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馬鹿が三人寄れば…… - (2009/08/08 (土) 20:57:43) の最新版との変更点

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**馬鹿が三人寄れば…… 作者:wikiの人◆SlKc0xXkyI 安田:屈強なオタク。 水野:不屈のオタク。 沢井:無双なオタク。 安01「――ハッ、嫌なニュースだ。ここはどこの世紀末だ糞ったれ」 水01「どうした安田? 何を憤っている」 安02「この新聞の一面を見てみな。    母親が我が子を殺し、逮捕されたというニュースだ」 水02「ふん……育児に疲れての犯行、か。    しかし今時、珍しくもない。それこそイカレた世界へようこそ、さ」 安03「ああ、そうだ。そうだとも。何も珍しくはなく、世界はとうにイカレている。    だが俺は憤る。このニュースの内容ではなく、その報道姿勢に!」 沢01「――異常者の犯行、と言われていたな」 安04「沢井か……ああ、その通りだ。    母親が犯人だと発覚するまでは、異常者の犯行だとされていた。    まるで俺達のような、アニメを! マンガを! ゲームを!    ただ愛してやまぬ、無辜のオタクが犯人であるかのように騒ぎ立てた!!」 沢02「子供を殺すのは異常者だ――という事にしたいのさ。    理解できない殺害。恐怖。ならば理由は、異常者だからだと割り切るしかない。    そうでもしなければ、どうして我が子を外で遊ばせられようか」 水03「だが、俺達オタクは異常者ではない。    確かに少しばかり、変わった性癖を持つが――それのみで異常と断ずるはお門違いだ」 沢03「そうだな。しかし一般人が二次元に萌えるだろうか?    その感情を、俺達が抱える叶わぬ恋を、彼らは理解するだろうか?    ――答えは否だ。彼らの目には、俺達など異常者にしか映らない」 安05「世間に後ろ指を差される事には慣れている。    しかし許せないのは、全てのオタクを一括りに危険だとする風潮だ。    オタクも一般人も――凶行を犯す者は、等しく存在するにも関わらず、だ!!」 水04「……今の世の中は、ともすれば悪夢のようなものだな。    凶悪犯罪は毎日のように起きている。    だが、オタクが罪を犯せば――鬼の首を獲ったかのように、奴らはがなり立てる」 沢04「法による規制も現実味を帯びてきているな。    何もかもが禁じられ、何もかもがなくなった世界――まるで悪い夢のようだ」 水05「良識派を気取る大人には、それこそが理想の世界なのだろうな」 安06「糞喰らえだ。ああ、糞喰らえだとも。    萌えも燃えもない世界に、存在する価値はあるか?    そのような世界に生きる意味はあるか!?    ――無い。皆無で、絶無だ。    俺は心行くまでカストリ同人を楽しめる世界を望む!」 沢05「しかしオタクは弱い。社会というものに対し、悲しいほど力を持ち合わせない。    それでも安田、お前は戦うと言うのか。    眼鏡とバンダナと指抜きグローブを身に着け、突き進むと言うのか!」 安07「答えはYESだ。オタクは今、滅びの危機に瀕している。    いかに無力であろうとも、立ち向かわねばならない。    牙を剥き出しに、歯向かわなければならんのだ!!」 水06「ハッ、一人でカッコつけるなよ。俺も付き合わせてもらうぜ」 安08「水野……しかしお前には、壁サークルになるという夢が……」 水07「それもこれも、オタクあればこそ――さ。    俺達は同士だ。切り離せない運命共同体だ。    創る者と、受け取る者。オタクはセットでなければ意味がない」 沢06「そうだな――俺も付き合おう。共に地獄へ行こうじゃないか。    俺達は社会に対し、どうしようもなく負け犬だが、それ故に遠吠えなければならない!」 安09「――ハッ。いい目だ、悪魔のような目だぞお前達。    ならば行こう、始まりは我らの聖地だ!    かの地に集う我らの文化を掻き集め、闘いに備えるぞ!!」 安10「――という感じにすれば、秋葉へ行くのもカッコよく見えると思わないか?」 水08「妙な妄想に俺を登場させんな!!」 沢07「というか、カッコよく見せる必要があるのか?」 安11「ああ、冷静に考えればまったくないな。    何故かと言えば、そう――……」 沢08「俺達が恋する嫁は――……」 水09「二次元、だからな――……」 終わり
