられて時々苦しいけど・・・
夢にまで見た・・・俺の家族を手に入れた。
男「ねぇサトミ?パパのこと好き?」
サトミ「ぱっぱ!しゅき!」
サトリ「あら・・・ママは?」
サトミ「まんまも!しゅき!」
男「あぁ・・・可愛いなぁ・・・」
サトリ「ちょっとパパ?私は?」
男「もちろん。サトリも可愛いよ。
でも・・・どっちのほうが可愛いって言われたら・・・選べないかも・・・」
サトリ「くすくす・・・わかってる・・・大好き!」
ちゅ!
男「・・・もう///サトミが大きくなっても・・・サトリはサトリなんだろうな・・・」
サトリ「?」
サトミ「ぱっぱ!まんま!さとみも!ちゅー!」
男「ん?はーい!」
サトリ「ママに似て・・・あまえんぼね?」
ちゅ!
ちゅ!
サトミ「きゃはは!」
とまあこんなふうに・・・いつまでもラブラブなんです。さーせん・・・
ピンポーン!
サトリ「あ!来たよ!」
男「お・・・うん。行こうか・・・」
ガチャ・・・
内藤「久しぶり!」
男「おう!元気だったか?」
内藤「うん!昨日帰ってきたとこ!」
しぃ「・・・ほら・・・おじちゃん達にあいさつは?」
かずと「こんにちわ!」
はい。かずと君。内藤としぃさんの子で・・・こっちも三才。
内藤がツアー中にしぃさんが妊娠してるのがわかって・・・そのままファイナルの日に
生まれた・・・内藤の髪の色としぃさんの目を貰った元気な男の子。
サトミ「かーくん!」
しぃ「あら・・・サトミちゃんかーくん覚えてるの?」
かずと「・・・/////」
内藤「あれ?かずと照れちゃった・・・」
そうなんです・・・かずとはうちのサトミに惚れてるんです・・・
男「ほら!サトミ!かーくんにちゅってしてあげな!」
サトミ「かーくん!ちゅー!」
かずと「ふぃ////」
サトリ「くすくす・・・かずと君かわいい///」
内藤「ふぅ・・・」
男「あー・・・やっぱり疲れてんだな?」
内藤「うん・・・館長ったら張り切っちゃって・・・ここんとこずっとライブばっかりでさ・・・」
内藤は今・・・この国で興っているネオ・ロカビリーブームの立役者。
館長と内藤・・・それと尾綿の三人で組んだバンドが大当たりして・・・いまじゃ素の顔では表歩けないぐらい・・・俺ら三人のなかじゃ荒巻の次に出世しちまった。
結局俺だけ芽が出てないっていうか・・・これからなんだけどね?
荒巻は今・・・メジャーにいる。
「日本から来たカミカゼ大魔神」とか言われてて・・・20球しか投げられないのにいまだにバットにすら当てられたことがなく・・・いろんな記録を塗り替えている。
斉藤先生を専属コーチにして・・・今日は日程上これなかったけど・・・よく手紙がくるんだ。
毎回頼んでもないのに嫁さんと子供の写真を送ってきやがる・・・俺に女の子が生まれたのを言ったら悔しがってた・・・お前の子とうちのボーズと勝負さしたかったのにって・・・
何言ってんだよ・・・俺の子供だぞ?たとえ女の子でも・・・荒巻の子の球が打てないわけないだろってんだ・・・
ドンドン!
男「お・・・また来たな・・・」
ドンドン!
男「はいはい!・・・ったく毎回ドア叩きやがって・・・ピンポンあるっちゅーに・・・」
ガチャ!
双葉「おいっす!みんな来てる!?」
尾綿「ほら双葉・・・もうちょっと静かに・・・起きちゃう・・・」
サトリ「うわぁ・・・二人ともすやすや寝てるね?」
男「うん・・・尾綿に似て・・・おとなしい子達だ・・・」
双葉「こら!私には似てないのか!」
内藤「・・・耳がそっくりなんじゃない?」
ユウコウ「・・・すぴー・・・」
ユウスケ「・・・むにゃ・・・」
派手な母ちゃんと国を代表するバンドのボーカルの父ちゃんの子供。
ユウコウとユウスケ。双子ちゃん。こっちは生まれたばかりの・・・八ヶ月だっけ?
