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帝国

 正式名称は”人間による神聖なる帝国”。
 歴代の皇帝たちが性的にやらかした結果、盛大に領地を失ってきた。開始時点では帝都・直轄領・ユヅキ領・マクダウェル領しか残っていない。
 かつては人間世界すべてが帝国の版図だった。

皇帝


 正式名称は”人間皇帝”、または”神聖皇帝”。”神聖皇帝”については神聖経典を編纂した初代皇帝ミラルパが神より贈られた称号。
 世界を治める存在であり、世界を平和にできるのが皇帝。

政治

 大貴族たちが国政を実質的に動かしていて、皇帝は大貴族の支持がなければ何もできない。
 貴族たちには能力がないことないが、やる気がないというか世界を見下している。
 歴史的にあちこちで敗北して所領が減ったのに貴族は帝都に集まり食い扶持がない為、港の税を分け与えることにした結果、港湾税が皇室に納められなくなった。
 そのような状況では海軍の整備もできないので、有力商人に提督と免税特権を渡して自前で船を持ってきてもらって海軍にした。

関税条約


 「お互いに商船の寄港を基準年の20%アップにすると関税10%引き。40%アップなら関税20%引き。倍増なら関税半額」と条件をつけることで売買の規模を増やす。
 帝国の関税条約の場合、主に帝国側が船を増やす。


製薬ギルド


 旅の神官ことラファイール捕獲と、産まれない、産まれてすぐ死ぬ、産褥で無くなる子供の命を救うために設立された医療研究機関。
 初代ギルド長はシノブ


経済


【帝国輸出品目】帝国織物、帝国家具、帝国芸術品、帝国武具、帝国魔法具、帝国書物、帝国医薬

【東方からの輸入】食料・繊維・木材・鉱石・毛皮・ハーブ

【西方からの輸入】食料・繊維・鉱石・奴隷・ハーブ・香料

【南方からの輸入】食料・鉱石・奴隷・金・銀

【北方からの輸入】小麦・毛皮・馬・羽毛・鷹・獣人奴隷・帝国奴隷・東方奴隷・西方奴隷・肉・木材・略奪品


軍事


陸軍


 もともと帝国人は建設工事が得意で、そういう技術者が多く軍隊にいた(民衆から徴兵)。
 開始時点では大量の傭兵と、貴族の従者(戦闘のプロ)が主戦力となっている。


貧民兵


 1017年の第二次東方戦争の際、志願兵を中心に設立された部隊。代表者はキバオウ
 無給で戦ってくれるが食費を出さないと飢え死にする。練度は低いが訓練の手は抜かないしアルバの言うことにも忠実(傭兵は経験があるだけ雇い主を舐める)。
 その後も帝都防衛に度々動員されることになる。
 最終決戦では金を貯めて自力で装備を買えるようになった貧民達がアルバ麾下に馳せ参じた。


海軍


 海軍は近海警備ぐらい。前世の侵攻時には邪教団は船も結構あつめてきた。その際は湾を封鎖したので海からは攻められなかった。
 有力商人に免税特権を渡すのと引き換えに海軍として働かせている(詳細な経緯は上記「政治」参照)。

 <帝国海軍組織図>

       元帥
       ↓
  北港名義人 南港名義人 (税収入全どり)
  |     |
  北港提督  南港提督  (交易収入全どり)


諜報


 皇帝直轄の秘密諜報組織が存在する。
 フリードリヒは要人の性癖を調べるのに使っていた、曰く「性癖押さえておけば仲良くも陥れも脅迫もなんでもできる」とのこと。
 諜報レベル1:事実は調査できるが、「考え」や「気持ち」は調査できない。調査対象が遠いとウワサのみの回答となる。
 諜報レベル2:国内なら密偵が密着して、長期の調査、覗き見、盗み聞き、仲良くなって直接聞くなどで相手の「考え」や「気持ち」も調べられる。でっちあげで謀反させたり処刑したりすることもできる。
 諜報レベル3:国外でも相手の「考え」や「気持ち」を調べられる。暗殺も実行可能。


