ユニットを消耗したあとの再生産ではサプライを拡張する必要がないため、すでに通過したサプライ帯に落ち込んでも回復は早い。
サプライ拡張のコストを考えてみると、サプライ8につきProtossはミネラル100+α(Probe移動によるロス)
Terranはミネラル100+20+α(SCV移動と建設30秒によるロス) Zergはミネラル100+Larva1
少なくともサプライ1あたり12.5ミネラル以上のコストがかかることがわかる。
2nd以降はサプライの伸びも著しく1分間に200、300というミネラルをサプライ拡張のために失っている。これはBarracksやGatewayを1~2追加して連続生産し続けられるほどの資源である。
ユニットロストによってサプライ拡張枠のコストがかからなくなればサプライ施設を遅らせて得た資源アドバンテージから施設の追加を早めることができるので、
どの程度相手とユニットを交換したかによって施設の追加タイミングは変わってくるのである。
しかしだからといって安易に、相手とユニットを交換することを前提としてサプライ施設追加を止めるようなオーダーを組むわけには中々いかない。
確実にイーブン以上で交換できる方法というのはあまり多くはなく、無理に交換しようと突っ込んで自分に分の悪い交換になってしまうと元も子もない。
野戦は相手が交戦に消極的であれば時間を稼がれているうちにサプライ枠が詰まってしまうし、拠点をめぐる戦いは自分から突っ込む形になる側が不利である。
どういうタイミングならユニットを交換できるかを把握しておくことと、サプライ枠の空きが発生した時にそれを上手く活用する術を身につけておくことが重要になる。
最終更新:2012年04月11日 00:41