上達の心得2


練習したくないときに考えること


ミスして当たり前の低レベルだということを忘れるな

ミスしたときにこれほど落ち込むのはおかしい。このゲームをなめてかかっているか自己が誇大している。
簡単に短期間で強くなるはずがないし粗があって当然だ。
理想通りの動きで有利を取ってからミス連発して負けたりしても勿体無いと思う必要はない。
なぜなら再現性のない完璧なプレイなんて強くなるうえでゴミカスクソだからだ。
いくらでも再現できるだけ身に染みこませるか、再現できなくても勝てるようにする必要がある。
ミスをするたびに大事な作品を壊した気分になるのは完成には程遠い自分のごく一部の完成度を見て天狗になった勘違いナルシスト極まりない。
まだまだレベルの低いものをどんどん作って壊して捨てる段階だということを忘れるな。


大会で負けるのとラダーや練習カスタムで負けるのどちらがいいか

何もかかっていない練習で負けて強くなっておかなければ、
大事なものがかかった大会で勝てなくなる。


負けるためのラダー

失敗経験を積み重ねていない戦略は脆い。
適当にやったら失敗せずにたまたま上手く行っているというだけでは、なぜそれ以外がダメなのかがわかっていないのでふとしたことで立ち回りの軸がぶれる。
そうならないように、自分の使いたい戦略の負けパターンをあぶり出すためだけに同じオーダーをひたすら繰り返す。
嗅覚を鋭くして負けパターンに足を踏み込まないようにするためにはどうしても負けることが必要になる。
ラダーで負けて失うものというのは少ない。一時的なポイントの減少は上手くなれば勝手に増える。

負けるための大会

どうしても負けられない場面での失敗経験というのは貴重である。メンタルコンディションの変化は一発勝負の舞台だからこそ発生する。逆にいうとそういった舞台を利用しないと経験することが難しい。
緊張しすぎれば頭が真っ白になるかもしれないし、自分が緊張してないと思っても逆に集中しきれていなくて凡ミスをしてしまうこともありうる。
想定外のことはいくらでも起こりうる。対戦相手や外野から何か言われて動揺するかもしれないし、何気ない応援に過剰に力が入ってガチガチになってしまうかもしれない。
オフラインであれば慣れない環境でプレイすると感覚をすりあわせきれずに普段の実力が出せなかったり、ヘッドホン越しに聞こえた外野の声でうっかり集中が途切れたりする。
そういった失敗に慣れていなければ、自分の状態を意識してそれを調整してやることもできない。
勝てないから大会に出ないというのは非常にもったいない話で、出られるなら出ることで得るものがある。
たとえ今は勝てなくてもいつか勝てる実力が身についたときに自分のパフォーマンスをフルに発揮するための役に立つ。


どうしても負けなければダメなのか?

確かに、他人の負けでもよく検討すれば自分の物にすることは出来る。プロの負けリプを精査すれば情報の質も申し分ない。しかし、負けパターンのデータベースに十分な網羅性を得ることは難しい。
上位プロは高度なメタゲームによってアマチュアとは全く異なるオーダートレンドが発生していたりするため、一部のアンチオーダーしか見れない危険がある。
また、網羅するべきなのは「他人がやってたミス」ではなくあくまで「自分がやりそうなミス」であるため、自分自身で敗北経験を詰むことが最も信頼出来る。
最終更新:2012年09月30日 05:43
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