**馬鹿が三人寄れば…… 作者:wikiの人◆SlKc0xXkyI 安田:屈強なオタク。 水野:不屈のオタク。 沢井:無双なオタク。 安01「――ハッ、嫌なニュースだ。ここはどこの世紀末だ糞ったれ」 水01「どうした安田? 何を憤っている」 安02「この新聞の一面を見てみな。    母親が我が子を殺し、逮捕されたというニュースだ」 水02「ふん……育児に疲れての犯行、か。    しかし今時、珍しくもない。それこそイカレた世界へようこそ、さ」 安03「ああ、そうだ。そうだとも。何も珍しくはなく、世界はとうにイカレている。    だが俺は憤る。このニュースの内容ではなく、その報道姿勢に!」 沢01「――異常者の犯行、と言われていたな」 安04「沢井か……ああ、その通りだ。    母親が犯人だと発覚するまでは、異常者の犯行だとされていた。    まるで俺達のような、アニメを! マンガを! ゲームを!    ただ愛してやまぬ、無辜のオタクが犯人であるかのように騒ぎ立てた!!」 沢02「子供を殺すのは異常者だ――という事にしたいのさ。    理解できない殺害。恐怖。ならば理由は、異常者だからだと割り切るしかない。    そうでもしなければ、どうして我が子を外で遊ばせられようか」 水03「だが、俺達オタクは異常者ではない。    確かに少しばかり、変わった性癖を持つが――それのみで異常と断ずるはお門違いだ」 沢03「そうだな。しかし一般人が二次元に萌えるだろうか?    その感情を、俺達が抱える叶わぬ恋を、彼らは理解するだろうか?    ――答えは否だ。彼らの目には、俺達など異常者にしか映らない」 安05「世間に後ろ指を差される事には慣れている。    しかし許せないのは、全てのオタクを一括りに危険だとする風潮だ。    オタクも一般人も――凶行を犯す者は、等しく存在するにも関わらず、だ!!」 水04「……今の世の中は、ともすれば悪夢のようなものだな。    凶悪犯罪は毎日のように起きている。    だが、オタクが罪を犯せば――鬼の首を獲ったかのように、奴らはがなり立てる」 沢04「法による規制も現実味を帯びてきているな。    何もかもが禁じられ、何もかもがなくなった世界――まるで悪い夢のようだ」 水05「良識派を気取る大人には、それこそが理想の世界なのだろうな」 安06「糞喰らえだ。ああ、糞喰らえだとも。    萌えも燃えもない世界に、存在する価値はあるか?    そのような世界に生きる意味はあるか!?    ――無い。皆無で、絶無だ。    俺は心行くまでカストリ同人を楽しめる世界を望む!」 沢05「しかしオタクは弱い。社会というものに対し、悲しいほど力を持ち合わせない。    それでも安田、お前は戦うと言うのか。    眼鏡とバンダナと指抜きグローブを身に着け、突き進むと言うのか!」 安07「答えはYESだ。オタクは今、滅びの危機に瀕している。    いかに無力であろうとも、立ち向かわねばならない。    牙を剥き出しに、歯向かわなければならんのだ!!」 水06「ハッ、一人でカッコつけるなよ。俺も付き合わせてもらうぜ」 安08「水野……しかしお前には、壁サークルになるという夢が……」 水07「それもこれも、オタクあればこそ――さ。    俺達は同士だ。切り離せない運命共同体だ。    創る者と、受け取る者。オタクはセットでなければ意味がない」 沢06「そうだな――俺も付き合おう。共に地獄へ行こうじゃないか。    俺達は社会に対し、どうしようもなく負け犬だが、それ故に遠吠えなければならない!」 安09「――ハッ。いい目だ、悪魔のような目だぞお前達。    ならば行こう、始まりは我らの聖地だ!    かの地に集う我らの文化を掻き集め、闘いに備えるぞ!!」 安10「――という感じにすれば、秋葉へ行くのもカッコよく見えると思わないか?」 水08「妙な妄想に俺を登場させんな!!」 沢07「というか、カッコよく見せる必要があるのか?」 安11「ああ、冷静に考えればまったくないな。    何故かと言えば、そう――……」 沢08「俺達が恋する嫁は――……」 水09「二次元、だからな――……」 終わり

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