しぃ「双葉ちゃん・・・双子産んだばかりなのに元気ねぇ?」
双葉「もちろんです!出産なんて楽勝でした!こう・・・すぽーんって」
尾綿「だから恥らえって・・・もう子供もいるんだから・・・」
こんな感じで・・・双葉は相変わらず」元気いっぱい・・・
多分俺達三組の中で一番喧嘩してると思う・・・そのたびに尾綿が謝ってさ・・・
もう完全に尻にひかれてんの・・・でも本人はそれで満足してるみたいだけど・・・
内藤「そういえば・・・妹さんは?帰ってこないの?」
男「うん・・・まだ帰ってこれないってさ・・・」
妹も・・・松本君と結婚して、今は世界中の子供達にパフォーマンスを見せて渡り歩いてる。
たまにひょっこり帰ってくるんだけど・・・今回はだめだった。
電話越しにおにいちゃんごめんねって・・・いつのまにかずっと俺のことおにいちゃんとか呼ぶようになりやがった・・・萌・・・なくなったんだよなぁ・・・
男「さてと・・・全員そろったし・・・行くか!」
サトミ「おー!」
今日は・・・俺の作った映画の上映日。
この数年だいぶ頑張った。サトリを一人にしたときもあった。
そのおかげで・・・なんと初監督作品が全国で上映されるようになってさ・・・
その映画を・・・今日館長の所でみんなで観るってわけ。
サトリ「・・・長かったね・・・」
男「うん・・・ごめんね?サトリに寂しい思いさせて・・・」
サトリ「ううん!全然・・・ごめんちょっとだけ寂しかった・・・でもね?
サトミも居てくれたし・・・私達のために頑張ってくれてるんだって・・・
我慢してたよ?」
男「うん・・・ありがと」
ちゅ!
内藤「・・・あいかわらずだねぇ・・・」
しぃ「ほらぱぱ!」
ちゅ!
内藤「////」
尾綿「・・・」
双葉「・・・」
ちゅー・・・
尾綿「///」
265 名前:閉鎖まであと 8日と13時間[]投稿日:2007/01/15(月)07:30:52.85 ID:Pwy++l0w0
館長「おら!全員そろったな!?」
内藤「あ!館長遅いよー?」
嫁「ごめんねぇ?みなもをむかえにいってたんだぁー」
みなも「ねぇねぇ監督!みなも綺麗に映ってるかな!?」
男「うん・・・みなもちゃんとKOTOKOさんのおかげで・・・いい映画になったよ?」
俺の作った映画の主演女優。みなもとKOTOKOさん。
みなもちゃんはまだ若いっていうのに凄い演技力で・・・KOTOKOさんは相変わらずの才能を発揮してくれた。この最強親子が出てくれたおかげで・・・俺の映画は最高のものに仕上がった。そう言っても過言じゃない。
主題歌を内藤達に作ってもらって・・・荒巻に軍資金を借りた。
この映画は決して俺一人で作ったものじゃないんだ・・・
男「・・・でも一番協力してくれたのは・・・サトリだよ?」
サトリ「えへへ////なんか恥ずかしいなぁ・・・」
男「サトリのために作ったと言ってもいい。
・・・サトミ達に遺伝しなかった「サトリ」の力
・・・しぃさんとサトリで終わりになった力
・・・それがあったおかげで・・・俺はこんな幸せを手に入れることができたんだ
・・・ありがとう・・・ママ」
サトリ「うん・・・パパが居てくれたから・・・私はずっと幸せでした
・・・これからも・・・サトミと三人でもっと幸せになろうね?」
男「もちろん・・・大好き・・・」
内藤「・・・しぃも・・・君が居てくれたから・・・僕はここまで大きくなれた・・・
いつまでも・・・僕の傍にいてね?」
しぃ「うん・・・ずっと・・・かずとと二人で・・・パパの隣で応援してあげる・・・
だから・・・これからもずっと愛してね・・・」
内藤「しぃの甘え癖・・・かずとが産まれても治らなかったからね
・・・これからも・・・甘えてね?」
尾綿「・・・」
双葉「・・・なんか言ってよ・・・」
尾綿「・・・俺達も・・・あいつらに負けないよな?」
双葉「・・・もちろん/////」
館長「うし!じゃあ流すぞ!ガキ達はちゃんとトイレ連れてったな!?」
サトミ「あーい!」
館内が薄暗くなった。
しばらくして・・・スクリーンに俺の・・・いや俺達の人生の縮図が映し出された。
サトリと出会って経験した数日。
その後の数年。
みんなに祝福され続けてきた俺達の半生。
いつまでも愛し合っていく・・・その覚悟が産んだ俺の力作。
昔に・・・VIPで流行ったのを・・・語呂がいいので映画のタイトルにした。
サトリと俺の・・・愛に溢れた物語。
これからも変わらない愛を感じあおうと誓った・・・しるし。
新ジャンル「サトリ」
この映画が終わる頃には・・・またいろんな人が素直に愛し合えるのを願って
みんなが幸せになれるように。
それが・・・この映画の伝えたい・・・想い。
「サトリ」のおかげで・・・俺は本当にいい人生を歩めました。
ありがとう。
大好きだ。サトリ。
終わり。