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『妹から電話が来てるぞ略していもでん』

A:兄の同僚
B:兄
C:妹


A01「はい田端商事――。はい、おります。少々お待ち下さい」


A02「坂田さーん、四番に電話です」
B01「ありがとう。誰から?」
A03「妹さんから」


B02「もしもし――?」
C01「あ、お兄ちゃん? 私私」
B03「サキか。会社の電話にかけてくるなよ」
C02「今朝 急に出てきたから携帯忘れちゃったんだもん。
   番号なんか覚えてないし……」
B04「それで用件は? お父さんの具合、思わしくないのか?」
C03「ううん、相変わらず。いいんだか悪いんだか…。
   でも危ない事に変わりはないってお医者さんが言ってた。」
B05「悪いが、こっちも今出られるような状態じゃないんだ」
C04「うん、斎藤のお姉ちゃんも昼から来てくれたから、こっちは大丈夫。
   そうじゃなくてね、お父さんの保険の事なんだけど、
   受取人お兄ちゃんの名義になってたでしょ?
   保険会社の人に問い合わせたら、本人じゃないといけない書類があるって。
   すぐじゃなくていいんだけど、そっちに担当者さんから連絡がいくかもしれないから」
B06「わかった。……ついててやれなくて、ごめんな」
C05「いいよいいよ~、お仕事ならしょうがないもん。
   それじゃ……忙しいとこ、ごめんね」

(電話を切る)

A04「坂田さん、どうかされたんですか…?」
B07「親父がちょっとね。もう年だから……」
A05「行かなくて大丈夫なんですか? なんなら部長に……」
B08「いや、妹と義姉(あね)がついててくれるから、大丈夫だよ。
   この時期に一人抜けるわけにもいかないしね」
A06「そうですか……。親父さん、心配ですね」



C06「お父さん……。お兄ちゃん、落ち着いたらお見舞いに来てくれるって。
   それまで元気になろうね……。お父さん……」


最終更新:2011年03月06日 01:30