【空へ飛び立った後】

A:本人の自覚なしに戦いの才能があるっぽい。
B:女。才能が無いので努力で補ってきた秀才。



A01「あ。………っ」(廊下ですれ違い様に相手を通せんぼ)
B01「ちょっと何よ?」
A02「どうして特攻隊員に志願したんだよ?」
B02「あたしが何をしようと関係ないでしょ」
A03「関係あるさ! 大事な仲間が無駄に命を捨てに行くんだぞ」
B03「馬鹿馬鹿しい。上の決めた作戦に志願するのの何が悪いのよ」
A04「人を乗せて突っ込む必要なんて無い作戦だろう! 無人戦闘機だってあるんだ!」
B04「付き合ってらんないわ。あたし行くからどいてくんない?」
A05「どかないよ。死ぬと分かっているのに、なんで君が行くんだよ?
   君が居なくなったら、どれだけの戦力が失われる事か」
B05「……っ! 邪魔だって言ってんのが聞こえないの?!」
A06「僕の言う事が聞こえてないのか?! 君が死ぬ必要は無いはずだって言ってるんだよ!」
B06「うるさい!! 才能溢れる優等生に何が分かるって言うのよ!
   時代は変わったの。 努力で手に入る力なんて。……もう。もう、使い物にならないのよっ」
B07「くっ!」 (Aを押しやって走り去る)
A07「あ、おいっ……」


A08「僕が、君の言葉の意味を理解したのは、君が空へ飛び立った後だった。
   もしも、あの時に理解することができていたら、今僕は全く違う今日を過ごせていたんだろうか」