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『ミナツチオロシ』

A:ミヤフジナツキ。年齢はまだ1桁。
B:女性。ナツキの母親。ナツキを誰よりも大切に思っている。
C:男性。ナツキの父親。いつもは穏やかな良い父親。


A01「ママ、ミナツチオロシって何?」
B01「……何ですって?」
A02「あのね、ミナツ……」
C01「ナツキ。それをどこで聞いた?」
A03「ど、どうしたの?パパ」
C02「大丈夫、怒らないから。どこで聞いたんだ?」
A04「……ホタルちゃんに」
C03「そうか。……パパ、ちょっと出かけてくるな」
B02「気をつけて」
C04「すまないが後を頼む」
B03「気にしないで。ナツキは私が守るから」
C05「すまない」
(※C、身支度もそこそこに急いで外出する)
B04「ねえナツキ、それのことだけど」
A05「そ、それって?」
B05「だから、ミナツ……なんとかっていうの。ホタルちゃんには今日教えてもらったの?」
A06「うん」
B06「何回くらいその言葉を言った?」
A07「えっと、えっと、4回くらい?」
B07「あ……。そ、そう。他にその言葉を知ってる子はいる?ナツキとホタルちゃんの他に」
A08「ママ、怖い」
B08「ごめんね。でも大切なことなの。教えて」
A09「えっと、えっと、ホタルちゃんと、タカコちゃんと、ミナミくん」
B09「……そう、ミナミくんも。ナツキ、今日はもう寝なさい。ママ、ちょっとやることがある
  から」
A10「ママ」
B10「……もしもし、ミヤフジです。ホタルちゃんのお母さん?夜分遅くにすみません、あの、
  実は……」
A11「ママ、ミナツチ」
B11「ナツキ!……お願いだからもう寝て。寝て全部忘れちゃいなさい。二度とその言葉を口に
  しちゃだめよ、絶対に」
A12「う、うん。ごめんなさい」
B12「……ナツキは何も悪くないの。おやすみ。……ええ。聞こえていましたか。そうです。う
  ちのナツキが言うには……」
A13「……おやすみ」

(※A、寝室へ移動。数分後。Aの脳裏にB11のセリフが木霊する)
A14「……眠れない」
(※A、起き上がり、Bがいるはずの居間へ向かう)
A15「ママ……」
B13「……ミナツチオロシ様、ミナツチオロシ様。どうかナツキをお許しください。ミナツチオ
  ロシ様、ミナツチオロシ様……」
(※A、Bが必死に祈祷する異様な光景に立ちすくむ)
A16「……ミナツチオロシって、何?」