アイドリング
アイドリングを高くするとエンジンブレーキが利きにくくなるため、バイクの挙動が安定する。
急激にリアブレーキをかけるなどしてエンジン回転数が落ても、そこからの回転数の復帰が早くなる。
また、アクセルを開けなくても勝手にバイクが走るため、アクセル側の手を離すワンハンドがやり易くなる。
アイドリングの回転数については、
よくある質問の「アイドリングの回転数はどの程度ですか?」を参照。
アタッチメント
手ブレを付けるためのアタッチメントの総称。
既存のリアマスターのリザーブ部分にアタッチメントを装着して、手ブレマスターと接続することが出来る。
アタッチメントが無くても、溶接等でマスター本体を加工して手ブレマスターと繋ぐことも可能。
この方式では、手と足のブレーキを同時にかける事が出来ない。
また、足ブレーキを使用した直後は、手ブレーキに無効なストロークが発生するので、慣れが必要。
足ブレーキより効きは劣るが、安価に手ブレを装着することが出来る。
安定角
同じ回転数でずっとウィリーが出来る角度のこと。
おおよそ、フロントフォークが地面と水平になる角度。(赤:水平線 青:フォークの角度)
安定角をマスターして初めて、同じギアでエンジンが吹け切ることなく、延々とウィリーが出来る。
画像では、安定角に達しているため、アクセルを煽らずともアイドリングのみで走行出来ている。(アイドリングはある程度高めにしている)
また、この角度以上に行かない限りは、ブレーキが踏めなくても捲くることはない。つまり、この角度からリアブレーキが必須になる。
安定角を覚えることが、この競技を始める第一歩。すぐに出来る人もいれば、数ヶ月かかる人もいるので、焦らずじっくりチャレンジしましょう。
安定角と言うとピンと来ないかもしれないが、ようは直立する角度。
バイクに限らず、手で押さえなくても立つ角度はどんなものにも存在する。
この競技の場合の直立する角度とは、バイクに人間が乗った状態で、前後に倒れない角度のこと。それを安定角と呼ぶ。
つまり、ウィリーとは、この角度をキープしながら走ることを意味する。
ウィリーバー
捲くってもリア周りが壊れないように、設置するバー。丸いものをラウンドバーと言う。
デッドボディ、クリフハンガーなどの技をやるときにも使用する。
キャリパーサポート
リアブレーキをダブルキャリパーにするためのキャリパーサポートのことを指す。
ケージ
エンジンケージ。エンジンガードのこと。
減速角
ウィリーをした状態で、リアブレーキやエンジンブレーキを使い、減速できる角度のこと。
おおよそ、フロントフォークが水平以上になる角度。(赤:水平線 青:フォークの角度)
コースターや、ウィリーサークル進入に欠かせない角度。
減速角では、常にブレーキをかけている。
シートホール
足を入れるために、タンデムシートに開けた穴のこと。
畳む
ストッピーの角度を付けすぎて、前にひっくり返ること。
ストッピー縦180(ワンエイティ)とも言う。
タンク
座るために、加工してへこませたタンク。
デカロケ
デカいリアスプロケットのこと。
リアスプロケットの歯数を増やすと、ウィリー状態でのスピードが出にくくなるため、アクセルを開けた際のバイクの挙動が少なくなり、
ウィリーサークルなどのトリックがやりやすくなる。
また、歯数の少ないスプロケットよりスピードが出ないので、比較的アイドリングを高くできる。
トランポ
トランスポーター(Transporter)の略。バイクを運ぶための車。遠征するときや、冬に重宝される。
ハイエース、
ステップワゴン、サンバーが多い。写真はハイエース(100系)
ダブルキャリパー
リアブレーキのキャリパーを2つに増設したもののこと。
専用のブラケットが必要。4ピストンキャリパーを使えばSSにおいても充分な制動力が期待できる。
バタる
ストッピー開始時に、前輪がロックしてしまうこと。
ジャックバターの略。
rider:junpei3 | movie:junpei3
ハンドブレーキ(手ブレ)
リアブレーキを、左手でも操作できるようにしたもの。クラッチレバーの下にブレーキレバーを持ってくるのが一般的。
捲くる(まくる)
ウィリーの角度を付けすぎて、後ろにひっくり返ること。リアブレーキを踏めないと、捲くる。
まくれる、まくられる、めくれるとも言われるときがあるが、全て同じ意味である。
最終更新:2014年01月05日 23:29