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「ハンカチ王子」こと早実の斉藤祐君騒動。
いろんなところで、フィバー騒動の裏で、酸素カプセル騒動もあるようで・・・
酸素カプセルとは、先のW杯でも話のネタになった「ベッカムカプセル」。
日焼けサロンなんかで使う、日焼けカプセルみないな代物らしい。これの全身酸素吸入版。

この酸素カプセルを使ったのがフェアじゃないとかで騒動になっているようだ。駒苫の田中君は使用していなく、疲労度合いが不公平だとのことらしい。

いったい何が公平で不公平なのか?
確かにハンカチ王子君は、この機械で疲労回復を図り、連投の疲れを癒して体調を管理した。いいんじゃないですか?スポーツ選手として最先端の技術を取り入れて、体調管理まで考え試合に臨む。高校生だからやり過ぎだという声もあったが・・・

最先端のバッティングマシーンは不公平でないのか?
最先端のグランドで、設備で練習できる高校生と、
古ぼけた設備、道具で練習している高校生。すでに不公平である。

ほんとに公平でフェアなものをしたいなら、高校球児をどこか閉塞した場所に一同を集め、同じ設備で道具で、同じ練習時間を行った後、試合をするべき?でもって、カーブなど変化球なし。変化球で裏をかくようでは卑怯。ストレート一本で正々堂々と勝負する。

突き詰めて考えると、生まれた時点で不公平。運動神経の良いもの悪い者がいる。同じ時間練習しても、同じ設備を使っても使いこなせる者とこなせない者。

今回の酸素カプセルの件は、斉藤君の問題ではない。監督の問題。選手の体調管理や疲労回復にどれだけのことを考えてあげたのか。この情報社会において、いかに選手に良いものを用意してきたか。試合はゲーム中だけではないことを知っていた監督の違い。勝負に勝つためにはゲームで投げて打つことだけではない。一つのゲームが終わった時点で次のゲームの開始である。
駒苫の監督や学校やPTA、OBも含めて全国制覇するには、何が必要かを徹底的に研究していたら、ベッカムカプセルも選んだかもしれない。知っていても効果はないと判断したかもしれない。情報収集で負けていたのかな?

世の中に公平なんてないことに気づくべき。
富裕層の家に生まれた子は、塾や家庭教師、万全な教育・勉強環境の中で受験。貧困な子は教科書だけで頑張る。これで公平ですか。子供がやるかやらないかの問題。どんな環境でもそれを十分に活用できるかいないかで結果は違う。もし田中君に彼女がいて、試合前にキスしてくれてたらいつもの実力以上の力を発揮して、彼女のいない斉藤君は力が発揮できなかったかもしれない。
上杉達也は不公平。南ちゃんというとってもかわいい彼女がいたから全国制覇した。もし南ちゃんがいても、タッちゃん以外に好きな人がいたら勝てていない。

私は自分の子供がある程度大きくなったら、世の中は不公平で、平等でないことを教えたい。でも、腐る必要も希望を捨てる必要もないことを伝えたいですね。自分がどうするか、どのように生きるか、自分の人生に満足する物差しなどを身につけることが出来るようになって欲しい。誰かと比べることで満足を得ることしかできなくなってしまうと、公平や平等というものに左右されてしまう。国や行政や他人ばかりを恨んでもしょうがない。

人生は不平等からの始まりです。で、どうしようと考えていくことが生きることの始まりじゃないかな?と思う今日この頃です。



カテゴリ: [8月] - &trackback() - 2006年08月24日 00:33:53

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最終更新:2006年08月24日 01:13