一方通行「ほら、打ち止めは小中と女子校通わせてンだろ?」一方通行「今度行くのが男女共学の高校じゃねェか。オレにしてみれば不安でよ」一方通行「アイツは今まで女だらけのトコロで育ってるから男の恐ろしさを知らねェンだよ」一方通行「打ち止めが行くのはテメェが卒業したトコロなンだけど……」一方通行「どォすりゃいいンだ? 上条」上条「」
上条「どうすればって……」上条「まあ、おめでとさん」一方通行「こちとら全然めでたィ気分じゃねェンだよォォ!!」上条「ビクッ」一方通行「昨日入学式があったンだよ。まァ、打ち止めの保護者としてだな」一方通行「まァ、黄泉川のいる高校だしよォ、ある程度の安心は出来ると思ってたンだよ」一方通行「……でもなァ、世の中はそンなに甘くはねェンだな」一方通行「打ち止めのクラス担任が訳わかンねェクソチビなンだよ。以前にも見たことはあったが、アレがホントに高校教師なのかァ?」上条「いや、小萌先生だろ。うん、あの人はあーだから仕方ないっつーの」一方通行「それだけじゃねェンだよォ!」一方通行「なンか見るからにガラの悪そうなガキ共がいるしよォ、打ち止めの身に何かあったらどォすりゃァいいンだよ」上条(駄目だコイツ)
一方通行「オレは学校なンざマトモに通った事はねェけどよ、高校ってのは小中と違ェンだろ?」一方通行「カツアゲ、ケンカ、イジメに体罰。……言い出したらキリがねェ」一方通行「もし、打ち止めがそンなのに巻き込まれたらどォすりゃァいいンだよォ!?」上条「だ、大丈夫だっつーの。何処の世紀末じゃねえんだからさ」上条「つーかオレの卒業した高校だろ? そこまでの不良はいないっつーの」一方通行「いや、安心出来る材料がこれぽっちも見当たンねえな」一方通行「そォだな、オレが毎日打ち止めについてけば問題ねェ。という事で早速行ってくる」上条「コラ待てアホ」 ガシッ一方通行「止めるな三下ァ!」上条「うるせえ! つーか落ち着けバカ!」上条「大丈夫だっつーの。小萌先生は良い先生だし、黄泉川先生だって安心できる人だろ?」上条「それに3年には美琴の知り合いの佐天さん達もいるっつーの!」
上条「とにかく大丈夫だっつーの。な?」一方通行「本当にか? 絶対か? 必ずか?」上条「あ、ああ……」一方通行「そォだな。……オレもちょっと熱くなりすぎたかもしンねェ」上条「わかってくれたか」一方通行「おゥ。つーことであの高校の監視カメラをハックしてくる」上条「悲しいぐらいに改善ナシ!?」
一方通行「冗談だ、冗談」上条「そ、そうか? ソレハヨカッタデス」Prrrrrr♪ Prrrrrrr♪一方通行「ン、電話か」一方通行「あァ、もしもしィ? ン? あァ、仕事か。わかった」一方通行「っつー訳で用事が入った。じゃァな」上条「……ったく、一応は説得したけど、本当にハッキングしたりしないだろうな」上条「まさか、な。うん、大丈夫だよな、うん」
イーマナニモカモーガゼーロデモーキットミツケダーセル♪上条「あ、もしもし美琴か? うん、ああ講義終わったか」上条「んー、そしたら第七学区のファミレスでいいか? ああ、待ってるわ」
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