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てるてる坊主


作者:Elika ◆ZV4ztNUKTw


雨が降ってるこんな日は
てるてる坊主をつるしましょう
かあいい坊やがお部屋の中で
つまらなさそうに遊んでる

坊や「おかあちゃん、なにしてるの?」
母親「これはね、てるてる坊主っていうんだよ」
坊や「てるてる坊主?」
母親「そう。お天気にしてくれるんだよ。」
坊や「ふぅーん」

母親「てるてる坊主、てる坊主、明日天気にしておくれー・・・」

坊や「てるてる坊主、てる坊主、明日天気にしておくれー!」

雨降る軒につるされて
てるてる坊主がつぶやいた
僕の使命はこの雨を
やませて坊やとかあちゃんに
笑顔とお日様あげること

テル「僕はてるてる坊主だから」

しんと帳が下りた夜
てるてる坊主は抜け出した
優しいかあちゃんかあいい坊や
眠った家を抜け出した

テル「雨雲さん雨雲さん、かくかくしかじかへのかっぱ」
雨雲「そうかい、そんならしかたがないね」
テル「向こうのお山に隠れてください」
雨雲「あんたの頼みじゃしかたがないね」

てるてる坊主は雨雲を
お山のむこうにしまいこむ
雨雲お山のむこうなら
坊やにお日様あげられる

坊や「おかあちゃん!みて!」
母親「おやまぁ、なんていい天気でしょう。てるてる坊主のおかげかな?」
坊や「すごいや、すごいやてるてる坊主!坊、お外で遊んでくる!」
母親「気をつけて遊んでいらっしゃい」
坊や「てるてる坊主、てる坊主、今日は天気になっちゃったー!」

てるてる坊主のその裾が
ほんのり雨に濡れたこと
ほんのりボロになったこと
坊やとかあちゃん知らないが
軒先に咲くあじさいは
「おつかれさま」と微笑んだ

【あとがき】
前に発表したことあるような気がするけどフリー台本ではないので朗読祭り用に、と。
最終更新:2010年10月21日 18:11