気候・風土


 乾季と雨季があって、温暖な環境。麦作に加えてブドウ、オリーブ、畜産に向いてる


帝都


ルビーローズ記念病院


 アルバがルビーの健康を祈願して建てた病院。設備一式はアルバの寄付で賄い、運営費は貴族や金持ちからの寄付で賄っている。
 旅の神官が常駐している。


カストログラード


 アルバ14歳の折、北方遠征を行い建設された交易都市。初代市長はチサメ。
 市の成長が早く拡張し易さを優先する為、堅牢な城壁はつくられておらず木柵を何重にもつくっている。
 常駐戦力は元山賊兵150名程度であり、都市防衛はナナチ麾下の獣人に依存している。


西方


 元々は帝国の版図だったが、帝国の統治が緩んだ際に蛮族によって侵略された。
 帝国人からは西方蛮族と呼ばれている。

マリージョア


 首都マリージョアはマリウ島とジョウ島の2つの大きな島に分かれている。
 この二つの島の酋長が結婚し、連合してできたのがマリージョア王国。
 (帝国視点)海賊が帝国の町を乗っ取って成立。
 (マリージョア視点)立派で強い海の戦士を帝国側から頼み込んで町を支配してもらった。


東方


 元々は帝国の版図だったが、ガヴリール派が広まったことで戦乱の治まらない修羅の国となった。
 内紛が普通であり、国として成り立っていない。

神城


 神が最初に降臨し、最初にいろんな作業を行ったとされる聖地。
 その後、思ったより暑かったので帝都に、そのあと帝都が混みすぎたので聖都に移住したが、もっとも古い聖地としてあがめられている。


言語


 東はハイラル、キヨスあたりまでは民衆に帝国人のほうが多いので、帝国語が共通語。
 西もオルフェン・タチカワぐらいまでは民衆は帝国語を話す。
 東方語、西方語は侵略者なので支配者が使ってる。


宗教


 世界をつくり、人を増やし裁き洪水で滅ぼしたがだんだんと自己主張をしなくなっていった。

神使


  • ミカイール
    • 神の元の秩序を説く。
    • 神の声が減ると同時にどんどん人を「善に導こう」と具体的なご指示や託宣を増やしていった。
  • ガヴリール
    • 絶対自由を説き、反ミカを掲げている。ウリイール曰くあくまで反ミカであり具体的なイデオロギーはない。西方勢力からは堕神使と呼ばれる。
  • ウリイール
    • 神使の中でも一貫して人間の味方。
    • その名は『神の光』を意味する。つまり神の影であり、神の意志。それが「人を見守ること」だと主張する本もある。
    • ミカイール、ラファイールのような奇跡を起こしたことはなく、活動記録もない。明確なご利益や守護をもたらさない。
  • ラファイール

ミカイール派


 ミカイールがつくった教団を母体とする宗派。実情に合わない教義を連発して、それでついてこれないところは討伐を繰り返した結果、西方全体をまったく纏れない状態にしている。
 神聖経典に根拠のない戒律ばかりであり、正統神教ではなく「西方教」と呼ぶべきものと化している。

ガヴリール派


 ガヴリールがつくった宗派、アンチミカ。人間の自由を強く推奨する……が、行き過ぎた結果、東方は混乱極まる修羅の国と化している。

ウリイール派


 ミカイールとガヴリールの教えが間違っていると考えたアルバが、みなを幸せにする為に創始した宗派。通称ウリ派。
 教義は「皆がお互いに愛し合う」「相互に理解し仲良くする」「美しいものを産み出す豊かな生活」。


神聖経典


 初代神聖皇帝ミラルパが著した神聖経典の原典。
 ミカイール派、ガブリール派の経典は原典からかけ離れてたものとなっている。

 第一部には神が世界を作ったときに苦労したこととか、メモとか、
 人間を作ったときの苦労とか、メモとか、
 人間と分かりあおうとして喧嘩したり、想定外だったりしたことの苦労とか、メモとか、
 あと、短気を起こして人間滅ぼそうとしてごめんなさい、二度としませんって反省が書いてある。いわゆる「教え」はのっていない。

