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お一人様、ご同席御願い

H:マダム・ファン。元側女(皇帝第2妃)
L:マダム・リィ。元芸者(皇帝第3妃)
G:フー=ガン。使用人男
 ユウ=ミン。使用人女(※セリフなし)


◆朝食会場
G_01「マダム・ファン、奥様、おはようございます」
H_01「おはよう、フー=ガン。本日のお茶もすばらしいこと……何かわたくしに用があって?」
G_02「それが……申し訳ございません、マダム・ファン。
   本日は、来客の方が多くいらしておりまして……
   失礼ながら、奥様のご朝食の席に、お一方の同席をお許し願えませんでしょうか」
H_02「あら、そうですの……
   そうね、今朝の香りは、この時節の気候にとても合っていてよ、フー=ガン
   それに免じてというわけではございませんけれど。同席を許しましょう。
   その席にあぶれたかわいそうな方を連れていらっしゃい」
G_03「は、誠に、誠に。奥様のお優しさに感謝いたします」
L_01「フー=ガン? 都合はついて? まっ……」
H_03「まあ……あらあら、貴女でいらっしゃったの。そう……ふーん?」
G_04「あ……あ、あの、マダム……わたくし、よければ」
H_04「よろしくてよ、フー=ガン。わたくし、心は広いつもりでおりますの。
   いらっしゃいな、ミズ・リィ。おかけになって」
L02「ええ、お気遣いに感謝してよ、マダム。
   フー=ガン、椅子を引いてくださらない?」
G_05「はっ」
L_03「ありがとう」
H_05「ふふ……今日も色艶やかなお召し物でいらっしゃるのね。
   何尺何元先でも貴女とわかりましすわ、ミズ・リィ」
L_04「まあ! お褒めにあずかり光栄です、マダム。
   まだ若い身だからかしら。
   渋柿か枯れ草のような色合いの服は、まだあたくしには着こなせませんのよ。
   フフ……お着物、よくお似合いでいらしてよ、マダム」
H_06「まあ! ホホホ……」
L_05「フフフ……」
G_06「は、はは……朝餉は、まだ仕上がらないのでございましょうかね。
   そうだ! わたくし、ちょっとシェフに言いつけて参ります
   で、では、マダム……」

H_07「フン……最近、あれの姿が見えないと思ったら……
   貴女、いつになっても若い男をはべらかしているクセが抜けないんじゃなくて?」
L_06「あら、貴女に言われる筋合いはなくてよ、お・ば・さ・ま?
   ああ、失敬。マダムとおよびいたすべきでしたわね
   ホホ、見事にお似合いになられる貫禄でいらっしゃるもの」
H_08「あらぁ、ホホホ……黙れ、売女」
L_07「フフフ……腐れ、手つき」
H_09「ハッ……アンタも大概猫かぶりよね。
   その声でびょうびょう、鳴いてあげたんでしょう? お膝元で」
L_08「お枕元にいたあんたにだけは言われたくないね。
   側女のピーチク雀は口軽いってのに よくバレないモンだわ」
H_10「だますのも才能よ。誇ってるわ」
L_09「だまされるほうが軽いだけでしょ、あんたの手柄みたいに言うんじゃないよ。
   ダン家のバカ娘だって、盛り塩でつれた男だよ」
H_11「うげ、あれ本気でやったの~? あんなのことわざだけで十分だって!
   で、なに? あのバカ殿、そんなんで通っちゃってるの~?」
L_10「みたいだよ~、ゲゲー!
   天上の人々が考えることは、下々には理解できやーしませんわー」
H_12「詩になぞらえて口説くとかねー、どんだけシチュエーション凝れば気ィ済むってーの」
L_11「適当に話は合わせるけどさー、なにバカやっちゃってんの? って感じ
   ……ウチに付いてるチビ分かる? 田舎くさいの。夜のぞいたらさ」
H_13「ぎゃ~! ヤダヤダ、あたし次の夜呼ばれてんだよー……うっわー!」
L_12「ちょっ……やめてよオバサン、あたしだってそこまで想像してないっての!」
H_14「うるさいよ小娘。うわ~、サブイボ出る~……」
L_13「あ~あ、最低ー。せめてねー、もうちょっと男がさー、いたらさー、我慢できるのになー」
H_15「なに、そっちもヒドイの? いじめ?」
L_14「シューズに画鋲いれるとかどんなギャグだよって言う」
H_16「なんだ、それくらい? これからもっとショック受けるね。
   それをねー、お綺麗なお姫様がやっちゃうわけだよ、足なんか卵剥いたみたいにツルンな」
L_15「うっげー、おーこーわーいー!」

G_07「おおお遅れて申し訳ございません! 奥様! ああ朝餉をお持ちいたしました!」
H_17「……あら、ちょうどお茶もなくなったようよ
   わたくし、お先に失礼いたしますわ、ごゆっくり、ミズ・リィ」
L_16「ええ、ゆっくりしますわ、マダム
   早く食べると消化に悪いこと、先人が証明していますものね」
H_18「フフフ……」
L_17「ホホホ……」
G_08「ああ、あの、マダム・ファン。今朝は確か、ご列席を」
H_19「ええ、覚えていましてよ、フー=ガン。
   臥せっていらっしゃるお后様の代わりに列席しなくてはいけないのでしたわ。
   陛下の名に恥じぬよう勤めねばなりませぬものね。
   こんなところでゆっくりしてなどいられないわ。
   それでは、ごゆっくり、第三妃さま」
G_09「は……」

L_18「フー=ガン。すぐ支度なさい。食べたら着替えないといけませんの」
G_10「は? そ、そのお召しでは…何か問題がございましたか?」
L_19「公式行事ですものね、こんなものでは箸にも棒にもかからないわ
   一番若い王妃として、それなりの格好をしなくては、あたくしの名折れではなくて? フー=ガン」
G_11「はあ」
L_20「塩をとって、卵は半身に切り分けてちょうだい」
G_12「は、はい。マダム・リィ」


◆衣裳部屋
H_20「ユウ=ミン!わたくしは葬式に参列するのではないのですよ、わからなくて?
   晴れやかな儀式にこの服は似合わないわ。
   華やかなものを出していただけないかしら? ああ、それがいいわ、それと……」


お題:お一人様用台本
最終更新:2010年10月21日 13:50