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なぜ、「ウサギはにんじんが好き」と言われるようになったのでしょうか? 動物としてのウサギは葉野菜をよく好むといわれています。 にんじんを与えても、葉の部分を好んで食べます。 「ウサギがにんじんを好む」というのは、人間のイメージによるものなのですね。 そのイメージの元になったものは、20年ほど前に書かれた、まつむらえりこ著の「ぴょん吉ものがたり」ではないかと言われています。 作中、子ウサギのぴょん吉は、森の中で恐ろしいおおかみに狙われてしまいます。 しかし子ウサギは機転を利かせ、メインディッシュの前菜にと、にんじんのグラッセ、にんじんのステーキ、にんじんのケーキと 美味しそうな野菜料理をふるまい、狼の腹をいっぱいにして、狼をベジタリアンに仕立て上げ、仲良く暮らしました……作中ではもっとやわらかな表現ですが、そういったお話です。 その絵本の、絵をつけた画家が、その描写をいたく気に入り、他の作家の絵本のうさぎが出てくるような話では、入れられる限り、にんじんを横に添えたのだそうです。 きつねがあぶらあげを美味しそうに食べる場面で、うさぎはにんじんをほおばり。 森の中でお弁当を広げるような描写で、うさぎはにんじんのフルコース弁当。 絵本作家の世界は意外に狭く、たずさわる人間も内輪にかたまりがちです。 そんなことからできた遊びでしたが、次第に書くほうも面白くなってきて、作中にうさぎとにんじんを登場させるようになり……今の、「うさぎはにんじん」のイメージにつながったそうです。 作家の世界は内に向いている、というのはよく言われることです。 これはあまりいい意味では使われないのですが…… 「内輪向けのあそびが、いずれ世論を誘導していった」……それは少し面白みがあると思いませんか。 ところで、今までの話は全部嘘なんですけど、本当はどうなんでしょうね。 あなたは知っていますか? お題:ウサギ 謎 にんじん

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