 第二部には帝国の創始者たちが聞き集めた話(魔法使いや王国貴族、獣人や竜人が出てくる)がのっている。

 神聖呪文 : 神様が適当にアナグラムとかして遊んでた謎の文字列。特に意味はない。
        人間はこれを唱えると魔除けになると信じている。
 隠された呪文 : 神がメモ書きしたときに思いついたシャレ。
          人間は二重の意味がある文章であり、唱えると幸せになると信じている。


獣人


 北方草原と雪原に住む遊牧民。足が速く、少数の群れで風のように襲い掛かり、雨のように矢を降らせて逃げていくタチの悪い奴ら(人間視点)。
 今までなんども帝国と同盟したり、戦争したりしながら、くっついたり離れたりしてきた。
 獣人には基本的に王がいないから、部族単位でバラバラに活動し、外交方針が立てづらい。Aと仲良くすればBが怒り、Bを宥めればCが怒る。
 定住せず文字がないので、神殿組織と神聖経典中心のミカイール派の布教はなかなか通じない。
 100年に一回ぐらい大族長が現れて、すべての部族をまとめて東方や西方に遠征して大きな被害を出す。
 ただし、基本的に獣人同士で戦争しても補給が持たず面子の問題もあるので征服や服属までいかない。


部族


 通称『北方獣人二十八部族』、ただし実際にすべてを数えた者はいないし、氏族単位でばらけたりしている、奥地の奥地に住んでる部族もいるので詳細不明。
 緑兎族の女性は積極的でエッチ大好き。
 判明している範囲では 緑兎、赤犬、白狐、黒猫、茶馬、金熊、アライ、武士馬(人馬)、モン・カラマリ


軍事

 基本的には狩猟と同じ戦い方をする。機動や奇襲、偽装撤退などをよく使う。


産業

 ほとんど産業がないので、自然物以外は略奪品や奴隷を産出する。奴隷が足りないとお互いに狩りあい、奴隷を作る。


帝国との関係


 もともとは淡つ海の沿岸に多くの帝国植民土地があったが、帝国の武威の低下とともに廃れ、または大族長に襲われ滅んでいった。
 過去には帝国が傭兵として北方獣人を雇って東方と戦ったことが何度もあった。
 上手く行ったとき : 帝国の資金が豊富、帝国の軍隊が強い、良い将軍がいる、信頼関係がある。
 上手く行かないとき : 給料をけちった。 帝国軍が弱かった。将軍が無能だった。獣人を侮辱した。
 獣人と婚姻して個人的な信頼関係で戦った将軍もいたが、差別がひどくて結局失脚して、結果婚姻先の部族が反乱して植民地が落ちた。


魔法


 基本的に個人ができるのは手品程度のことが限界。大規模な儀式呪文と組み合わせて魔法の効果を増幅することができる。
 もっとも魔法を利用して思いつくことはたいてい相手も対策済みであり、有効利用しようと思うならコスト(お金)をかけなければならない。

+ クリア後の開示設定
この世界の人間は全員生命力を消費して弱い超能力を使うことができます。魔法です。
魔法が使えないと思われている人間もいますが、じつは思考や感情の力をエネルギーとして出力することができます。

人間がかみさまを思うことで出力提供されるエネルギーが信仰心です。

「かみさま」単体では大したことはできません。ベース信仰心収入は微々たるものです。
人間を増やし、人間に慕われることでより多くのエネルギーを回収できより大きな奇跡が起こせるでしょう。


