『優しい女』

A:女性。明るく社交的で誰とでも仲良くなれる。
B:男性。西村君。女受けはいいけど一番にはなれないタイプ。
C:男性。南原君。人見知りが激しい。ゲーマー。


A01「あれ、西村君、と南原君。今お昼?」
B01「ああ。昼休みだと学食混むからさ、いつも3時間目か4時間目の空き時間に食べるようにし
  ているんだ」
A02「あー、そうだよね。私はいっつも昼休みに食べてるなあ。みんなで食べるなら、どうして
  もそうなっちゃう。」
B02「女子って固まるの好きだよなあ。俺はそういうの無理。それよりのんびり飯食いながら
  ゲームやってたほうが楽しいし」
A03「ふうん。ということはお昼はいつも南原君と一緒なのかな?もしかして、コレだった
  り?」
B03「気持ち悪い想像すんな、腐女子め!俺これ買ったばかりだから手伝ってもらってるんだよ。
  受けてる授業がだいたい一緒だしな」
A04「南原君、本当?西村君に変なことされてない?」
B04「ないっての!」
C01「あはは。ないない」
A05「だって南原君結構可愛いからさー。なんて、冗談に決まってるっしょ。そうだ。西村君、
  はいこれ」
B05「うん?……ああ、チョコね」
A06「い、言っとくけど、義理なんだから!あんたなんか何とも思ってないんだから、そこのと
  ころ、か、勘違いしないでよね!」
B06「お前彼氏いるじゃん。いいのか?こんなことして」
A07「義理チョコくらい普通でしょ。……はいこれ南原君の。チョコじゃなくてゴメンだけど」
C02「え、いいの?」
A08「うん。一応言っとくけど、2人ともホワイトデーは形に残らないものをヨロシク。駅ビルの
  ケーキがいいなー。それじゃ、お邪魔してごめんねー」
B08「ばーか」

C03「思っていたより優しい人なんだね」
B09「そうか?」
C04「このメロンパン、たぶん自分の昼ごはん用に買ったやつだよね。悪いことしちゃったな」
B10「まあ俺にだけチョコをよこしてくる他の女子よりはマシかもな」
C05「それ自慢?」
B11「まさか。つーか俺だって露骨な義理チョコばかりで、もううんざりだよ。見ろ、このチロ
  ルチョコの山を」
C06「絶対喧嘩売ってるよね。わかった、勝負だ。勝ったらレアドロップ1つな」
B12「勝てるかよ!」

D01「西村くーん」