魔法使い


 文明のさまざまなところで活躍している。たとえば港湾には天候見の魔法使いが必ず一人は居る。


魔法適正


 1d100を振って51以上から魔法適正がある。
 あくまで適正なので、小さい頃から練習しないと使えなくなる。

 0~50   適正なし
 51~60  適正低い
 61~75  普通
 76~85  適正高い
 86~95  優秀
 96~100 天才


魔法陣


 魔法陣に決まった形はなく、力の循環回路がつながっていればいい。
 土壁を魔法壁にする程度なら直接書き込む。


儀式魔法


 組織魔法ともいう。もともとは帝国が作ったお家芸、現在では西方が良く使っている。帝国に先生や書物はあるが、カネがないので使ってない。
 大風を吹かせて矢戦を有利にしたり、撤退時に霧を出したり、城に大岩とか火炎大球をぶつけたりできる。
 ただし相手も妨害魔法を繰り出すので、儀式魔法が使えるからといって魔法が無双できるわけではない。
 この組織魔法の傑作が「魔法壁」であり、帝国は魔法壁の維持で精一杯。
 【弱点と性質】
  威力が魔法使いの人数に比例する。魔法使いをシンクロさせる儀式呪文にクッソ高価な触媒を使うので無限に金を使う。
  1貴族なら大したことはないです。王クラスだと危険で、全西方連合軍とか本気でヤバイ効果になる。
  ただし歴史上、集合しても王国レベルまでしかいったことがない。
  対応策としては①相手に習合されないようにする、②相手に準備されないようにする、③儀式呪文中は動けないので射程から逃げる、といったものが挙げられる。
  野戦ではなんとなる為、基本的に攻め城戦に向いている。帝都以外だと王国クラスの軍に本気で城を囲まれたら負ける。


魔法壁


 簡易陣地なら数百金、城なら数万金分の触媒を使用することで作成できる。


軍事


魔法大砲


 魔法により硫黄なしで撃てる大砲。大砲1門に魔法使いを1人配置しないといけないので、硫黄代は減るが人件費は増える。


ハンドガン


 手持ちの小型大砲、魔法使いが装備することで扱いやすさと精度が向上する。武器も人材も死ぬほど高価。


装甲魔法馬車


 発想自体は1000年前からある代物。戦闘馬車(チャリオット)を魔法で強化している。
 矢もたたないし、超強い……が、超高価。ドラゴン狩りでもしない限り、人間相手だとオーバーキル。


その他


アルバブランド


 1014年、マオマオの進言をもとにアルバが設立させたブランド。
 1015年にはマオマオの提案で金持ち以外にも売れる中級ブランド(形だけ一緒)や低級ブランド(気分だけ味わえる)の開発も行った。


硫黄


 人間世界では「火の島」からしか採れない。高価だが、帝国では火薬の需要が極めて少ない=輸入量が少ない=輸送コストだけかかっている。
 硫黄そのものは河口付近に大量に転がっている。


イス=カリア戦記


 むかしイス=カリア地方の蛮族が蜂起したときに鎮圧した話である。
 なお、現在のイス=カリ=オテ王国のこと。
 当時の皇子二人が協力して戦ったらしい。


かれい


 長人族のハッサンが持ち込んだ異国料理、ショウガ、ミント、ニンニク、コショウにオリーブオイルで羊肉と根菜類を煮込んだ食べ物であり、煮込んだ米に付け合わせて食べる。
 スパイスはない。皇帝一家の好物。


皇帝宝物蔵


 資金繰りの為に売れそうな物はたいてい売った結果、よくわからないものしか残っていない。
 初代神聖皇帝のしゃれこうべ(5歳時)とドクロ(15歳時)、歴代皇帝のへその緒と乳歯のセット、第25代皇帝の世界スポーツ大会の女装衣装(ボロい)
 神聖経典の原典や草稿、何かの卵(孵化に時間がかかる為、保管しておくようにとの第65代皇帝のメモつき)


全民集会


 民会(コミティア)とはもともと帝国が直接民主制の共和国だった時の名残で、民衆が直接意見を言い、国政に反映できる、国権の最高機関とされるもの。
 過去数百年開かれていなかったが、東方との戦争を控え、アルバが招集。
 演説を行い歓呼の中で第100代神聖皇帝への即位を承認された。


大宝石”大中海の星”


 成人祝いにフリードリヒからアルバに贈られた宝石。貴重過ぎて値が付かない。
 アルバは質草にする→お金を増やして戻す、と繰り返して活用していた。
 オルフェンに結納品として渡したことで、事実上質草としての役目を終えた。
 ちなみに初陣?は小麦問屋の娘さんの一生思い出に残る結婚式。


魔法封緘


 本人しか読めない手紙、原理はあぶりだしに近い。


矢投げ


 実戦で使う矢を切り株になげる。 年輪の真ん中にあたれば高得点。


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最終更新:2021年04月24日 01:58